夫が打たれ弱いと感じることは、どう接すれば良いのだろうか?と困惑してしまうことがあります。些細なことで傷ついていたり、こちらの発言を悪く受け取って落ち込んだりするからです。
批判やストレスに過敏に反応する夫が、どのような行動をとるのか、そして妻としてはどう対応すれば良いのかなど詳しく解説します。
- 夫の心が直ぐ折れる
- 何と声をかければ良いか分からない
- すぐへこむので注意できない
打たれ弱い夫とは?
打たれ弱い夫とは、批判やストレスに対して傷つきやすく、落ち込みがちな男性を指します。このような夫は、他人の意見や批判に過敏で、直ぐに悪く受け取ってしまい些細なことで落ち込みます。場合によっては、怒ったりすることがあります。プレッシャーに対してうまく処理できず、感情的に不安定になりやすい傾向があります。
打たれ弱い夫がよくとる行動
ここでは、打たれ弱い夫がよくとる行動についてお伝えします。これらの行動は、自己防衛や感情的な負担の軽減を目的としているものですが、より深く理解しておくことで、的確な対処法がとれるということに結びつきます。
部屋に引きこもる
よく取る行動の1つは、部屋に引きこもることです。これは、周囲からのストレスを避け、自分自身を守ろうとする防衛的な反応です。引きこもることで、夫は一時的に安心感を得ることができます。しかし、たいていの場合、長期的に問題の解決を先延ばしにするだけになりのがちで状況を悪化させることも多いです。
参考ページ:引きこもり夫の対応。夫婦や家族との交流を増やすためにできること
喧嘩よりも無視する
何か意見が対立するようなことがあっても夫婦喧嘩より、無視することがあります。これは、対立や批判に直面すれば、感情的な負担が大きくなるため、それを回避するためにとる行動です。無視することで一時的に心の穏やかさをとり戻そうとします。ただし、この行動は問題の根本的な解決ができないため、次第に夫婦間の溝を深める原因にもなります。
参考ページ:夫が無視するので疲れた!体験談や疲労の理由、対応方法など解説
ネガティブ発言が多い
ネガティブ発言が多いのも典型的な行動の1つです。感情的に悲観的になりやすく、周囲の不満に対しても言葉にすることが少ないため、家庭内では愚痴という形でそれを表出します。「どうせ無理だ」「自分にはできない」といった否定的な言葉を頻繁に口にすることで、期待やプレッシャーを避けたり、たまった不満を発散しようとします。
参考ページ:ネガティブ発言ばかりする旦那!弊害や理由、対処法など解説
責任転嫁しやすい
責任転嫁することもよくあります。これは、自分が打たれ弱く、現実的な物事に対処できる自信がないため、自己防衛の一環として、他人や外部の要因に責任を押し付けます。例えば、仕事でのミスを同僚や状況のせいにしたり、家庭内の問題をパートナーや環境のせいにすることが多いです。
参考ページ:責任転嫁する夫!相手の心理や妻がとるべき対応などについて解説
話し合いをよく拒絶する
打たれ弱い夫がよく取る行動の1つは、話し合いを拒絶することです。夫は話し合いをすることで、感情的な負担が生じることを避けようと詩、黙り込んだり、話題を変えたり、話し合いの場から逃げたりします。
話し合いを拒絶することで、夫婦間のコミュニケーションが断たれたり、問題解決が出来ないままになったりすることが多いです。
参考ページ:夫が話し合いを拒絶!逃げる場合はどうすれば良い?
