パートナーが突然、別居に踏み切るということがあります。このような行動に出られると、困惑してしまいますよね。
焦る気持ちもあると思いますが、対処方法を間違えると、別居を長引かせてしまったり、夫婦関係の後退につながります。そこで、対処方法や相手の心理など、詳しく解説します。
- 突然、夫が別居した
- 何をしていいか分からない
- 適切な対処方法を知りたい
突然の別居で困ること
もし、突然の別居になると、いくつか困ることが出てきます。ここでは、その代表的なものを取り上げ解説します。どのような影響があるのかを把握しておくことで、生じるリスクを最小限にとどめることができます。
子供の不安が増す
突然、別居になってしまうと、子供は不安や戸惑いを感じてしまいます。これまで両親が揃っていることが当たり前だったのに、片方が不在となるため、そのことで自分がこれからどうなるのか?酢族は崩壊しないのか?といった気持ちになりやすいです。
特に子供は、本来、家庭を安心できるところと感じているため、それが失われるかもしれないと感じるのは動揺が大きいです。
参考ページ:別居が子供に与える影響!対応方法や体験談などお伝えします
生活費の確保が難しい
相手が急に出ていった場合、別居後の生活費について話し合いができているわけではないので、毎月の家計に関する不安が生じます。ローンの支払いや食費・電気代、ガソリン代などこれらの支払いをどうしていけば良いのか分からなくなってしまいます。また、さらに根本的なこととして、給与がきちんとこれまで通り、銀行口座に振り込まれるのか?といった心配が生じます。
参考ページ:別居の生活費について話し合い!婚姻費を決めるタイミングや方法、注意点など解説
周囲に心配をかける
困ることは、自分や家族だけではありません。突然、出ていくことによって親や友人が戸惑いを感じてしまいます。「それは心配だ」と表面的には親身になって話しを聴いてくれますが、周囲の人は、あなたにどう声をかけて良いのか分からず、場合によっては連絡をあまりしてくれなくなることもあります。
拒絶されたショックを受ける
パートナーが突然、別居するほど、不満を抱えていたのか?それほど自分の事を嫌っていたのか…と思うと、拒絶されたショックも大きいものです。なぜこれほど嫌われてしまったのか戸惑いを感じますか、今後、本当に夫婦関係を修復していけるのかと不安を感じることもあります。
突然、別居する人の心理
そもそもパートナーがなぜ、突然別居に踏み切ったのか?相手の心理について詳しくお伝えします。相手のことをより深く理解することが、問題解決にいて、最も重要な事の1つです。
不満の蓄積
長期間にわたり、相手に対して不満が蓄積しているということがあります。突然、別居に至る直接的な原因は夫婦喧嘩などかもしれません。しかし、多くの場合、間接的にはこれまでの結婚生活に渡る蓄積した不満があることが多いです。
自由な生活がしたい
新しい異性と一緒に過ごしたい、あるいは、1人暮らしの生活をしたいといった、自由に過ごしたいという欲求があり、突然、別居になることがあります。客観的には身勝手な動機であり、無責任な行動といわれても仕方がないと思います。
夫婦として繋がりを感じられない
夫婦関係が希薄で孤独を感じてしまうとき、突然の別居になることがあります。孤独というのは、心をむしばむもので、次第にそれに耐えられなくなると、1人で過ごしたいなどの気持ちになります。
「1人で過ごす方が孤独なのではないか?」という疑問もあるかも知れませんが、夫婦でいるのに孤独を感じるより、最初から1人の方が気が楽というものがあります。夫婦でいると、「繋がりを感じて孤独さは感じないだろう」という気持ちを期待してしまいます。それが期待外れになるよりは、最初から1人でいた方が余計な希望を抱かないで済むという心理です。
仕返ししたい
パートナーに対して腹立たしい気持ちが蓄積しており、それを何かの時に仕返ししたいという心理があることも。この場合、突然の別居をすることで、相手を困らせて仕返しをしているということになります。
突然、別居になった時の対処法
ここでは、パートナーと突然、別居になってしまった場合の対処方法についてお伝えします。究極的には対処方法は個別で検討する必要がありますが、ここでは典型的なものをお伝えします。
Lineなどで連絡をとる
相手が突然、別居した場合、まずはLineなどで連絡を取ることが肝心です。ただし、別居した場合、当然、相手は拒絶的な態度をとることが多いです。「勝手にしたら良い」とか「もう戻るつもりはない」などのことようなことを伝えてきます。なので、そのようなことを言われるという覚悟をした上で連絡を取るようにしてください。
そのような想定をしていなければ、連絡をとるときに、大きなショックを受け兼ねないです。心の準備をして連絡をとることが肝心です。
