本当は、話し合いをしたほうが良いのだけど、どう切り出して良いのか分からないということがありませんか?ついついためらってしまう事もあると思います。

しかし、話し合いをせず、問題を放置していると、状況が悪くなってしまうことも多々あります。そこで、ここでは具体的な話し合いの切り出し方について詳しくお伝えします。

こんな人にお勧め
  1. 具体的なフレーズを知りたい
  2. 切り出し方の手順を知りたい
  3. どんな場面で話し合いが必要が把握したい

話し合いを切り出した方が良い場面

ここでは、どのような場面で話し合いを切り出した方が良いのかと言うことについてお伝えします。次のような場面になったとき、話し合いをした方が良いのではないかと感じていただければと思います。

問題が起こったとき

不貞や子供の不登校など、夫婦間には様々な問題が生じます。その問題が起こったときには、放置せず、積極的に話し合いなどをして解決を図っていくことが肝心です。話し合いを通じて、問題解決の目処が立つだけでなく、相手の考えや気持ちをより深く理解できるなどのことにつながります。
躊躇する妻の姿

価値観や考えが不一致のとき

価値観や考えが不一致になることは多々生じます。例えば妻としては「子供にしっかり勉強させる必要がある」と思っていても、夫は「もっとのんびり育ててあげたい」などの考えをもっていることもあります。このように、考えや価値観が不一致な時は、それが双方にとってストレスの原因になることもあります。こういったときは、積極的に話し合いを切り出すようにしましょう。

大きな決断が必要なとき

家族や個人に関わることで、大きな決断が必要なときは、話し合いを切り出した方が良いです。例えば、転職や子供の進学など、大きなイベントになるため、個人で物事を決めてしまうのではなく、どうすべきか話し合いをした方が良いです。このような時は、早めに話し合いをしたいと切り出した方が良いです。

効果的な話し合いの切り出し方

ここでは、具体的にどのように話し合いを切り出したら良いのか、ステップバイステップでお伝えします。上から順番に進めてみてください。

1.解決したいことを明確にする

話し合いをしたいことを切り出す前に、まずは自分の中で、何を解決したいのか?ということを明確にしておきます。自分の中で考えを整理していないと、当然、相手に適切な伝え方をする事ができないからです。また、問題点を整理するには、頭の中だけで考えていても限界があります。必ず紙に書き出して、整理してください。

考えをまとめる様子

2.タイミングを見計らう

問題点を整理できたら、早く話し合いを切り出したいと思ってしまいます。しかし、ここは焦らず、進めてください。タイミングを間違えれば、うまくいかないからです。例えば、相手が疲労でいっぱいのときに、話し合いをしたいと切り出しても、けっしてうまくいかないですよね。適切なタイミングで話し合いを切り出すことが肝心です。

3.問題点を具体的に伝える

話し合いを切り出すときには、何が問題なのか、明確に伝えるようにしてください。ここが抽象的だと、相手は漠然としすぎていて何をすれば良いのか分かりません。問題は何で、どう困っているのか。そして、その問題に関わる人物は誰なのか?こういったことを整理して伝える必要があります。

4.解決策にフォーカス

話し合いをするのは、そもそも問題を解決するためです。相手を責めたり、だれが責任をとるのか?といったことを問うことよりも、解決策にフォーカスするようにしてください。

話し合いを切り出すときに使えるフレーズ

話し合いを切り出すときの伝え方についてお伝えします。具体的に使用するフレーズなどもお伝えしますので、参考にしてください。具体的な表現方法が分かっていれば、切り出しやすくなります。

割いて欲しい時間を伝える

話し合いを切り出すときには、どれだけ時間を割いて欲しいのか、目安を伝えるのは良い伝え方です。例えば次のような伝え方です。

  • 太郎のことについて相談があるんだけど、15分ほど時間をもらえないかな?
  • 今度の日曜日、太郎のことで相談に乗ってもらって良い?30分ほどで終わるから

このような伝え方になります。このように大まかな時間を伝えておくことで、相手の話し合いをする心の準備ができます。

解決したい問題点を伝える

いよいよ話し合いをする際には、次のような形で切り出します。

  • 今日は、太郎の進学について話し合いたい
  • あなたが最近不審な行動があるので、そのことを確認したい

このように、何が問題で、何を解決したいと思っているのかを明確に伝えるようにします。

意図していないことを伝える

解決したい問題点が深刻な場合、相手が動揺したり、拒絶的になることがあります。そのため、意図していないことを伝える必要があります。例えば「責めたい訳ではない」などのことです。具体的なフレーズとしては、次のようになります。

  • ただ、誤解しないでほしいけれど、あなたを責めたいわけではない
  • ここでは批判したいのではなく、問題を解決したいんだよ

このように相手がもし、話し合いに対して警戒するような言動がある場合、話し合いを切り出すときには上記のことを伝える必要があります。

まとめ

今回は、話し合いの切り出し方についてお伝えしました。切り出すときには、勇気も必要ですが、まずは自分が話し合いたいと思っていることを整理することから始めてみてください。その他、具体的なノウハウについては、専用ニュースレターを下記より無料登録し参考にしていただければと思います。

よくあるご質問

ここでは『夫婦で話し合いをする』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

話しを切り出す気持ちになれない

【Question】
夫婦間で問題が起きた時、私はそれを解決したいと思うのですが、過去の話し合いが上手くいったことがほとんどありません。そのため、また話し合いを切り出しても同じような結果になるのではないかと不安で、なかなか、そうしようという気になれません。。
話し合いを切り出そうとはするのですが、同時に「どうせまた上手くいかない」と考えてしまい、ためらってしまいます。

【Answer】
過去に話し合いが何度もうまくいかないという体験をすると、どうしてもまた「話し合おう」という気持ちには慣れないものがありますよね。当然だと思います。

今は、先に過去の話し合いについて振り返り、何が上手くいかない原因なのか?ということを先に理解するようにしてみてはどうでしょうか?「こうすればうまくいくのかも知れない」と思えると、話し合いを切り出す気持ちになるかも知れません。

参考ページ:夫婦の話し合いがうまくいかない!理由や改善ポイント、体験談などお伝えします

話し合いに躊躇してしまう

【Question】
いざ話し合いを切り出そうとすると、「話し合いの最中にしてはいけないことをしてしまうのではないか」という不安が頭をよぎり、結局、躊躇してしまいます。

具体的には、話し合いの途中で感情的になってしまったり、相手を傷つける言い方をしてしまったりすることが怖いです。過去にも同じような状況でうまく話が進まなかったことがあり、それがトラウマのようになっているのかもしれません。事前に、話し合いでしてはいけないことなど、把握しておきたいのですが。

【Answer】
話し合いでしてはいけないことは、いくつかあります。例えば、感情的になってしまうと言うのは、あまり良い対応とは言えませんし、もしかしたら状況を悪くしてしまうからです。下記の記事なども参考にしてみてください。

参考ページ:夫婦の話し合いで、してはいけないこととは?NGとなる発言や態度など解説