嫌な思いでだけが残る?

こんにちは。夫婦やりなおし相談室アシスタントの森田です。

人は忘れていく生き物です。嫌な思い出はなかなか手放せずにいるのにいい思い出はいつの間にやら忘れてしまって…。別居になってしまった旦那さんもあなたとの過去のいい思い出を忘れてしまっているかもしれません。

ずっと前から嫌いだった、結婚生活でいい思い出なんて一つもない、ずっと我慢と苦痛の結婚生活だった…。良い思い出を全部忘れてしまって、ご主人からこんなふうに言われたら、ショックを受けてしまいます。絶望感を感じてしまう方もいらしゃるかもしれません。

結婚生活には、嫌な思い出しかないと伝えてくる理由

ここでは、なぜ夫が「結婚生活には嫌な思い出しかない」などという発言をしてくるのか?その理由についていくつか取り上げ解説します。

確証バイアス

人はたいてい、自分の信念や期待に合致する情報に注意を払いがちです。たとえば「この人は欠点ばかりだの女性だ」と思っていたら、その人の欠点しか目につかなくなります。同じく、本人が結婚生活に対して否定的な見方をしていると、その考えや思いを裏付ける出来事により敏感になり、肯定的な出来事に対して注意が向かなくなってしまいます。

否定的な偏り

否定的な偏りのことをネガティビティバイアスとも言います。人の脳というのは、肯定的な出来事よりも、否定的な経験をより強く、より長く記憶する傾向があります。おそらく、「こういう酷い目に二度と会わないように」という防衛的な心理が背景にあるのだと思います。これにより、ポジティブな出来事よりもネガティブな出来事が強調され、記憶に残りやすくなります。

嫌な思い出を払拭する方法

夫が嫌な思い出ばかりを思い出すと言う場合、どう対応すれば良いのでしょうか?ここでは、その方法について整理してお伝えします。

良い思い出に触れる

ご主人が良い思い出を忘れてしまった、というのは本当でしょうか?ご主人が言うように、嫌な思い出しかもう残っていないのでしょうか?仮に、今、旦那さんと別居していたとしても、元々縁あって、結婚までしたお二人です。お子さんを授かった御夫婦だっていらっしゃるでしょう。いい時だってあったはずです。

感情に任せて真実ではないことを口走ってしまっているのか、単にいい思い出やあなたを愛していたことを忘れているのかもしれません。忘れているなら思い出して貰えばいいんです。

次に、ご主人と会うときには、二人の思い出のお店に行ってみる、過去の写真をみる、手紙を書くなどが過去を思い出してもらうよう働きかけてみてはどうでしょうか。別居を解消するための1つのきっかけにもなるかも知れません。特に手紙は口ではなかなか言えないこと、口で伝えようとすると暴言になってしまうという方にはおすすめです。

率直に偏りがあることを伝える

率直に相手に「不快な思い出ばかりを想起していると思う」ということを指摘するのも方法の1つです。反発はあるかも知れませんが、このようにストレートに指摘する事で、本人が考えの偏りに気づくことが出来る可能性があります。ものの見方に偏りがあったと言うことに気づくことが出来れば、その後、自分で改善してくれる可能性があります。

まとめ

これまでいくらかでも夫婦関係が続いてきたのであれば、それは必ずどこかに良い想いでもあるからです。ぜひ、その事を思い出すことを相手にも働きかけてみてください。さて、夫婦やりなおし相談室では、現在、夫婦関係を修復するためのノウハウを公開したニュースレターを無料で登録していただけるよう対応しています。

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