直ぐに家出する
家出してしまうこともよくあります。家庭内で嫌なことやストレスを感じたときに、その場から逃げ出してしまう行動です。自宅に帰ってこないので、妻は心配になります。
また、一度、家出をした場合、繰り返すことも多く、これを続けると夫婦間の信頼関係が損なわれてしまいます。
参考ページ:旦那が家出という無責任な行動をとる!心理や兆候、対処方法など解説
夫が打たれ弱い原因
そもそもなぜ、夫は打たれ弱いのか?その原因について詳しく解説します。心理的、環境的要因など、さまざまなものが影響しています。これらのことを理解することで、夫の精神的なサポートがしやすくなり、的確な対処ができることに繋がります。
失敗経験が少ない
失敗経験が少ないことが原因のことがあります。これは、過去に大きな失敗や挫折を経験していないために、ちょっとした逆境や批判が生じると、途端に心が折れてしまいます。失敗経験が少ないと、批判などに対して過度に恐れや不安を感じやすいです。
ストレス耐性が元々弱い
元々、夫がストレス耐性が弱いこともあります。生まれつき、または性格的にストレスに対する耐性が低く、感情のコントロールが難しい状態です。ストレス耐性が弱い場合、日常の些細な問題や批判でも大きな負担を感じやすく、過度に深刻に物事を考えてしまいます。
自己評価が低い
自己評価が低いこともあります。自己評価が低い人は、自分の価値や能力に対する信頼しておらすが、自分を否定的に捉えがちです。そのため、他人からの批判や失敗を過度に深刻に受け止め、何か少し言われただけで、自分を責めてしまう傾向があります。自己評価の低さは、過去の経験や環境、育ち方によって形成されることが多いです。
夫が打たれ弱いときの妻の対処法
ここでは、夫が打たれ弱いとき、妻がどう対応すれば良いのかについて解説します。適切な対処法を知ることで、お互いのストレスや負担を軽減することができます。
話しを聴く
妻の対処法として話しを聴くことができます。夫が打たれ弱い場合、小まめに話しを聴いてあげるようにしてください。本人としては、それを聴いてもらうことで、安心できるようになります。話しを聴けば、批判やアドバイスをしたくなりますが、そういったことも控えます。
気分転換を促す
気分転換を促すことも重要です。夫は心が折れやすいため、妻が積極的に気分転換を促します。不満をため込んだりすると、悪循環になるので、定期的に気分転換の時間をとるようにしてください。
例えば、一緒に散歩に出かけたり、趣味の活動を楽しんだり、リラックスできる場所へ出かけるなどのことが考えられます。
小まめに励ます
小まめに励ますことも必要です。夫が落ち込んではいる物の、気持ち的には落ち着いてきた様子が見られたら、励ましの言葉をかけることで元気を取り戻せることがあります。例えば、夫がこれまでしてきた努力や成果を認める言葉や、本人の価値を認めるメッセージなどが効果的です。
まとめ
夫が打たれ弱い原因には、失敗経験の少なさ、ストレス耐性の低さ、自己評価の低さなどが挙げられます。これらの要因に対処するためにも、今回お伝えしたような対応を検討してください。その他、具体的なノウハウは専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームよりご登録ください。
よくあるご質問
ここでは『夫が打たれ弱い』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
直ぐに黙りこむ夫
【Question】
夫は打たれ弱く、気に入らないことがあるとすぐに黙りこむ傾向があります。例えば、私が軽く指摘したことでも、夫は何も言わずに黙り込んでしまいます。この態度が続くと、私もどう対処していいかわからなくなり、何も注意できなくなります。どうすれば良いでしょうか。
【Answer】
基本、打たれ弱い場合、問題点を指摘するという対応だとなかなか上手くいかないことも多いです。そのため、基本的には褒めて伸ばす方向性で対応してみてください。もちろん、注意しなければいけないこともあるので、その場合は、蒸し返さずにコンパクトにまとめて伝えるなと字の工夫が必要です。
参考ページ:夫が不機嫌になると黙る!理由や対処方法、体験談などお伝えします
嫌なことがあると帰宅拒否する夫
【Question】
夫は家庭内で気に入らないことがあるとすぐに帰宅拒否する傾向があります。凄く繊細で打たれ弱いところがあります。例えば、ちょっとした意見の相違があると、家に帰ってくるのを避け、数日家を空けてしまいます。しばらく帰宅拒否症のように、自宅に近づくことがありません。私もどう対処していいかわからなくなります。
【Answer】
帰宅拒否されると、コミュニケーションがとれないので対応に困りますよね。できることの1つは、帰宅拒否する以外の方法で不満を表明してもらうことを促してみてください。例えば、「不満なことがあればLineで良いので、伝えて欲しい」などのように事前に本人に伝えておくことも可能かも知れません。あるいは、話しを頻繁に聴く機会を設けていると、そのような話しも少しずつ出来るようになることもあります。