記事のテーマ
別居は夫婦関係の改善のために、一時的な対処方法としてとることもあると思います。しかし、安易にはこれを決断しないようにしてください。なぜなら、後悔する人も多いからです。

そこで、別居を後悔するに至る要因や、対策、体験談などについて解説します。

こんな人にお勧め
  1. なぜ後悔するのか知りたい
  2. 別居後でもできる対策
  3. 体験談から解決に役立つ方法を学びたい

別居後の後悔とは?

別居後の後悔とは、夫婦が別々に住むことを選んだあとに、自分が思っていたものとは異なってしまい落胆する気持ちのことです。

例えば、夫婦関係が良くなるかも知れないと期待していたのに、かえって悪化したりする状況があると、この後悔が起こります。このように思い描いたことと、現実とのギャップが後悔を生む原因です。
妻が後悔している様子

別居後の後悔につながる要因

ここでは、別居後の後悔につながる要因についてお伝えします。後悔してしまう要因は複数ありますが、ここではその代表的なものを取り上げ解説します。

音信不通になる

相手から音信不通になることがあります。連絡が途絶え、相手の状況や気持ちが分からなくなってしまい、こうなると別居したことを後悔してしまいます。このようなことがあると、不安や孤独感が増し、1日も早く別居を解消したいと考えてしまうことも増えます。
連絡がない様子
参考ページ:長期間、別居した夫と音信不通にする危険性

子供への影響

子供への影響が思ったよりも大きく、別居したことを後悔してしまうことがあります。例えば、別居後、子供が予想以上に不安を感じ、学校に行きたがらなくなったりするなどのことがあります。

子供としては、突然、親の一人がいなくなったとことで、その変化に対応できず、安心感を失うことも。親としてはその子供の様子に責任を感じてしまいます。

参考ページ:別居が子供に与える影響!対応方法や体験談などお伝えします

予想よりも長引く

予想よりも別居期間が長引くことがあり、これが後悔につながります。例えば、当初は1-2ヶ月で別居が終わると考えていたものの、実際には別居解消の目処が立たず、長期化してしまうことがあります。ほんのわずかの期間ならと思っていたのに、予定が狂い、精神的ストレスが増加していきます。

参考ページ:長引く別居生活に疲れたら?

経済的負担が重い

経済的負担が思ったよりも重いことがあります。そして、別居を後悔することになります。これは、別居前には何とか生活できると思っていたものの、実際には予想以上に費用がかかり、別々の住居を維持するための家賃や光熱費、食費などが負担に感じてしまいます。

参考ページ:別居の生活費について話し合い!婚姻費を決めるタイミングや方法、注意点など解説

寂しさを感じる

最初は大丈夫だろうと思っていたけれど、パートナーがいないことで寂しさを感じることがあります。日常生活でのちょっとした会話や、共有していた時間がないことに愕然としてしまい、その欠如した感覚が孤独感をもたらします。別居前には想像もしなかった寂しさを感じ、後悔してしまいます。

参考ページ:別居になって寂しい!この気持ちにどう対処すれば良い?

別居を後悔したあとでも出来る対策

「しまった!別居するんじやなかった」と後悔したあとでも、状況を改善するための対策は数多くあります。これらの対策は、夫婦関係修復や別居解消に役立ちます。どう対応しようかと迷っているなら、早速ご確認ください。

自分のケアをする

最初に出来る対策は、自分のケアです。別居による後悔や孤独感で苦しんでいる気持ちを少しでも緩和するために、自分自身の心身の健康を優先しましょう。

具体的な行動としては運動や友達とのランチ、散歩などが考えられます。大きな事を考える必要はありません。身近なことで、できることに取り組んでください。

こうした自己ケアは、別居による後悔から立ち直るための重要なステップで、自分自身を大切にすることで、気持ちを整え、実際の解消に向けた行動がとりやすくなります。
セルフケアをする様子

相手と連絡を取る

もし自分が連絡を取ることに不安がないなら、Lineやメール、電話などでコンタクトをとってみてください。これは、連絡を再開することで、今後、夫婦関係の改善や別居解消に向けた具体的な話し合いができる機会が生まれるからです。

もちろん、すぐにそうなるわけではありませんが、定期的に連絡を取れば、お互いの感情や考えを共有することができ、今後のことについて話しをする土台ができます。

子供との面会時間をとる

もし、パートナーが子供との面会時間をとっていないなら、それを提案することも考えてください。親子の面会を通じて、子供の不安や寂しさを少しでも和らげることができるからです。また、定期的に面会することで、自然に今後の夫婦関係についての話しができる機会も生まれやすくなります。

解消のための話し合いをする

ストレートな対策として、別居解消の話し合いをすることも可能です。これは、問題解決を図るための最も効果的な方法の1つです。

話し合うことで、誤解や不満を解消し、今後の関係の修復に向けた具体的な対策を立てることができます。もちろん、平行線になってしまうこともありますが、事前にしっかり準備をして臨めば、良い成果に結びつきやすいです。

