夫婦関係を修復したいと思っている人の中には、メールでカウンセリングを受けたいという人もいるのではないでしょうか?

しかし、メールの相談で、夫婦関係を修復できるのか?きちんと話しを聴いてもらえるのだろうか?など、様々な不安があると思います。

そこで今回は、夫婦カウンセリングをメールで受けたい際のメリットやデメリット、実際に活用する際の相談の仕方などについてくわしく解説します。

ご相談者様ご相談者様

私もしっかり相談方法など学んで、メールカウンセリングを利用したいと思います

メールで夫婦カウンセリングを受ける利点

夫婦カウンセリングをメールで受けたいと思った場合、いくつかのメリットがあります。そこで主なものを取り上げて解説しておきます。利用を検討している際には参考にしてください。

1.世界中どこからでも

夫婦カウンセリングをメールで行う場合、当然ですが世界中どこらかでも相談してもらうことが可能です。

あなたがアメリカにいたら相談できるけれど、中国であれば出来ないなど、そういったことはありません。メールという特性上、場所の制約を受けません。ただし、インターネットにつながるところであれば、という条件はあります。

世界中どこからでも相談可の図解
また、自宅にいると夫がいるので相談が難しいという場合でも、外出先からネットに接続して相談することも可能です。

2.時間帯を問わない

メールを使った夫婦カウンセリングなら、あなたの時間があるときに相談することが出来ます。深夜でも早朝でも、土日の休日でも相談することができるので、時間的な制約を受ける事がありません。

また、相談の返答を確認する時間も、あなたの都合の良いときでかまわないです。家族が寝静まった夜中に返答を確認するのも良いですし、朝が早いのなら早朝に確認することもできます。

いつの時間帯でも利用できるの図解
このように時間に縛られないのもメールカウンセリングの良いところです。

3.本音で話が出来る

夫婦カウンセリングをメールで行うなら、対面よりも本音で話をすることができます。対面だとどうしても言いにくいことがあったりします。しかし、そういったこともメールであれば、思い切って質問したり、相談することができます。

事実、イギリスのJoinson, Adam氏によると、メールでのコミュニケーションは自己開示度が高くなる傾向があると指摘しています。つまり、自分の思っていることや考えていることを、対面よりもオープンに出来ることもあるということです。

thesis
出典:AmericanPsychologicalAssociation

実際、世の中には、メールでのやりとりを通して、結婚や同棲にまで発展することもありますし(Parks & Floyd, 1996)、医療機関の患者は、対面ではなくネットを通じて診察を受けた場合、より多くの症状や望ましくない行動を報告する傾向があります。

例えば、英国のSamaritans Reportでは、電話の場合、自殺したいと訴えてくる人は20%程度なのに、メールを使った場合は約50%にまで増加すると伝えています。
通常のコミュニケーションでは緊張したり遠慮してしまうような場面でも、メールでは比較的オープンに会話をしやすく、このことを専門的にハイパーパーソナル相互作用と呼んでいます。

メールで夫婦カウンセリングを受けるデメリット

夫婦カウンセリングをメールで行う場合、様々なメリットがありますが、デメリットがないわけではありません。その点についても触れておきます。

質問の意図が伝わらないときも

メールで相談して、メールで返答をもらうため、上手く自分の質問したい事がカウンセラーに伝わらないということもあります。これは、主に自分の文章の作成力によるところがあります。

文章を書くのが苦手という人にとっては、メールでのカウンセリングは向かないと言うこともあると思います。その場合、対面よりも、夫婦関係の修復に時間がかかってしまう可能性があります。

不明瞭な点が残る可能性

メールでカウンセリングを受けて、もっと詳しく教えて欲しいと思えるところが、イマイチハッキリしないと言うことがあります。このような場合、繰り返しメールで質問するなどのことがあるため、時間がかかってしまいます。電話や対面だと比較的このような問題点は生じませんが、メールカウンセリングを受ける場合、よく生じる問題になります。

メールカウンセリングと対面型相談との違い

メールで夫婦カウンセリングを受ける場合と、対面との場合、大きな違いは何があるでしょうか?

