妻に愛情がない夫の行動とは?
妻に愛情がない夫とは、妻への無関心、感謝の欠如、共感不足、コミュニケーション不足、批判的または否定的な態度、浮気や不誠実な行動などのことです。これらの行動は、夫婦関係における愛情の欠如を反映しています。
このような愛情がないと思われる夫の行動を目の当たりにすると、今後の結婚生活にも、大きな不安につながりますますよね。
こういった愛情が失われるという変化は短期間で起こることもあれば、時間をかけて少しずつそうなることもあります。そして、こういった愛情がなくなる兆候には、いくつか代表的なものがあります。
例えば、わかりやすい例としてはスキンシップです。以前は沢山のスキンシップがあったものの、ここ最近それがなくなってきているということがあれば、それは愛情がなくなってきていることの兆候といえます。
そこでここでは、愛情がないと感じる夫の行動に焦点をあて、その背後にある原因や、対応策について解説します。
夫の愛情不足に気づくメリット
夫婦関係の愛情が失われそうなとき、その兆候を早期発見することは大きな意味があります。早めに愛情がない事を察知すれば、それだけ夫婦仲を改善できる可能性も高いからです。下記より具体的に解説します。
問題が大きくなることを回避できる
夫婦間の愛情が失われつつある状況に早く気づければ、それだけ原因を探ることができます。時間が経過してしまうと「何がいけなかったのか?」ということが分かりにくくなるので注意してください。また、兆候を早めに察知できれば、それだけ解決策をとる時間もえられます。修復のための対策をとるのであれば、早いほうが労力がかからないことが多いです。
精神的ストレスの軽減
相手から愛情を感じられなくなると非常に気持ちが不安定になることがあります。そのストレスが長引くと、健康面での影響が出てくることが考えられます。例えば、夜に寝られなくなってしまう、食欲がなくなる、仕事中も夫婦の会場がないことについて悩んでしまうなどのことです。早期に問題を認識すれば、それだけ精神的ストレスを感じる期間を短くできる可能性があります。
子供への影響を防ぐ
愛情が失われた状態が続くと、家庭内の雰囲気は急速に悪くなっていきます。そうなると一緒に生活している子供や両親などに影響が及びます。夫婦間の問題だけにと止まらず、周囲に影響を与えかねません。このようになると、パートナーに対してだけでなく、子供のことや両親のことなどにそれぞれケアが必要になります。
妻に愛情がない夫の行動にはどのような特徴がある?
夫が妻に対して愛情がなくなってきた場合、具体的にどのような行動が見られるのでしょうか?ここでは、その内容について整理してお伝えします。
夫が愛情を感じていない兆候はいくつかあります。例えば、ほとんど会話をしない、自分の欲求やニーズを相手に伝えない、あなたのニーズを無視する、手を握るなどのスキンシップや愛情表現がないなどが挙げられます。
参考:17 Signs Your Husband Is Not Attracted to You & How to Deal
スキンシップが減少
夫婦間でのスキンシップは、愛情を表す1つの方法です。例えば、手をつないだり、ハグを交わしたりといった身体的な接触は、相手への愛情や安心感を高めるものです。こういったスキンシップが次第に減っていく場合、愛情が薄らいできていると証の1つなります。このスキンシップが減少するというのは、比較的気づきやすい兆候といえます。
夫の1人時間が増加
夫婦であっても「1人時間が必要」ということは多々あることです。夫婦カウンセリングをしていても、これ自体は珍しくありません。よく聴く話しです。しかし、その時間が急速に増えてきている場合、愛情が失われてきている可能性があります。具体的な行動例としては、仕事の休みの時に本人が1人で行動するようになる、仕事から帰る時間が遅くなっている、自宅に戻ってきても部屋にこもっているなどのことが挙げられます。
会話量が減る
愛情がなくなったことの兆候として会話が減るということがあります。ただ、この兆候は比較的気づきにくいことがあります。会話が減っても「仕事が忙しいのだろう」くらいに捉えてしまうことも多いからです。しかし、夫があまりにも無口になったり、今までしてくれていた仕事の話をしなくなったなどの様子が見られるなら、愛情が失われつつある可能性があります。
感情を表に出さなくなった
親密な夫婦関係をつくるには「感情をオープンに表現する」ということは非常に重要な事の1つです。そして、これまで比較的、喜怒哀楽を表現してくれていたのにそれがなくなってきた場合、愛情が薄れてきている可能性があります。これはなかなか気づきにくい兆候といえます。表面的には「笑顔がなくなってきている」などのことが発見しやすいポイントになります。