会って話すことの提案
Lineなどでは、相手から拒絶的な態度をとられることがあります。そのため、「別居を解消しよう」などの提案はほとんどの場合、受け入れられることがありません。もう少し、提案のハードルを下げて相手が承諾してくれる見込みを高める必要があります。
例えば、「別居解消しよう」と伝えるよりは、「別居を続けるかどうかはともかく、一度、今後の事について、話しをしたい」と伝えた方が承諾してたくれるハードルは下がります。この要領で、できる限りハードルを下げるようにしてください。
3つの約束を決める
もしパートナーと会うことができたら、3つの約束をするようにします。
1つは「別居を続けるとしても、今後の事について話し合いをする」ということです。別居すれば何もかも解決すると相手は思っているかも知れませんが、別居してもただ、平行線が続くだけです。そのため、解決のための話し合いは必要です。
2つ目は生活費についてです。別居すれば、生活費は分担となるため、お互い生活面で苦労することも出てきます。そのため、まずはどう生活費を分担するのかについて取り決めをしたいことを伝えてください。
3つ目は、日常の連絡方法です。突然、家を出て行った場合、衣類や郵便物、その他、私物関係でお互い困ることが多いです。そのため、日常の連絡方法日程も合意が必要です。
子供へのサポート
子供がいる場合は、そのサポートも検討してください。例えば、夫が突然、別居したという場合、子供にそれをどう説明するのか?といったことはとても重要です。
参考ページ:別居のことを子供に何と伝えますか?
また、パートナーが面会をしても良いということであれば、できる鍵理早めに面会日を決定しておき、子供にもそれを伝えた方が妥当です。こういった子供へのサポートは、夫婦間でできる限り協力して進めるようにしてください。
まとめ
今回は、パートナーが突然、別居したという場合の対応や心理などを中心にお伝えしました。今回お伝えした対処方法で全てうまくいくとは限りませんし、実際にはイレギュラーなことも起こります。この場合は、できる限り専門家に相談することが必要です。下記のフォームから専用ニュースレターにご登録いただくと、無料相談ができます。ぜひ、今のうちにご登録ください。
よくあるご質問
ここでは『突然の別居になって困ることは』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
Lineを送ったらブロックされた
【Question】
夫が突然、別居しました。その後、Lineで連絡を送っていて、最初は既読になっていました。しかし、3-4日経過したら、ブロックされたようで、読んでもらえていません。このような場合、どう対処すれば良いでしょうか。
【Answer】
Lineまでブロックされると対応に困ってしまいますよね。別居左記の住所などが分かるのであれば、手紙に切替えても良いと思いますし、義理のご両親に連絡を取ってもらえるのであれば、そうしても良いと思います。ただ、どちらにしても、連絡が取れないで困るのはご主人も同じです。ですので、焦らなくてもいずれ連絡は取れるようになります。
参考ページ:別居中にLineをブロックされた!音信不通を防ぐにはどう連絡をとる?
別居解消のタイミングはいつ?
【Question】
突然、夫が出ていき、別居になったのですが、いつごろこれを解消すれば良いかと思っています。このままだと、ズルズルと長引きそうで怖いです。夫とは連絡は取れるようになりましたが、なかなか同居に戻す話しを切り出せないでいます。
【Answer】
別居解消についての話しは慎重に進めるようにしましょう。あまり、先走ってこの話題を出してしまうと、夫婦関係が後退してしまうことがあるからです。そのため、一番良いのは相手からこの話題をしてもらうことです。こちらからこの話題をすれば、リスクもあるのですが、相手からすれば、その心配がいりません。なので、相手がその話題をしたいと思ってくれるよう促すのが最善の方法です。
参考ページ:別居解消のタイミング。守勢と攻勢
いきなり別居と言われた
【Question】
夫から突然の別居を宣言され、驚きと混乱の中で心が落ち着かない私。別居の真の理由や今後の生活の心配、子供たちの心のケアなど、様々な疑問と不安が頭をよぎります。専門家や経験者のアドバイスや意見を求めたく、何から手をつけるべきかの指南を希望しています。
【Answer】
夫からの突然の別居宣言は、誰にとっても大きな衝撃と思います。
まずは、冷静になるための時間を設けることが大切です。別居の真の理由を理解するには、夫との話し合いが必要です。ただ、強く迫るのではなく、お互いの気持ちを尊重した対話になるように心がけてください。別居したいと言ったこと自体を責めるのではなく、事情を聴くという姿勢で臨んでください。