結婚指輪を外すことは、多くの人にとって、不仲を示す象徴的な行為とされています。もちろん例外も沢山あります。

そこでここでは、結婚指輪を外すことが意味することや、不仲を示唆する場合はどうやって修復すれば良いのかなどについて解説します。

結婚指輪を外すことが不仲を示唆するケース

結婚指輪は、夫婦の絆を象徴するアイテムです。普段から指にはめておくことで、相手との結びつきを意識することができますし、相手を思いやる気持ちを持続させることにつながります。

しかし、夫婦関係にトラブルや不仲が発生すると、結婚指輪を外すということが起こりえます。具体的には下記のような不仲が生じる、結婚指輪を外す可能性があります。

不仲を示唆するケースについての図解

結婚指輪を外すことについての見解

結婚指輪を外すことにはいくつか理由が考えられます。仕事上の問題で外すということもあれば、離婚をすると言うことに対しての決意であったり意思表示だったりもします。
参考:Taking Off Your Wedding Ring Means…What Exactly?

不倫や浮気

夫婦の一方が不倫や浮気をしていて、その関係が深くなっているなら結婚指輪を外すということが起こりえます。これは、本人が夫婦関係を終わりにしたいと考えていることを象徴していることがあります。

性格の不一致

夫婦間で生活の不一致が顕著になり、一方が離婚などをかんがえている場合、指輪を外すことでその不満を表現しているという場合があります。性格不一致の具体的内容はケースバイケースです。例えば、子育ての考えが異なる、自分の意見を一切聴いてもらえない、お金の使い方についての考えが異なるなどです。
性格不一致のイメージ

コミュニケーション不足

夫婦間でコミュニケーションが不足し、関係が希薄になっている場合、指輪を外すと言うことがあります。この場合、相手が指輪を付けるほどの強いつながりはないのように考えている可能性があります。

独身気分を取り戻したい

単身赴任や別居などが始まることがキッカケで指輪を外すということがあります。これは一人暮らしが始まることで、結婚生活から自由になりたいなどの思いが反映されていることがあるためです。

結婚指輪を外すことが不仲を意味しないケース

確かに結婚指輪を外すことが不仲を意味することは多いです。しかし、必ずしもそれをサスとは限りません。ここでは、不仲以外で結婚指輪を外すケースを紹介しておきます。
不仲を意味しないケースの図解

仕事上の理由

例えば、食品関係や医療関係などの仕事では、結婚指輪を外す必要が生じます。衛生面を考慮するためです。食品関係では、指輪に細菌やウィルスが付着する可能性がありますし、医療関係でも指輪を外して手洗いや消毒を行うことが衛生面での基本的な対策となっています。

サイズが合わない

体型の変化によって指輪のサイズが合わなくなっているということあります。この場合、付けていることで、締め付けられた感覚があるため外すことが多くなります。

洗浄・修理

指輪を付けていると、汚れや痛みがたまることもあります。この場合、洗浄や修理をするために、一時的に指輪を外すということがあります。

上記のような場合は、結婚指輪を外したからといって、夫婦関係の不仲とは関係がありません。

結婚指輪を外すほどの不仲から、関係改善できる見込み

結婚指輪を外すというのは衝撃も大きいものです。そのため「もうこの不仲を改善できる見込みもないのではないか」と思ってしまうかも知れません。そこでここでは、結婚指輪を外した状態から夫婦関係を修復できるのか?というその見込みについて解説します。

体験からの考察

これまでの夫婦カウンセリングの中で、指輪を外してもそこから再び復活できるケースも多いので過度の心配は無用です。経験から考えて、指輪を外すというのは、気持ちが離れている兆候や象徴としては目安になりますが、修復できない判断材料にはなりません。

修復できる見込みを高めるには?

大切なのは、結婚指輪を外したのは不仲の結果であることが多いため、その不仲の原因を探ることです。

例えば、価値観の違いから相手が不満を抱き、結婚指輪を外したのであれば、その価値観の違いに注目することが必要です。

可能性を高めるポイント

たとえ結婚指輪を外されたとしても、修復を諦める必要はありません。前述したとおり、そのような状況になった経緯を確認することが大切です。つまり、状況を整理して具体的にどう対応するのかを冷静に検討することが大切です。

どう対応するのか?ということまで考えるのが大変であれば、まずは状況を整理することだけでも考えてみてください。整理していくと、その途中で「これをすれば良いのではないか」ということに気づけることもありますので。

不仲で結婚指輪を外された場合の夫婦関係修復法

ここでは、不仲で結婚指輪を外された場合、そこからどう夫婦関係を修復すればいいのか、いくつかのポイントを取り上げて解説します。

聞き役になる

相手と会話ができる状態であれば、まずは相手の不満に思っていることや、指輪を外したことについての考えを聴く機会を作ってみてください。そうすると相手が批判や不満を言われることもあるとは思いますが、それでも、その話しを聴くことが夫婦関係を改善する第一歩になることが多いです。
話を聴く事についての図解

自分の気持ちを伝える

相手の話しを聴くことは大切ですが、自分の率直な気持ちを伝えることも大切です。ただし、怒りや不満を相手にぶつけるだけでは、喧嘩に陥ってしまうこともあるので注意してください。気持ちを落ち着けた上で、相手を攻撃しないような表現で感じたことを伝えます。

謝罪も必要な可能性がある

もし相手の話しを聴いて、自分に非があることで相手が指輪を外したということであれば、謝罪が必要なこともあります。ここは経緯次第ですが、相手の話しをよく聴いた上で必要に応じて謝罪の気持ちを伝えてみてください。ただし、謝罪が言い訳などにならないようにも配慮が必要です。

まとめ

今回は、結婚指輪を外すことが不仲を示すことや、そうでないケースなどを取り上げ解説しました。不仲を示す場合は、そこから夫婦関係を修復していくことができますので諦めることなく取り組んでください。具体的な方法については、夫婦関係修復ニュースレターでお伝えしています。無料購読できる今のうちに下記のフォームからご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『結婚指輪を外すのは不仲の象徴?』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

結婚指輪を外す行為が不仲の原因になる?

【Question】
結婚指輪を外したことがキッカケで、夫婦関係が不仲になると言うこともあり得るのでしょうか。

【Answer】
夫婦関係の不仲が原因で結婚指輪を外すことは多いです。しかし逆に、結婚指輪を外す行為が元で夫婦関係が不仲になるということはあるのでしょうか?

基本的には、その場合は仕事の都合で外しているなどのことが多いので不仲の原因にはなりにくいと言えます。しかし、パートナーが「指輪だけは外さないで」などのことを伝えている場合は、それを外した行為によって夫婦喧嘩などに発展することはあり得ます。

夫婦関係が円満でも結婚指輪を外す?

【Question】
結婚生活が円満でも、相手が結婚指輪を外してしまいました。そのようなことはあるのでしょうか?

【Answer】
この記事で取り上げたとおり、結婚指輪を外したからといって必ずしも不仲の証になるとは限りません。仕事の都合や貴金属アレルギー、指にあわないなどさまざまな理由で外すことがあります。一度、本人に理由を尋ねてみてください。

急に指輪を外す心理は?

【Question】
夫が今まで結婚指輪を付けていたのに急に外すようになりました。これは離婚危機の兆候でしょうか?それとも考えすぎでしょうか。

【Answer】
もちろん、仕事の都合で外すなどのことも考えられますし、夫婦関係に何か不満があってそうしていると言うこともあります。(続きは音声で)

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