たった1つの行動で解決出来る?

別居問題を解決しようと思ったとき、よくやりがちなことが「これ1つの行動で、全てが解決する」と思って行動を取ってしまうことです。例えば「冷たく接すれば、自宅に戻ってくるのではないか?」とか「下手に出ればそのうち自宅に戻ってくる」とか「探偵に浮気の証拠をとってもらい、それを不倫相手に突きつけたらどうにかなる」のような考えです。

実は夫婦関係を修復していくために、あるいは別居を解消するために、一番危険なのがこの発想です。そうです「たった1つの行動で解決出来る」というものです。

しかし、現実的にそのようなことはほとんど起こりません。むしろ、たくさんの小さな行動の積み重ねることによって、別居の解消につながっていくものです。

夫婦関係の修復はホームランはダメ

夫婦関係を修復しようと思ったり、別居を解消したいと思っているとき、ホームランを狙うという発想はとても危険です。ホームランを狙うという事を考えるよりも、ヒットをたくさん積み重ねるということを考えてください。その方がずっと効果的で、現実的です。

確かに、現在、夫から無視されているとか、女性関係がある…と言うような場合、気持ちは焦ってしまいます。1日も早く、1時間でも早く問題を解決したいという気持ちになってしまいます。しかし、その焦りがホームランを狙おうという思考に陥らせてしまいますし、そのような発想で行動すれば夫婦関係は間もなく危機的な状況に陥ります。

コツコツ小さな行動の積み重ね

夫婦関係を修復していくときには「小さな行動の積み重ね」が重要です。例えば「今日はメール/Lineで声をかけてみる」「次の日は電話してみる」「1週間後に手紙を書いてみる」という具合に、小さな行動をコツコツと積み重ねてみてください。

夫婦関係修復のための小さな行動の積み重ねが、結果として別居の解消を実現していく事になります。

ただ、こういう話しを聞いて多くの人が思うのは「小さな行動などしても大して効果はないのでは?」という点です。

しかし、通常、1つの行動と1つの行動を積み重ねて、合計2の効果があるということはありません。つまり、1+1=2というよりは、1+1=2.5くらいになります。しかし、これを1+1+1にすると、4くらいの効果が出ます。これが夫婦関係を修復していくための相乗効果の働きです。

小さな行動は、重ねる毎に次第に加速して効果が大きくなっていきます。別居の解消には、コツコツ型で進めるのが、最終的にはもっともリターンが大きくなりますので、これを信じて毎日の行動を積み重ねていきましょう。

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復縁にも習慣が効く

習慣について
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参考ページ:別居から復縁した夫婦が密かにやっていること

話し合いもコツコツ型が成功する

話し合いではホームランを狙わない
話し合いをするときにも、実は「コツコツやる」「ホームランを狙わない」というのは、とても重要な概念の1つです。というのも、ホームラン狙いの話し合いは、たいてい大きく夫婦関係を後退させる結果になることが多いからです。そこで話し合いをコツコツ型で進めていくなら、こちらの記事を参考にしてください。

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別居時の子供の不安


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別居の長期化


別居が長期化しないようにするためには、どうすれば良い?あなたが同じ状況に陥らないようにできることを解説します。

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夫婦関係後退につながる言葉


「同居に戻して欲しい」など、こちらのメッセージの伝え方が悪いと夫婦関係は後退をしてしまいます。そういった不適切な言葉にはどのようなものがあるのか?詳細は下記よりどうぞ。

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