冷めていく夫婦には共通点があります。その共通点を知ることによって、自分達夫婦の状況を客観視できる上、対策の手立ても探ることができます。

そこでここでは、冷めていく夫婦の特徴について解説し、夫婦関係を修復するための対処法についてもお伝えします。

冷めていく夫婦の共通点

ここでは、冷めていく夫婦に見られる共通点を取り上げ解説します。
共通点についての図解

コミュニケーション不足

夫婦関係が冷めていく場合、共通してコミュニケムーションが不足してくという点があります。自分の感情や意見を相手に伝えることが難しくなります。コミュニケーションが不足してくる要因としては、仕事で忙しいことであったり、会話をしても相手が思ったような反応をしてくれないので不満が蓄積されていくなどのことが挙げられます。結果として、お互いの考えや気持ちが分かり合えず、問題解決が難しいと感じてしまいます。

マンネリ化

冷めていく夫婦の場合日常生活が同じパターンになるという共通点があります。新しい刺激がなくなりマンネリ化しています。マンネリ化は夫婦関係が冷めていく1つの特徴です。日常生活の中でチャレンジがなくなり、同じ生活の繰り返しになっていると、次第に相手に対して興味・関心を失っていくことになります。

心理学的解説

心理療法に関する情報を提供する非営利団体GoodTherapy.orgによると、結婚生活を損なう可能性がある行動には「コミュニケーションの欠如」や「マンネリ化した生活」などがあることが指摘されています。また、こういった行動が離婚などを招く可能性もあります。
参考:7 Behaviors That Are Killing Your Marriage – GoodTherapy

重要な点で考えが異なる

さめていく夫婦の場合、重要な事柄で何点か意見や考え異なってしまうという共通点がみられます。例えば、経済的な事柄や子育てなど、重要な事柄に対して考えが異なり、わかり合えないとか、どちらか一方に不満が残るという特徴があります。

信頼関係の低下

夫婦関係が冷めていく場合の共通点には相手への信頼低下という面があります。これは、日常生活の中で相手が何度か約束を破ってしまうとか、思ったような期待に応えてくれなかったなどのことがあります。こういうことが過去に何度か蓄積されているというのが共通する点の1つです。

家事・育児の不均衡

夫婦間で役割分担に不均衡が生じているというのも冷めた夫婦関係に見られる1つの共通点です。例えば、共働きなのに妻の方ばかりが家事や育児の負担をしていると言うようなことが挙げられます。こういったとき改善するための話し合いをしなかったり、不均衡なまま生活が続いてしまうと言うようなことがあると、夫婦関係が冷めていきます。

期待の相違

夫婦関係は愛情だけで成り立っているわけではなく、それぞれの役割を果たす、現実の生活を生きると言う面があります。例えば「働いている方に経済的な負担を期待する」などが典型です。しかし、冷めていく夫婦の場合、こういった期待に答えてくれないということがあるという点が共通点として挙げられます。

補足解説

相手に期待していたことが満たされなかった場合、失望に繋がります。例えば、約束を守ってくれない、優先順位が自分と違っていた、事実問題に対しての考えの相違など様々な要因があります。こういった失望するようなことがあれば、コミュニケーションを慎重にとり、共感的な態度で歩み寄ることが重要です。
参考:Do You Often Feel Disappointed in Your Relationship?

相手の理解不足

冷めていく夫婦の共通点の1つは相手に対しての理解不足という点が挙げられます。理解不足があれば、相手の考えや気持ちがよく分からないと言うことにもつながります。共感できる点が不足していき、気持ちが徐々に離れてしまいます。

冷める段階によって異なる共通点や特徴

ここでは、冷める段階に応じた共通点や特徴について解説したいと思います。段階によってそれぞれが感じることが異なります。
冷める段階についての図解

初期段階

冷めていく夫婦関係の初期の段階では、コミュニケーション不足が生じます。お互いに共感したような会話ができず、用件が中心となります。コミュニケーション不足から次第に相手と距離を感じるようになることもあります。

また一方で、日常生活がマンネリ化します。生活パターンが同じで、新しい刺激がなく、新鮮味に欠けているような感覚になります。これは夫婦関係が単調化してる証です。

価値観の不一致が起きると、お互いの考えに対して理解できない、軽蔑する、馬鹿にするといった考えが出てくるようになります。いわば相手のことを拒絶しているということです。

中期段階

冷める中期段階に入ると、相手に対しての興味・関心が薄れています。心理的な距離感が初期よりも増しているのが特徴です。お互いに会話をする機会が少なくなり、理解しようという気持ちも希薄です。この状態が継続することで次第に信頼関係の喪失を招きます。

