この記事のテーマについて
別居してる最中に、運動会の日を迎えることがあります。別居してから子供に会えていないなどのことがあれば、ぜひこの機会に子供に会って起きたいという気持ちもあるのではないでしょうか。そこでここでは、別居後の運動会について対応を詳しく解説します。

こんな人にお勧め
  1. 運動会に参加したいけど断られた
  2. 夫婦仲が悪いので参加しにくい
  3. どうにか子供の様子を見に行きたい
  4. 運動会当日、どう過ごせば良いか分からない

別居後、子供の運動会で困ること

本来、子供の運動会は楽しみなものです。しかし、別居している場合、いくつかの困ったことが生じます。そこでここでは、子供の運動会について困ることを整理して解説します。

問題点についての図解

見学に行けない

別居後、子供の運動会で困ることの1つは、パートナーのどちらかが当日、見学に行けないことがある点です。例えば、夫が運動会には応援に行きたいと思っていても、妻が「来ないで欲しい」などのように断ってくることがあります。

夫としては、運動会の時くらいは夫婦問題を持ち込まず、ただ子供の応援のためだけに駆けつけたいと思ってしまいますが、妻としては来られると、子供も驚いたりするので困るのように思っていたりします。
参加を断られる様子

開催日を教えてもらえない

別居後の子供の運動会で「開催日を教えてもらえない」ということがあります。これは夫婦のどちらかが相手のことを嫌っていて、参加してもらいたくないなどの思いからこのような問題が生じます。しかし、運動会のような学校行事は、子供の成長において重要な役割を果たしますし、親としては普段の学校での姿を見ることができる限られた機会です。そのため、開催日を教えてもらえないという自体があると、大きなショックを受ける親も多いものです。また、こういったことが続いてしまうと別居中に、親と子供との関係性が弱まってしまうという問題に発展しやすいです。

親同士のコミュニケーション

両方の親が運動会に参加する場合、親同士のコミュニケーションが生まれることもあります。子供のイベントにおける両親の対面は、両方の親にとって大きなストレスになることもあれば、修復の為の良い機会になることもあります。どちらになるのかは、運動会に参加すする姿勢次第です。

参考ページ:別居中のコミュニケーションにおける注意事項

子供が不安になる

普段、別居しているので子供が「両親が揃って運動会に来てくれるのだろうか」のように不安になることがあります。子供としては、できれば両親に応援してもらいたい気持ちはあるものの、学校で喧嘩などはされたくなど、複雑な心境にあることもあります。

参考ページ:別居が子供に与える影響!対応方法や体験談などお伝えします

別居後、子供の運動会に参加する方法

ここでは別居したあと、どのようにして子供の運動会に参加するのかについて解説します。見学を実現するためにできる主な方法です。

参加についての図解

率直に提案する

まずは、運動会に参加したい旨を率直に伝えていきましょう。相手が必ずしも断ってくるとは限りません。例えば「今度の運動会には参加したいと思っているので、日時を詳しく教えて欲しい」などの頼み方が一般的です。これは直接でも、Lineなどを使ってもどちらでもかまいません。

依頼する際には丁寧に頼み、運動会当日の子供に関する詳細な情報を共有してください。どの種目に出るのか?クラスは何組なのかといったことです。これは子供の重要なイベントへの参加を通じて、親子関係を支えるためにも重要です。
提案をしている様子

見学のルールを決める

もし見学を断られた場合は、見学のルールを決める代わりに、承諾をもらうという方法をとってください。見学のルールとは、例えば「子供を不安にさせないために、遠くから見学する」ということであったり、「双方の見学場所を決めておく」「時間を指定する」などのことです。こうすることによって、予定外に親同士が顔をあわせてしまったことを避けることもできます。

行事ごとの交代制を提案

運動会への参加をどうしても渋られる場合は、交代制を申し出ることも1つの方法です。例えば、運動会は父親が参加し、参観日は母親が参加というように、行事ごとにどちらかが参加し、どちらかが不参加にするというように取り決めをしてもかまいません。こうすることで、当日、鉢合わせになってしまうということは避けることができます。1つの提案として伝えてみてください。

