ペットを飼っているけれど、別居になることがあります。この場合、どのようにしてペットを別居先に連れて行けば良いのかと迷うこともあるのではないでしょうか。
ペットが安心して新しい環境に適応できるよう、また、夫婦関係を悪化させないよう適切な準備と計画が必要です。そこでここでは、ペットを別居先に連れて行く方法などを中心に解説します。
- ペットがいる場合の別居について悩んでいる
- 夫婦関係も改善したがペットのことが心配
- 別居先にペットを連れて行きたい
別居してペットを連れて行くメリット
夫婦関係が悪化し、別居することになったとしたらペットを一緒に連れて行きたいと思うことも多いと思います。そして、実際にペットを連れて行くことには多くのメリットがあります。そこでこの点を整理して詳しくお伝えします。
感情的に支えられる
通常、別居になれば、夫婦で一緒にいる時間は急激に少なくなるため、孤独や寂しさを感じてしまないます。しかし、大切なペットがいればそのような感情的な負担が軽減されます。
ペットは無条件の愛情を持って接してくれる存在で、一緒に過ごす時間が心の癒しとなります。別居で傷ついた気持ちを癒やしてくれ、大きな心の支えになってくれます。
近くにいるので柔軟な対応が可能
別居しても、ペットが近くにいることで、その健康状態や日常の様子を常に確認できるため、心配事が減ります。特に病気や高齢のペットの場合、物理的に近くにいることで柔軟な対応が可能なので、緊急時にもすぐに手を差し伸べることができます。
別居後の話題に繋がる
ペットを連れて行くことで、別居後もパートナーとコミュニケーションが円滑に保てることがあります。ペットの様子や日常の出来事をLineや電話で共有することで、自然な話題が生まれ、会話のきっかけが増えます。
特に夫婦ともペットに興味がある場合、関係を維持する手助けとなるでしょう。ペットを共通の話題として少しずつ会話を増やすなどの対応もしやすいです。
別居してペットを連れて行くデメリット
別居してペットを連れて行くことには大きなメリットがありますが、同時にデメリットも生じます。両方を踏まえて連れて行くのかを検討してください。
病院と距離が離れる可能性がある
デメリットの1つは、普段通っている病院と距離ができる可能性があるという点です。ペットは慣れた環境や病院での診療を受けることで、ある程度ストレスを抑えられます。しかし、別居先が現在の病院から遠くなると、通院が困難になり、緊急時に迅速な対応ができないリスクがあります。
飼育環境を作り直す必要がある
2つ目のデメリットは、新たに別居先で飼育環境を作り直す必要があるということが挙げられます。別居先に移動することで、ペットにもストレスがかかります。別居先でペットが快適に過ごすためには、できる限り今と同じような環境を作る必要がありますが、その飼育環境を整えることは、それなりに大変です。特に大型犬などの場合は、別居先では受け入れてもらえない可能性もあります。
別居先にペットを連れて行く方法
ここでは、別居先にペットを連れて行くための方法をお伝えします。適切な準備と計画を練り進めるようにしてたください。また、ペットとの交流日を設けるなど、夫婦関係の改善に向けての準備も同等に大切です。
環境を整える
最初に別居先での環境を整えることが重要です。別居する前に、ペットが安心して過ごせるスペースを確保し、必要なペット用品や餌を準備します。
例えば、ベッドやトイレ、食器、遊び道具など、日常的に使用するアイテムを揃え、ペットが新しい環境にスムーズに適応できるようにしておきましょう。また、自宅から持っていけるものはそうしてください。新しい用具を飼っていたら、それなりに出費もかさむからです。
病院の確認
突然の病気などに備え、別居先の動物病院を調べておきます。電話帳に登録し、別居先からのルートも確認する必要があります。突然、病院に行かなければいけないことも生じますので、必ず調べておく必要があります。
移動計画を立てる
いよいよ移動計画を立てます。ペットの移動は負担が大きいため、車の手配や移動日程の調整が必要です。特に、夫婦関係が悪化している場合、パートナーが手伝ってくれるとは限らないため、友人に頼むか、当日はレンタカーを借りるなどの手段を検討する必要があります。
