通常、風邪やインフルエンザなどの病気になってしまうと、食事の用意や病院への送迎などはパートナーに協力してもらうことが必要不可欠です。しかし、家庭内別居をしている場合、そのような援助を受けられないので、さまざまな問題が生じるのではないでしょうか?そこでここでは、その場合の対処方法や注意点など詳しく解説します。

家庭内別居中の病気とは?

家庭内別居中の病気とは、夫婦が同居をしていてもほとんど会話などがない状況で、身体の不調が生じることです。身体の不調とは、具体的には風邪、インフルエンザ、腹痛などのことです。通常、こういった病気になったときはパートナーのフォローを必要とすることが多いものの、家庭内別居をしているため、サポートを期待できません。そのため、さまざまな問題が生じます。
風邪で寝込むイメージ

家庭内別居中に病気になることの問題点

家庭内別居中に病気になることにはいくつかの問題点があります。

問題点についての図解

病院に行けない

家庭内別居中に病院に行けない状況は、特に風邪などの病気にかかったときに問題になります。通常、夫婦はお互いの健康をサポートし合う役割を果たしますが、家庭内別居をしていると、このようなサポートが得られないことがあります。例えば、風邪を引いて運転が困難な状態なのに、パートナーのサポートがないため、病院に行けないなどのことが生じます。結果として、病気の悪化や治療の遅れにつながる可能性があります。

食事がとれない

食事がとれないという問題も、家庭内別居中に病気になったときの問題点として挙げられます。通常、病気の際には食事の用意は助け合うことが一般的です。しかし、家庭内別居をしている場合、夫婦間のコミュニケーションがないため、病気で体調が悪いときでも自力で食事を用意する必要があります。現実的には食事の用意が難しいため、栄養不足や体力の低下につながる可能性があります。

参考ページ:家庭内別居中の食事をどうする?メリットや対応方法、注意点など解説

買い物に行けない

買い物に行けないというのも、家庭内別居中に病気になった時の問題点です。インフルエンザや風邪などで体調が悪い時には、日用品や食料品の買い物に出かけることが困難になります。特に子供が居る場合は、生活に支障を来すことになります。

子供の対応ができない

子供の対応ができなくなったり、困難になるという問題が生じることがあります。風邪やインフルエンザなどで体調が悪い時には、子供の食事の用意や学校や習い事への送迎など、日常的な子供の対応が困難になります。

参考ページ:家庭内別居になり、子供への影響が心配!対応方法や注意点など解説

家庭内別居中に病気になったときの対処法

病気になったとき、家庭内別居をしているので対応に困ってしまいます。そこでここでは、具体的な対処法について解説します。

子供のことでは協力してもらう

子供の世話に関しては配慮が必要です。その際の対処法として「子供のことはお願いできないか」とパートナーに伝えることを検討してください。もちろん、具体的なメッセージはも、今の夫婦関係によってどう伝えるのが適切かは異なりますが、主旨としてはそのように伝えます。病気ではないパートナーに子供の食事の準備、学校や習い事への送迎、日常の世話などを依頼することで、子供に対する影響を最小限に抑えることができます。

身内や友人

身内や友人に頼むという方法は家庭内別居中に病気になったときの対処法として考えられます。例えば、病院への送迎や必要な物品の買い物、子供の世話など、日常生活で困難を感じることがあれば、信頼できる人に協力を依頼するようにしてください。

オンラインサービスの利用

オンラインサービスの代行も検討してください。食料品や飲み物の配達サービスはもちろん、最近ではオンラインでの医療相談もおこなえます。病院に行くのとは違って、待ち時間がなく、薬は配達してもらうことで対応できます。会計もクレジット決済などに対応している病院もあります。

家庭内別居中に病気になったときの注意点

家庭内別居中に病気になったときの注意点は、以下の通りです。

早期対応

早期対応は家庭内別居中に病気になったときの注意点です。例えば、病状が悪化する前に、早めに医療機関を受診するなどのことが挙げられます。早期に適切な診断と治療を受けることで、回復を早め、病気の悪化を防ぐことができるからです。また、早期対応は医療面だけでなく、生活面でも重要です。例えば、体調が悪いと気づいた時点で、まだ動ける内に、食料品や必要な日用品を事前に買い込んでおくことや、いざというときに周囲の人々に協力を依頼できるように準備しておくなどのことが考えられます。

相手に頼むことも検討

どうにもならない状況に陥った場合は、家庭内別居であっても相手に食料の準備など対応をお願いしてみてください。これはダメ元でやってみるということです。家庭内別居中であっても、緊急時では、夫婦仲の悪さを一旦棚上げにして、協力し合うことができるかもしれません。

まとめ

今回は家庭内別居中に風邪やインフルエンザなどになった場合、どう対応すべきかということについて解説しました。ただ、根本的には夫婦関係の改善をおこなうことが何より重要です。そこで、専用ニュースレターを用意しているので、下記のフォームから無料登録してください。

よくあるご質問

ここでは『家庭内別居で病気になったときの対応』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

夫がインフルエンザ

【Question】
現在、夫と家庭内別居中ですが、彼がインフルエンザにかかりました。普段はあまり話しませんが、彼の健康は心配しています。夫に対して何かサポートをすべきか、どのような対応が適切か悩んでいます。適切なアドバイスをいただけるとありがたいです。

【Answer】
ご相談いただき、ありがとうございます。家庭内別居中のご夫婦の状況で、ご主人がインフルエンザにかかったとのことで、どう対応すれば良いのか困ってしまいますよね。

まずは、緊急事態ということを考慮し、ご主人の健康状態を最優先に考え、普段話されない関係であっても、今回ばかりは声をかけてみることをお勧めします。病状によっては、医療機関を受診する必要があるかもしれませんので、その点を含めて、ご主人の意向を確認することが大切です。

その際、あまり深い話に入るのではなく「体調は大丈夫か」「病院に行く必要があるか」など、必要最低限のことに絞って話を進めるのが妥当かなとは思います。感情的なやりとりは避け、客観的な視点からのサポートを心がけてみてください。

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