また結婚生活のストレスが増え、喧嘩や口論が増える傾向もあります。小さな事でも許せない気持ちが大きくなり、イライラしていることが増えてしまいます。

後期段階

夫婦関係の冷めた気持ちが後期に入ると、感情の壁ができ、お互いに心を開くことはなくなります。コミュニケーションはほぼなくなってしまい、相手に対して冷めたく接するようになり、対立が深刻化しています。会話をしたとしても、相手に対しての批判が中心で、どちらかというと投げやりだったりします。この時点で何かの問題があれば、それをキッカケに離婚危機が高まります。例えば相手が用件をし忘れてしまった…などのことがあれば、それを口実に離婚要求などが伝えられることもあります。

冷めていく夫婦の共通点が当てはまるときの対処法

ここでは、自分達夫婦が冷めた関係になっていると気づいたとき、何からはじめるべきかという点についてポイントをお伝えします。

対応は早いほうがよい

冷めた夫婦関係は段階を追って進行してしまいます。そのため、できる限り早い時点で対応した方が良いというのは言うまでもありません。初期の方が軌道修正しやすい上、離婚リスクも低くなります。

直せることからはじめる

家事の不均衡やマンネリ化など、気づいた点から改善のための行動をとっていくことが大切です。もちろん、自分ではまだ気づいていない問題点はあるかも知れませんが、それでも認識できたことから行動をとっていくことが大切です。

精神的な健康の回復

冷めた夫婦関係を修復していくのには、それなりに労力がかかります。そのため、自分の精神的な健康面をいくらかでも回復させる時間をとるようにしてください。これは、今だけ疲労を回復させれば良いと言うことではなく、極力、定期的にそのような時間をとることが必要です。

冷めていく夫婦の共通点に該当する場合はどこに注意する?

ここでは、自分達夫婦が冷めていく夫婦の共通点に当てはまるとい場合、どこに注意すれば良いのかと言うことについて解説します。

過剰な焦りを避ける

共通点として該当するところが多いと感じると焦りを感じてしまうかも知れません。しかし、焦っても事態がよりよく好転するわけではありません。過剰な焦りを避けるよう、まずは自分の精神的な健康面を取り戻すことを優先してください。

自分のできる事に集中

冷めていくのは相手が悪いからだとか、相手がこれをしてくれないから冷めてしまうのだという思いはあると思います。それはある意味正しいです。相手がきちんと対応してくれれば、このような事態にはなっていないかも知れません。しかし、そのことを不満に思っていても、状況が変わっていかないため、自分のできる事をみつけて、1つずつ行動に移していくことが大切です。

相手とわかり合うこと

相手に対して興味・関心がないという事もあると思います。その場合、なかなか修復のための行動をとろうとは思えないかも知れません。しかし、相手のことをもっと今よりも知ることで、自分が思っていたのと違うということも多々あります。「まだ自分が知らない、相手の一面があるのではないか」ということを常に意識しておきます。

時には他人に力を借りる

独力で冷めた夫婦関係を修復していくことは難しいときもあります。その場合は、専門家や周囲の人の力を借りるようにしてください。特に気持ち的に落ち込んだときは、自分1人で回復していくのは大変なことです。周囲の人のサポートがあると、それをうまく乗り越えることができます。

まとめ

ここでは冷めていく夫婦の共通点についてお伝えしました。その他、具体的な対処方法などは夫婦関係修復ニュースレターで公開しています。現在無料購読できますので、下記のフオームからご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『冷めていく夫婦の共通点について解説』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

冷めていく夫婦の共通点が該当しても修復できる?

【Question】
自分達夫婦は、冷めていく夫婦の特徴がしっかり当てはまっています。このような場合でも、修復していくことは可能でしょうか?

【Answer】
現時点で「自分たち夫婦は冷めている」ということに気づけているのであれば、十分軌道修正していくことが可能です。どれくらいの時間がかかるのかは、現段階でどの程度、冷めている気持ちが進行しているのか?と言うことによっても異なってきますが、諦めることはありません。

改善にはどのような努力が必要?

【Question】
冷めていく夫婦の特徴が相手はまる場合、今後どのような努力が必要でしょうか?

【Answer】
気づいた点から行動に移し、改善していくことが大切です。例えば「コミュニケーションが不足しがちだ」と気づけば、少しずつでも良いのでそれを増やしていくなどのことに取り組みます。ただ、いくつかの点に気づいたとき、どれから進めれば良いのだろうか?と迷ってしまうこともありますが、その場合でも「できること」から進めてみてください。

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