別居後、途端に変わった夫の行動
「別居後は婚姻費用(生活費)を払うと言っていたのに、一切応じてくれない」「別居した途端に、連絡がとりにくくなった」など、別居した後、ご主人の身勝手な行動で悩まされるということはありませんか?
このようなことが頻発すると「もう夫には期待できない」と思い、別居の解消を諦めたり、結婚生活自体、サジを投げてしまいたい気持ちも出てくるかも知れません。しかし、諦めるのは早すぎます。まずはこの記事を読んでください。
今回の記事は「身勝手な行動をとる夫を変える方法」についてお伝えします。
確かに私はいつも夫の身勝手な行動に振り回されてばかりです。。そんな夫のことを変えることはできますか?
夫を変える方法はないの?私は一生、我慢?
ご主人が約束を守ってくれなかったり、別居後、女性関係を深めるなど、身勝手な行動ばかり目立つようになると「この先、本当にやっていけるのだろうか?」と不安になってしまいますよね。
このようなとき、あまりにも身勝手なご主人のことをどうにか変えたいと思ってしまうものです。
しかし、ここで重要な事実をお伝えしなければいけません。
それは「夫のことを変える」ということは、現実的に不可能ということです。
「夫を変えよう」と思って、日々様々な行動をとったとしても、結果としてその努力は無駄に終わってしまう可能性が大です。そもそも、自分の事さえも思い通りにならないことが多いですよね。「こうするのが理想的だ」と思っていても、自分がその通りに行動出来ないで、辛い思いをすることもあるのではないでしょうか?
自分の事さえ思い通りにならないので、他人のことはもっとどうにもならないものです。。ですから「夫を変えよう」と努力することは無駄に終わります。
努力が無駄に終わるだけならまだマシかもしれません。「夫を変えよう」と思って行動をすると、多くの場合「夫婦関係の悪化」や「離婚問題に発展させてしまう」ということを招く結果になるからです。
これは「夫のことを変えよう」と働きかけてしまうと、ご主人が「何だか、俺のことをコントロールしようとしている。ムカつく!」と思わせい、余計、頑なな態度をとらせてしまうからです。
「それじゃあ、私はこの先も一生、夫の身勝手な行動を我慢し続けることになるのか?」
と不安に思うかも知れません。しかし、話しにはまだ続きがあります。
夫を変えるポイントは「働きかける場所」にあり
「夫のことを変えよう」と思って行動をとれば、ご主人からの無用な反発を招きます。例えば「夫を変えよう」と思うと、別居中のご主人と会う度に、あなたは説教っぽい話しばかりすることになってしまうので、次第に「うるさい!」のように反発されたり、会うことを拒まれたりするようになってしまいます。
そもそも、夫を変えようと言う働きかけは「俺は絶対に変わらない!」と意志を強めさせ、余計、変わらない状態を招くことになります。「夫を変えようとすればするほど、夫が変わらなくなる」のですから、これでは本末転倒ですよね。
では、どうすればこの状況を変えることが出来るのか?
ポイントは「夫を変えよう」と働きかけるのではなく「私と夫との関係を変えよう」と働きかけることです。夫自身を変えることは出来なくても、夫との関係性は変えることが出来るのです。このように、「働きかける場所」をほんのわずかに変えることで、状況は途端に良い方向に動き始めます。
夫の行動が自ら変わる瞬間
ここで例を出して説明します。
例えば、今あなたが「別居後、夫が子供との面会さえしてくれない。会ってくれない」という問題を抱えているとします。
そのことにあなたは腹を立て、Lineで冷たいメッセージを送ります。「ずっと子供のことをほったらかしですが、どういうつもりですか?いい加減、たまには会ってあげても良いのではないですか?親として自覚はありますか?自分の事ばかりしていないで、少しは考えてください」などのように。
こうして、ご主人との関係性はさらに悪化。ご主人は次第に「もう自宅に戻ることは一切しない」「子供のことももう知らない」などと考え、「子供との面会をしない」という問題が続いていくことになります。
一方、もし「あなたとご主人との関係性が良い方向に変わる」と、ご主人が「久しぶりに奥さんと会ったけど、楽しく過ごせた」「奥さんのことが今までと違って見える」のように感じ、結果として「子供との面会もしよう。子供のことで手伝えることは少しでも協力しよう」のように、行動が変わっていきます。
「今、ご主人の身勝手な行動があったとしても、あなたとご主人との関係を変えれば、身勝手な行動も結果としてなくなっていく」ということです。夫婦関係を変えれば、夫は自ら変わるということです。
わずかな違いで結果は180度違う!
「いや、後藤さんそんなに物事は単純に進まないですよ」
とあなたが言いたいのは分かります。しかし、実際、そうなのです。「夫のことを変えよう」と思って行動すれば事態は悪化し、別居は長引き、場合によっては離婚問題に発展します。
しかし「夫との関係性を変えていこう」と思って行動をとれば、事態は収束し、別居は解消でき、夫婦仲は円満になっていくのです。
あなたが働きかける場所をほんのわずか変えるだけ。それだけで、結果は180度変わります。
ご主人自身を変えることは出来ません。しかし、あなたとご主人との関係性を変えることは出来ます。そして、そこに働きかけると、霧が晴れて視界が開けるように、別居や離婚問題などが良い方向に進んでいきます。
もしあなたがここまでを読んで、
「じゃあ、夫との関係性を変えるために何を具体的にすれば良いの?」
と思ったなら、下記から夫婦関係修復ニュースレターに無料登録してみてください。ブログで解説するには長くなりすぎるので、ニュースレターで「夫との関係性を変えるための具体的な方法」をお伝えしています。無料ですからお気軽に登録してください。
関連記事
さて、今回の『別居した夫の行動に我慢の限界!夫を変える具体的方法とは?』についての記事はどうでしたか?
夫のことをすぐに変えられるわけではありませんが、変わるよう促すことは出来ます。今回の記事を参考に取り組んでみてください。
さて、別居や夫婦関係の修復についての関連記事をご紹介します。併せて読んでみてください。別居の解消や夫婦関係の修復を望んでいるならきっと役に立つはずです。
別居の解消に取り組む
別居後、どうそれを解消していけばいいのか?別居の解消に向けてのマインドや具体的方法、注意点、対策など、一通りの重要なことを網羅していますので、最初に読んでみてください。きっと基本事項は一通り知る事が出来ると思います。
参考ページ:別居解消に役立つ5つの方法
別居の話し合いに親も参加
親が別居の話し合いに加わって進めるということがあります。その場合の具体的な対処方法について解説。
参考ページ:親が参加する話し合いで「別居を解消する」方法
同居を無理に進める
どうにか同居に戻したいと思い、それを強引に進めると言うことがあります。この場合の対処方法について解説。
参考ページ:夫に強引に同居を迫った。その代償とは?