「共働きだから家事の分担をお願いしたのに突然、無理と言われる」、「子供の面倒をみて欲しいと伝えても、仕事が忙しいと言われる」、「離婚する/しないという対立」など、挙げればキリがありませんが、こういう場面では何とか、夫の考えを変えたいと思うものです。でも、なかなか上手くいかないですよね?

そこで、今回は自分の意見を伝えないで、夫の考えを変える方法についてお伝えします。

ご相談者様ご相談者様

確かに私も、夫に離婚するという考え方を変えて欲しいと思っても、頑なな態度をとられてしまい困っています。どうすれば良いですか?

夫の考えを変えるには、逆効果になること

夫考えを変えたい!そう思ったとき、多くの人が間違った対応をしてしまいます。

間違った方法とは「あなたがこの家事はきちんとやって!」、「離婚などという意見は間違っている。考えを改めて」のようにこうしなさいと指摘することです。

「このようにして」などのように指摘すると、たいていは対立を深めるだけで、合意に至れることはありません。

意見して対立が深まるの図解
もちろん、夫婦関係が良好なときは効果があります。しかし、夫婦関係が悪化しているときは、たいてい意見すればするほど、逆効果になる事が多いものです。

この方法で、夫の考えを変える

そこで、相手の考えを変えるために、効果的な事の1つは「社会的規範との比較法」というテクニックを活用することです。

これはどういうものかというと、一般的なルールや意見と比較していくというものです。

例えば、簡単な方法としては「身内の人は皆、Aだと言っているんだけど」という具合に、多くの人はAという意見だということを伝える事です。このとき大事なのは、けっして自分の意見は伝えていないというものです。

自分の意見を伝えると反発につながりやすくなります。

そこで、周囲の多くの人がAという意見に賛同しているということを提示する事で、相手の意見もAという方向に進みやすくします。
テクニックの図解

夫の考えを変えるフレーズ例

実際に活用する際には、このようなフレーズを使っていきます。

例えば「友人に相談してみたら、多くの人はAと言っているんだけど、あなたはどうだろうか?」、「私も迷ったんだけど、多くの人はAだと言ってるみたい。私達もそうしないか?」という具合です。

実際にこの方法は、一定の効果があることが証明されています。

テキサス大学Garven氏は、次のような実験を行っています。

論文
出典:AmericanPsychologicalAssociation

あるテーマについて「あなたはどう思いますか?」と尋ねます。すると、わずか10%しか「そうだ」と肯定してくれませんでした。

しかし「みんなAだと言っているんだけど、あなたはどう思う?」と質問すると、同意してくれる人が何と約50%まで上昇したというのです。

このように、周囲の人の多くの意見がAだと伝えることは、結果として、本人の意見をそちらに向けていくことが出来ます。

特定の場面で効果を発揮する

ただ、現実的にはここまで単純に事が進まないことも多いです。

例えば「身内の多くが離婚に反対している」と伝えても「他人がどうあれ、自分の離婚について意思は変わらない」のように言われてしまうことも多いです。

では「社会的規範との比較法」テクニックは使えないか?というと、それも大きな誤りです。

実は、場面によってはかなり使えます。結局は、テクニックは適材適所です。

ある1つのテクニックをあらゆる場面で活用しても、うまくいきません。ある場面では役立つテクニックも、また別の場面では全然通用しないということも多々あるからです。

この「社会的規範との比較法」テクニックも、特定の場面でのみ効果を発揮します。

例えば「別居した際の婚姻費用を決める」という場合や、「離婚を急かされているような場面」。こう言った場面でこの「社会的規範との比較法」テクニックは非常に効果を発揮します。

まとめの図解
そこでこのテクニックが活用できる場面を事例として紹介します。

場面ごとの活用事例

ここでは「社会的規範との比較法」テクニックの活用事例を場面毎に取り上げたいと思います。

1.共働きなのに家事は妻ばかり

共働きをしているのに、妻ばかりが家事を負担していて、夫が頑なに家事をしてくれないということはありませんか?このような場合、どうその考えを変えていくようにすれば良いのでしょうか?