色々違いはありますが、ポイントは「対面の場合、深く相談出来る。メールの場合はピンポイントで相談出来る」というものです。

対面の場合、その時点での自分の不安や疑問点が全て解消されるまでしっかり話しを深めて相談することができます。一方、メールの場合、疑問や不安が生まれたとき、その都度、ピンポイントでカウンセラーに相談することが出来ます。対面だと、疑問手に思ったからすぐに会って、話しを聴いてもらうと言うわけにもいかないですよね?

このように、対面のカウンセリングも、メールでのカウンセリングも、どちらが良いという甲乙つけがたく、それぞれ別のメリット・デメリットがあるということになります。それぞれを上手く使い分けるようにしましょう。その他の違いは次のとおりです。

メール 対面
始めやすさ 良好 やや難しい
時間の利便性 良好 制限
過去の履歴 良好 なし
信頼の築きやすさ やや難しい 良好

夫婦カウンセリングをメールで受ける場合の手順

ではここからは、夫婦カウンセリングをメールで進めようと思ったとき、どう相談すれば良いのか?についてお伝えします。何を書けばいいのか?どう相談すればいいのか?ということを解説しますので、メールカウンセリングを利用する前に参考にしてください。

1.経緯を書く

メールカウンセリングで何を書けばいいのか?と迷ってしまうこともあるのではないでしょうか?基本的に必ず書いた方が良いものとしては、経緯があります。

例えば「浮気の問題がある」といっても、それがどういった経緯で浮気になったのか?ということによって、意味が変わってくるからです。例えば「夫が繰り返し昔から浮気をしている」と言う場合と、「今まで真面目だったのに、今回、夫婦喧嘩になり、その勢いで夫が初めて浮気をした」という場合では、やはりその対応に違いがあるからです。

このように、今、起こっている現象や問題点だけではなく、これまでの経緯を伝えるようにしてみてください。

2.質問したいことを整理する

通常、経緯を含めてカウンセラーに相談しておけば、「どの点を返答して欲しい」と伝えていなくても、夫婦問題を左右するような重要な箇所についてはしっかりコメントが返ってきます。

しかし、一般的には重要ではないかも知れないけれど、個人的にどうしても気に掛かる点もあると思います。そのようなカウンセラーにどうしても聞いておきたいという点があるのであれば、経緯とは別で「この点を教えて欲しい」ということを記述しておきましょう。

そうすることで、自分の不安も解消しやすくなります。

3.繰り返し利用する

カウンセラーからメールでの返答を受けとり、それで問題が解決すればいいですが、必ずしもすぐに解決とは成りません。カウンセラーからの返答を読むと、また新たな疑問点や不安な点が出てくることもあります。

対面とは違って直接、疑問に思ったことをその場で尋ねることも出来ません。なので、繰り返しメールで相談することで、自分の不安や疑問点を解消するようにしておきましょう。

以上、メールカウンセリングの活用方法についてポイントを挙げてきました。

まとめ

今回は、メールカウンセリングを利用する上でのメリットやデメリット。そして、活用方法のポイントについてお伝えしました。夫婦問題を解決したいと思ったとき、いきなり対面でのカウンセリングを受けるのはハードルが高いと感じることもあると思います。

そこで、手軽に利用できるメールカウンセリングを検討してみてください。下記のニュースレターに無料登録することで、夫婦やりなおし相談室ではメール相談1回無料で利用するる事が出来ます。今の内に、登録しておいてください。

関連記事

メールで夫婦カウンセリングを受けることには、大きなメリットがあります。ただ、使い方を間違えると十分な成果を得られないので、ここで取り上げた注意点にも配慮してみてください。さて、夫婦カウンセリングについての関連記事をご紹介します。併せて読んでみてください。

夫婦カウンセリングの活かし方

夫婦カウンセリングの活用法
夫婦カウンセリングを考えている人は、必見!どう利用すれば、良い成果に結びつくのか?その活用方法を詳細に解説しました。ぜひ、利用前にお読みください。

参考ページ:夫婦カウンセリングの活用法

夫婦関係を修復したい

修復大全
夫婦関係を修復したいと思ってるけれど、一体何から始めれば良いのだろうか?と思ってしまいますよね。そこで役立つのが夫婦関係の修復について解説した大全です。こちらで大きな全体像を掴んで頂く事が出来ます。これから夫婦関係をやり直したいと思っているのであれば、早速確認してみてくださいね。

参考ページ:夫婦関係を修復するにはどうすれば?