写真や動画を送ってもらう

頑なに運動会への参加を断られる場合は、後ほど「運動会当日の写真や動画を送ってもらう」という方法で対応することもあります。運動会に参加できなかったことは残念ですが、子供の大切なイベントを共有するための代替手段としては有効です。また、写真や動画の共有は、親が子供との会話につなげることができる可能性もありますし、親子の絆を維持するのに役立ちます。

運動会当日の過ごし方

子供の運動会当日は、いくつかの注意すべき点があります。相手と顔をあわせることが難しかったり、鉢合わせになると相手が機嫌を損ねてしまうなどのことがあるためです。次のことを守って当日の運動会に臨んでください。

異なる学年の場所で応援する

多くの場合、自分の子供が属しているクラスや学年の後ろあたりで運動会の応援をする事が多いのではないでしょうか?しかし、別居していて夫婦関係が悪いため、同じ場所で子供の応援をするのは気まずいということもあると思います。その場合は、鉢合わせにならないよう、あえて別学年のクラスがいる場所の後ろで応援するなどのことを検討します。

子供に声をかけるのは事前承諾を得る

運動会の日くらい子供に声をかけても良いだろうと考えてしまいますが、これも勝手にそれをしてしまうと夫婦関係が後退することがあります。「子供が動揺してしまう」などのことが理由です。そのため、声をかけて良いかどうかは、極力事前に承諾を得るほうが夫婦仲を悪化させるリスクを減らせます。
事前の取り決めをしている様子

義理の両親には挨拶する

大切な子供の運動会と言うこともあり、義理両親が一緒に応援に来ているということもあります。この場合、もし顔をあわせたら挨拶や会釈などは忘れないようにしてください。夫婦仲が悪いと、それでも無視されるなどのこともありますが、挨拶や会釈をしなければ、あとで「無礼な人だ」のようなことを言われることもあります。

まとめ

今回は別居中、子供の運動会が開催されたときの対応について解説しました。簡単に参加できないこともありますが、今回のポイントを踏まえて夫婦間で話し合いをしてみてください。その他、夫婦関係修復のための方法や別居解消に関する情報は専用ニュースレターで公開しています。登録は下記のフォームよりどうぞ。

よくあるご質問

ここでは『別居後に子供の運動会がある』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

運動会への参加を断られたら?

【Question】
私は現在、妻と別居しています。子どもたちと面会する機会がほとんどありません。先日、私は子どもたちの運動会に参加したいと思い、そのことを妻に伝えました。しかし、妻は私が子どもたちと関わることを望んでおらず、参加を断られました。

私は子どもたちとの関係を大切にしたいと考えており、運動会に参加することでつながりを持ちたいのですが、妻の反対に直面して困っています。私はどのように対応すればよいでしょうか?

【Answer】
ご相談いただきありがとうございます。できることとしては、運動会の見学時間を限定することを提案してみてはいかがでしょうか。たとえば「運動会の最初の30分間だけ見学させてほしい」といった具体的な提案をすることで、奥様も受け入れやすくなるかもしれません。

また、奥様が恐れているのは、学校での夫婦間の直接的な対面かもしれません。その点をクリアにすることで、妻の不安を和らげることができます。例えば、「運動会に行くときには学校の東側から応援する。なので、そこに近づかなければ自分顔をあわせることもない」というような約束をすることで、さらに譲歩を引き出しやすくなる可能性があります。

両親も運動会に参加

【Question】
現在、夫と別居中の私は、子どもたちの運動会に関する悩みを抱えています。夫は運動会に参加したいと考えていますが、私はそれを望んでいません。理由は、当日私の両親も参加する予定であり、別居中の夫との顔合わせは避けたいと考えているためです。

また、夫とは現在別居しており、子どもたちと直接関わることにも複雑な感情があります。一方で、子どもたちにとっては父親の存在が大切なことも理解しています。

夫には運動会に参加しないでほしいと伝えたいのですが、その一方で、子どもたちの気持ちも考慮したいと思っています。どのように対応すればよいか、アドバイスをいただけますと幸いです。

【Answer】
夫に対しては、運動会当日にご自身の両親が参加することを明確に伝えることが大切です。このことを伝えることで、夫が運動会参加について配慮してくれる可能性もあるためです。また、別居中の夫との顔を合わせたくないというご自身の気持ちも、率直に伝えることをお勧めします。そのような意図が明確でないと、相手もどう対応したら良いのか分からないからです。