また、移動中のペットの快適さを考慮し、キャリーケースや移動用ケージを準備し、休憩時間を設けるなどの工夫も重要です。
パートナーへ伝達する
移動日当日は、パートナーへ伝達するようにしてください。別居後に突然ペットがいなくなると、パートナーが驚き、混乱する可能性があるためです。これ以上、夫婦関係を悪化させないためにも、Lineなどでいいので伝えてください。
連絡をいれておくことで、パートナーとの間に無用な誤解やトラブルを避けることができ、何かペットにあったときは協力してもらえるということにも繋がります。
交流日を決める
夫婦関係が悪化し、相手に対して怒りもあると思いますが、ペットとの交流日は可能な限り設けましょう。特に、パートナーがペットを大事にしている場合、ペットと会いたいと思うことがあるため、必要不可欠だと思います。
また、交流日を通じて、パートナーがペットと触れ合う機会を提供できれば、夫婦関係の修復の良い機会になることも度々あります。
別居後、動物のためにできること
ここでは、別居になったあと、動物のために出来ることを取り上げ解説します。次のことを心に留めておいてください。
夫婦関係の修復を進めること
もっとも根本的な解決方法の1つは、夫婦関係の修復をすることです。夫婦関係が改善されることで、ペットが元環境にもどることができ、慣れた場所で生活することができます。飼い主同士の緊張や不安がない家庭環境は非常に重要です。
ペットの様子を見る機会を増やすこと
別居先に連れて行った直後は、できる限りペットの様子を見る機会を増やすようにしてください。あまり普段と様子が違いすぎるのは良くないですが、定期的にペットを観察することで、異変があっても直ぐに気づくことが出来ます。
まとめ
今回は、別居先にペットを連れて行くことについてお伝えしました。環境を変えるため、ペットに大なり小なり負担をかけてしまいます。できる限り早く夫婦関係の修復を目指していきましょう。また、夫婦関係の具体的な修復ノウハウは専用ニュースレターで公開しているため、下記のフォームより無料登録してください。
よくあるご質問
ここでは『別居してペットを連れて行く方法』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
ペットを自宅に残し、別居したことを後悔
【Question】
私は別居する際に、ペットの犬を連れて行かずに自宅に残してきてしまいました。夫との関係が悪化していたため、別居を決断したのですが、その際にペットを連れて行くことが難しく、自宅に残してきました。
普段から夫はペットの世話をあまりしておらず、私が主に面倒を見ていたので心配です。正直、別居したことを後悔しているのですが、どうすればいいでしょうか?
【Answer】
できる限り早くご主人に対して、一度、連絡を取ってみてください。その際に可能であれば、ペットの様子を確認することも大切です。その上で、自宅に戻る、ペットを別居先に連れて行くなどの方法を検討してください。
参考ページ:別居したことを後悔!できる対策や体験談などお伝えします
ペットのことで沢山連絡し、夫から嫌われた
【Question】
愛犬を自宅に残してきたことについて、心から後悔しています。ペットのことが心配で、別居後、夫に何度も連絡を取り、ペットの様子を尋ねていました。その結果、夫に嫌われてしまったようです。
別居は避けられな飼ったと思いますが、ペットのことが常に気がかりで、夫とに世話をしてもらっているのか心配です。私が寂しいのも会ったと思いますが、頻繁に連絡を取り、様子を確認していたのです。
夫からは「うるさい」「もうかけてくるな」といった反応が返ってくるようになり、徐々に連絡することが難しくなりました。どうしたらいいでしょうか?
【Answer】
連絡がしつこいと思われると、今後、Lineなど送ることに躊躇してしまいますよね。引き取ることが出来るのであれば、そうした方が良いと思います。ただ、別居先で飼うことができないなどのこともあると思いますので、その場合は、夫が留守の時に自宅に戻り、ペットの様子を見たり、世話をするなど対応してみてください。