これは「社会的規範との比較法」テクニックがスグに使える事例です。この場合、例えば「共働き世帯の家事の負担がどうなっているか?」というアンケート調査などを調べ、その事実を元にご主人に対して話しを進めていきます。

例えば「実は家事の負担について、あなたと話をしたいと思ってるの。私たちは共働きで、私も全面的に負担をするのは正直辛いと思ってる。そこで、共働きの場合おおよそ、4割くらいは夫が負担しているらしいの。何割という形で分担はしなくて良いとは思うんだけど、皿洗いと買い物を週2日はやってもらえないかな?」のような形でご主人に伝える事が出来るかも知れません。

2.ワンオペ育児

夫婦の子供なのに、妻ばかりが育児をしていて、夫は一切関わらないなどということはありませんか?この場合、どう夫の考えを変えてもらい、育児にも参加してもらうようにすれば良いのか?

これも「社会的規範との比較法」テクニックが使える事例です。例えば「父親と子供の関わりがどれほど大事か」ということを事前に一般的な情報から調べておきます。

そして「実は最近、子育てのことで心配していることがある」と伝えてきます。その上で「父親と子供との関わりが、どのようなプラスの影響を与えることになるのか」という事実をご主人に伝えていきましょう。その上で、週にどれくらいの時間、関わってもらう事が出来るのか?ご主人と相談してみてください。

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まとめ

夫の考えを変えるのは一筋縄では行かないと言う面は確かにありますが、今回の「社会的規範との比較法」は、そのために使える1つの方法です。他の方法とも組み合わせて使う事で、より効果的になると思います。

さてここで、夫婦関係の修復をしたいと思っているあなたに朗報があります。それは夫婦関係を修復させるノウハウが満載の「夫婦関係修復ニュースレター」に今なら無料登録して頂けるというものです。

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よくあるご質問

ここでは『夫の考えを変える技術!家事・育児の分担から離婚問題まで』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

旦那が細かくて面倒くさい

【Question】
旦那が細かい性格で、私の家事のやり方などにも口出ししてきます。正直、非常に面倒です。家事くらいは自分のやりたいようにやりたいです。どうすれば夫の考えを変える事ができますか。

【Answer】
細かい性格ということ自体は、本人の元々の特性であることが多いので、なかなかそれ自体を変えることは難しいと思います。

そこで一度、ご主人と話をして、家庭内の自分の担当箇所を分けるということを伝えてみてはどうでしょうか。例えば「キッチンの責任者は私なので、この点については口を出さないでほしい。でも家計ノンタン等はあなたなのでこの点については私は口出しするつもりはない」という具合です。

そうすることでご主人の注意を別のところに向けるということができるかもしれません。もちろん、必ずこうすればうまくいくというものではないので、これを試してみてそれでも問題が続くようであれば、そのときまた別のアプローチを検討していきましょう。

50代夫婦。価値観の違いに悩む

【Question】
これまで25年近く夫婦を続けてきました。50代です。これまであまり気にならなかったのですが、最近は価値観の違いに悩んでいます。夫と趣味も合いませんし、これから子供達が独立して家を出て行けば、2人でうまくやっていけるのかと不安です。価値観の違いを埋めるにはどうすればいいですか?

【Answer】
ここ最近は価値観の違いがあると実感して、それに悩んでいると言うことですね。ただ、一方で既に25年近く、大変なこともあったとは思いますがそれでもここまで一緒にいられたということは、誇りに思って良いことなのではないかと思います。

そこでまずはこの25年、どうしてうまくいろいろなことに折り合いをつけながらうまくやってこれたのか?その成功要因を考えることから始めてみるのはどうでしょうか。改めて振り返ることで、今まで気づけなかった点を発見することができるかもしれません。

うまくいった要因を知ることで、これからの結婚生活の何かのヒントになることもあるのではないかと思います。

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