自分の要望を言わなくなった
自分が相手に何を求めているのか?自分がどうしたいのか?といった要望を突然言わなくなったという場合、それは愛情が希薄になっていることの兆候です。相手に対して期待や希望を失っていて「もう何も求めない」と心を閉ざしかけている可能性があります。
妻の行動に言及しない
夫が自分の行動に言及しないのも、愛情がないことの特徴です。例えば、今日自分が昼から外出すると伝えても、そのことについて何も関心がなく、いつ帰宅するのか?どこに行くのか?といったことも尋ねることがありません。あるいは、今日1日どんなことがあったのか?といった相手の行動に対して無関心になりがちな場合、愛情が失われつつある兆候といえます。
夫婦関係に対する配慮がない
相手に対しての配慮がなくなるというのは、愛情が失われていることの兆候です。例えば、今までは出張にいけばお土産を買ってきてくれるということがあったのに、それがなくなった。あるいは「休日は子供のための時間をとってくれていたけれど、仕事を入れるようになった」などのことが該当します。その他、口が悪くなってしまい、相手の気持ちに配慮することなくズバズバ厳しいことをいうようになる、などのこともあてはまります。
あてにならない行動
相手が約束を守ってくれない、あるいは自分が困っているのに助けようともしてくれないなど、「あてにならない行動」が目立つ場合、相手は自分に対して愛情を失っている可能性があります。例えば、自分が病気で寝込んでいるのにそれに対して何かしてくれないなどのことが挙げられます。
言葉遣いが悪くなる
自分に向けられる言葉が乱暴になったりする場合、愛情が損なわれている可能性があります。例えば、今までは名前で呼びかけてくれていたのに、急に「あなた」などの言い方に変わるなどのことがあります。ただし、夫婦喧嘩をしたり、相手の機嫌が悪く、一時的に乱暴な言葉遣いになっていることは除きます。
記念日をスルー
自分の誕生日や結婚記念日など、これまではお祝いをしていたけれど、それがなくなったという場合、愛情が薄れている可能性があります。例えば、昨年まではプレゼントを用意してくれていたのに、今年はなくなったなどのことです。ただし、たまたま忘れてしまったという場合、必ずしも愛情がなくなったとはいえないことがあります。
家庭内で大半イライラしている
自宅にいる間、たいていイライラして過ごしているという場合、愛情がなくなってきている可能性があります。自分が何をしても相手が不機嫌で、時に文句を言われることもあります。あるいは大したことでないのに、過剰に相手がその事を怒ってくるなどのこともあります。
愛情が失われる原因
夫の愛情がなくなってしまう背景には多くの原因が考えられます。そこで、ここでは代表的なものを取りあげ解説します。
自分の否定的な発言が増加
夫婦間で会話をしているとき、相手の話しを肯定的に受け取ったり、実際にそのように返答するということは、絆を深める上で重要です。一方で、相手の話しを否定的に受けとめ、実際にそのような発言をしてしまうことは、夫婦関係を大きく後退させます。
こういったことは自分の発言なので、自覚しにくいという特徴があります。自分の否定的な発言が多い場合、最初は相手が次第に会話を避けるようになったり、仕事の話題をしなくなったりなどの反応が起こることが多いです。
生活習慣の不一致
結婚生活の期間がまだ浅い内は、相手の生活習慣を十分に把握していないことがあります。例えば「自分は夜型生活が普通なのだ」といったことや「休日は寝て過ごすことが好き」といった事柄です。このような今まで見えていなかったことが、実際に結婚生活に突入することで、初めて分かるということがあります。そして、こういった相手の生活習慣の中で、どうしても夫が受け入れがたいというものがいくつか出てきてしまうと、愛情が失われる原因となることがあります。
第三者の介入や仕事・ストレスの影響
夫婦間の愛情がなくなる原因としては、外部要因が影響することがあります。例えば、義理両親が妻のことを気に入っておらすが、夫にLINEや電話で妻の悪口を言うなどのことです。こういったことを何度も繰り返し言われるようになると、次第に夫は「確かに妻が良くない」と思うように感じてしまうことがあります。そして、これかせ愛情が失われる原因になります。
夫婦喧嘩の多発
夫婦喧嘩がたまにあるという場合は、そこまで大きな問題になりません。しかし、これが多発するようになると、次第に一緒にいるとことに対して、お互い疲労を感じるようになります。そして、いつの間にか相手に対しての愛情がなくなっていきます。
愛情がない夫と関係を修復する方法