参考ページ:別居解消の交渉術!効果的な方法は?注意点なども解説

体験談『安易に別居を認めて後悔』

ここでは、夫婦やりなおし相談室に御相談頂いた方から、別居を後悔したという体験談を送ってもらい、ブログ読者さんに役立てて欲しいということなので、ご紹介します。問題解決の参考にしてください。

夫婦の会話はなかった

夫婦関係は、ここ数年で停滞していました。毎日の会話はほとんどなく、必要最低限の言葉だけで、会話が弾むということはありません。居心地が悪かったのか、夫が別居を提案してきました。私は驚きましたが、1ヶ月程度で夫婦関係が改善するだろうと思い、その提案に応じてしまったのです。

認めない方が良かったと後悔

しかし、別居が始まると、夫は自宅にほとんど戻らなくなりました。その時初めて、別居を認めなければよかったと強く後悔しました。子供たちは父親がいなくなったことで寂しさを感じ、私自身も、このまま離婚に至るのではないかという不安が大きくなりました。
しまったと思う主婦
参考ページ:別居を認めない方が良い?メリットや生じる問題、対応などについて解説

目標を決めて取り組む

途方に暮れていましたが、私は夫婦やりなおし相談室に相談することにしました。そこでは一緒に、別居解消に向けた中長期的な目標と短期的な目標を立てることにしました。具体的な行動計画を一緒に考えてくれて、大変心強かったですし、少し希望が見えてきました。

参考ページ:別居解消に向けて目標を決める!適切な設定方法や重要ポイントを解説

連絡を取るのが怖い

その後、夫に連絡を取ろうと思いましたが、恐怖心でいっぱいでした。もし離婚の話が出たらどうしようという思いが湧いてくると、どうしても電話する気になりませんでした。その不安は日に日に大きくなり、連絡を取る事から遠ざかってしまったのです。

参考ページ:別居している夫に連絡をとるのが怖い

手紙を書いて送ることにした

相談室で電話するのが怖いということを相談し、別の方法として、手紙を書いてみることになりました。手紙なら、電話よりも心理的なハードルが低いからです。私は一緒に手紙の内容を検討してもらい、慎重に言葉を選んびました。手紙には、夫への思いと、別居解消に向けた第一歩として私の出来ることを記載したのです。
手紙を書く様子
参考ページ:別居している相手へ手紙を書く!効果的な書き方は?

今後に向けて行動をとっていく

手紙を送った数日後、夫から電話がかかってきました。久しぶりの会話は緊張しましたが、次第にその緊張も解け、自然な話しができるようになりました。少し安心しできたので、夫と食事をする予定まで決めることができました。

一気に全てが解決するわけではないですが、夫との関わりを続けることで、別居解消に向けた道が開けてきたように思いました。

しかし、今でも安易に別居を認めたことを後悔しています。別居がもたらした孤独と不安は大きかったですが、今は少しずつ前に進むことができる希望を感じています。夫と再び絆を築き直すために、努力を続ける決意を固めました。

まとめ

よくあるご質問

ここでは『別居したことを後悔』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

友達に話したことを後悔

【Question】
最近、夫との関係がうまくいかず、別居を決意しました。とても辛くて不安な気持ちでいっぱいだったので、親しい友達にそのことを話しました。友達は親身になって話を聞いてくれて、その時は少し気持ちが楽になりました。

しかし、私の知らないうちに、その話が他の人たちにも広まってしまったのです。まさか友達が話を広めるとは思っていなかったので、とてもショックでした。今では、私たちの別居のことが職場の人たちの間で噂になってしまい、さらにストレスを感じています。

友達に話したことを深く後悔していますし、これからどうすればいいのか分かりません。信頼していた友達に対してもどう接すればいいのか戸惑っています。どうかアドバイスをいただけないでしょうか?

【Answer】
基本的には、話しをしてしまうと、黙っておいて欲しいと伝えても広がっていく可能性がありますよね。今から出来ることとしては、との友人にこれ以上は、その話題をしないで欲しいと伝えることだと思います。多少関係がまずくなってしまうかも知れませんが、これ以上、話しが広がらないようにするためのにも必要なことだと思います。

参考ページ:別居したことを友達に言うべき?メリットやデメリットから検討

メンタルを保つのが難しい

【Question】
夫との関係が悪化し、数ヶ月前に別居を始めました。当初はお互いに距離を置くことで関係が改善することを期待していました。しかし、別居が始まってから、私は精神的にとても辛くなり、メンタルを保つのが難しくなってきました。

毎日の孤独感と不安感に押しつぶされそうです。夜になると特に寂しさが増し、眠れない日々が続いています。子供たちも父親の不在を感じており、心配でたまりません。自分自身もこのまま夫と離婚してしまうのではないかという不安に苛まれています。

別居を決意したことを深く後悔しています。どうすればこの状況を改善し、精神的に安定できるのかアドバイスをいただけないでしょうか?また、夫との関係を修復するために何かできることがあれば教えてください。

よろしくお願いします。

【Answer】
別居になり、大変しんどい思いをしていると思います。ご主人に対して何か働きかけたいという思いもあると思います。しかし、今は自分のことだけに専念してください。自分のメンタルを立て直すことの方を優先してもらったほうが良いです。

参考ページ:別居の悩みでしんどい!メンタルを保つ方法