急に口をきいてくれなくなるなど、一方的に家庭内別居にされることがあります。このようなとき、何が起こったのか分からず、混乱してしまうことも多いのではないでしょうか。そこでここでは、相手からの一方的な家庭内別居に対してどのように対応すれば良いのかということについて、もたらす影響、心理など詳しく解説します。

一方的な家庭内別居とは?

一方的な家庭内別居とは、夫婦の一方が単独で決断し、相手に事前の相談や同意なく、同居の状態で別々にする状態を指します。例えば、口を利かない、食事や洗濯を別にするなどの行動が挙げられます。通常、このような一方的な別居になる前に、コミュニケーションが不足する、対立が生じるなどの背景があります。
不機嫌になるイメージ

一方的な家庭内別居がもたらす影響

ここでは、一方的な別居をした場合、家庭内にどのような影響を及ぼすのかについて詳しく解説します。

離婚リスクが増加

相手が自分1人で決断し、一方的な家庭内別居が始まると離婚リスクが増大することがあります。これは一方的な家庭内別居が始まることで、コミュニケーションが途絶え、感情的な距離が広がるからです。相手が口も利かず、ある日勝手に家を出て行苦などの行動が起こる可能性もあります。
離婚リスクについてのイメージ

相手への不信感

別の影響としては、相手への不信感が挙げられます。これは、一方的に家庭内別居をしてくる相手の行動に対して不信感が湧いてしまうということです。相手の行動が自己中心的に思えてしまい、信じられなくなってしまいます。また、自分の意見や感情が無視されているとも感じてしまい、相手に対して怒りを感じてしまうこともあります

将来への不安増加

一方的な家庭内別居がもたらす影響として、将来への不安が増加することが挙げられます。これは、一方的に家庭内別居をされたことで、今後の夫婦関係が不透明になり、今後の生活や関係の行方に対する不安が高まるということです。例えば、このまま離婚になってしまうのではないか?といった考えや、別居になるのではないかなどの気持ちがよぎります。

身勝手な家庭内別居をする心理

ここでは、身勝手にも一方的な家庭内別居をしてくる相手の心理ついて解説します。どのような心理からこのような行動をとっているのかを推測する手がかりとして参考にしてください。

怒り

身勝手な家庭内別居をする相手の心理には、怒りがあることがあります。これは、これまでの結婚生活において、何かの出来事がキッカケとなり怒りを感じ、その結果、「もう口を利かない」という決断に至るなどのことです。例えば「自分に対しての日頃の感謝が足りない」など、こちらが思いもつかないようなことで、相手が怒りで一杯と言うこともあります。

結婚生活への意欲低下

結婚生活を継続する意欲が低下しているということもあります。夫婦の一方が結婚生活に対する興味や関心を失い、関係を改善するための努力はもう出来ないと考えてしまいます。このような心理状態に陥ると、相手とのコミュニケーションを避け、一方的ですが家庭内別居になってしまいます。原因は様々で、長期間の関係の悪化、解決不可能と感じる問題、または外部の要因も挙げられます。

自暴自棄

自暴自棄になっている心理も考えられます。例えば、パートナーに対する失望や呆れ、あるいは結婚生活全体に対する絶望感が原因で、何もかもが嫌になり、自分の事だけを考えた方が楽と判断し、家庭内別居の状態に陥ります。自暴自棄になると、問題解決への意欲が失われ、夫婦関係の修復が困難になることもあります。

一方的な家庭内別居をされた時の対応

相手の都合を考えず、身勝手に家庭内別居を進める相手に対して、どのような対応をすれば良いのでしょぅか?ここでは対応のポイントを取り上げ解説します。

過去を振り返る

1つ目の対応として過去を振り返るが挙げられます。これまでの結婚生活を振り返り、夫婦関係においてどのような問題や出来事があったのか、それがどのようにして今回の一方的な家庭内別居に繋がったのかを考えます。過去を振り返ることは、家庭内別居を解消するための第一歩となり、解決策を考えるキッカケになります。

理由を尋ねる

理由を尋ねることも、問題解決に向けた重要なステップです。相手が家庭内別居を選んだ理由を理解することができれば、問題解決の糸口を掴むことが出来る可能性があるからです。もちろん、直ぐにこれを話してくれるとは限らないため、粘り強く理解使用とする姿勢が求められます。また、口頭でのコミュニケーションが難しい場合は、Lineやメールなどの非対面の方法を利用することも有効です。このようにメールやLineを使えば、相手はプレッシャーを感じずに自分の気持ちや考えを表現しやすくなる可能性があるからです。

手紙を書く

手紙を渡すことは、直接的なコミュニケーションが難しい状況において、できる事の1つです。手紙には、家庭内別居をやめて欲しいという願いだけでなく、事情を理解したい、改善に向けた提案など綴ることができます。手紙は、受け取った側が自分のペースで読み、考えることができるため、感情的な衝突を避けながら、心の底からのメッセージを伝えることが可能です。ただし、渡すタイミングが悪い場合は、読んでくれないこともあります。その場合はまた、別のタイミングで送ることも検討してください。

まとめ

ここでは、一方的な家庭内別居をされた時の対応などを中心に解説しました。相手の心理なども理解し、対応を進めてください。その他、できる事については専用ニュースレターで公開しています。ご登録は下記のフォームよりどうぞ。

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