もし夫が妻に対しての愛情を失っているとき、どのようなアプローチで修復を進めていけばいいのでしょうか。
夫が愛情を示さないとき、もしかしたら彼らは自分の「有用性」を実感できていない可能性があります。有用性というのは、自分のしたことが報われている、ありがたいと思ってもらっている実感できることです。つまり、夫が家族のために行ったことに対して、賞賛や感謝を求めています。逆に、夫の好意を当たり前のものと思ったりすると、批判や不満で結婚生活を損なうことにつながります。夫に愛情を示してもらいたい場合は、まずは自分から率先してそうする必要もあります。もし相手から愛情表現が得られないからと言って、夫に意地悪や辛辣な態度を取ると、逆効果になることが多いものです。
参考:What To Do When Your Husband Is Not Affectionate
変化を整理する
愛情がないと感じる前と後で何が変わったのかを明確にすることは、問題解決の第一歩です。具体的には、夫の言動にどのような変化があったか、妻自身の対応に何か変化がなかったかといったことを整理していきます。ただ、自分の言動を見直すのはなかなか難しいものです。そこで、その当時のスケジュール帳などを引っ張りだし、外部に何か変化がなかったかを探してみてください。例えば「パートの時間が長くなった」とか「子供のことで学校から呼び出しがあって、対応に苦慮した」などのことです。こういった出来事が、自分の心情や行動に影響を与えている可能性があります。
お互いの気持ちをオープンに話す
お互いの気持ちをオープンに話すことは、関係を修復する上で重要です。修復を始めようと思った最初の段階からそれができるとは限りませんが、どこかの時点でその機会が必要になります。これは簡単なことではないかもしれませんが、お互いの気持ちを率直に伝えることで、お互いの不満や不安、問題に対する考え方など知ることができます。そして、気持ちをオープンに話すことが、解決策を見つけるキッカケにもなります。
何を変えるのかを決める
お互いの気持ちをオープンにして、修復していく行動をとると決まれば、具体的にどのようなことを変えるのかを決めていきます。例えば「お互い忙しくても、1日5分は会話をする時間をとる」などのことでかまいません。最初は小さな変化から始めてみてください。
まとめ
以上、今回は妻への愛情がない夫の行動として、具体的にどのようなものがあるのかをお伝えしてきました。また、修復のための方法なども参考にしてください。その他、具体的なノウハウについては「夫婦関係修復ニュースレター」で公開しています。今なら無料購読できますので、下記のフォームよりご登録ください。
カウンセラーからの提案
今回は愛情がない夫の行動には、どのような種類があるのかということを中心にお伝えしてきました。こういった兆候は1つのこともあれば、複数あるということもあります。どちらにしても、兆候を確認することができたら、早めに修復のための行動をとることが大切です。
愛情を取り戻すうえで重要な行動は複数ありますが、一貫して親切であることを心がけてください。親切くらいで愛情が取り戻せるのかと疑問に思うかも知れませんが、親切という行動は奥が深いです。親切を行動に移そうと思えば、相手が何を望んでいるのかを察することが必要ですし、冷たい相手に親切な行動をとり続ける根気も求められます。最初は無理のない小さな親切から始めてみてください。
参考ページ:7 Ways to Become a More Loving Partner – PsychologyToday
よくあるご質問
ここでは『妻に愛情がない夫の行動』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしてます。
愛情表現をしてくれない
【Question】
夫が最近、愛情表現をしてくれなくなりました。これは、やはり愛情が薄れてきた証といえるのでしょうか?
【Answer】
言葉で愛情表現をしてくれるということがあると、妻としても非常に安心できますよね。ただ、必ずしも愛情がないと判断はできません。というのも、人の真意というのは言葉で必ずしも表されるものとも限らないからです。つまり、愛情があっても、それを言葉で表現するとは限らないということです。ですので、どちらかというと「行動をみる」ということの法が大切です。そちらの方が相手の真意が表れやすいからです。
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参考ページ:夫婦関係が修復したきっかけは何?
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