マザコン夫かどうかのチェック方法！確認の仕方を解説

夫婦関係がうまくいかない要因の1つに夫がマザコンであるということがあります。ただ、自分の夫がマザコン夫といえるのかどうか分からないという場合、今回のチェック項目を確認してください。夫と照らし合わせて考えると、どの程度マザコンなのか判明します。

マザコン夫かどうかを判断するポイント

マザコン夫かどうかを判断するには、いくつか重要ポイントがあります。代表的なものとして次の3つを挙げます。

マザコンの判断についての図解

母親との関係の優先度

自分の妻や家族よりも、とにかく母親を優先することはマザコン夫であると判断するポイントの一つです。例えば、家族の予定よりも、母親との予定を優先する。家族で何か決めたいことがあっても、母親の意見を採用するなどの点が見極めのポイントです。

過剰な依存

母親に対しての過剰な依存もマザコン夫であることを判断する一つのポイントです。自分の意見を持たず母親が決めたことに従うだけであったり、母親から承認されることを常に目指している言動があるなどのことです。

家族への影響

仮に夫がマザコン気味であったとしても、それが家族の中で大きな問題にならないという場合、そこまで過度に「マザコンだ」ということを悲観することはありません。実生活に影響を及ぼさないのであれば、一つの特性として受け入れるだけでもかまいません。

マザコン夫のチェック項目

マザコン夫と、そうでない夫にハッキリとした境界線を引くことはできません。しかし、チェック項目にどの程度当てはまるのかを考えると、ある程度、マザコン度を確認することができます。

早速下記のチェック項目を１つずつ確認してください。

心理学的解説

マザコンであるかどうかを判別するには、いくつかポイントがあります。例えば「母親に対してはほとんど否定的なことを言えない」「母親にノーと言えない」「妻に対してはスグに起こるのに、母親との対立や衝突は避ける」などのことです。
参考：Married to Mama’s Boys: Make Great Friends, Bad Husbands

1.母親とのコミュニケーションの頻度

マザコン夫かどうかをチェックする1つ目の項目は、母親とのコミュニケーションの頻度です。単純にこれが多ければ、マザコンの可能性があると考えられます。では具体的にどのようにして夫と母親のコミュニケーション頻度を確認すれば良いのでしょうか。

具体的な方法としては、夫のカレンダーやスケジュール帳などを確認し、本人が母親といつ会っているのかを確認することができます。ただ、勝手にスケジュール帳を確認すれば、当然、相手が怒るということにもなるので、直接本人に「今度はいつお義母さんと会うの？」と尋ねてもかまいません。そのようにして記録をつけていことで会っている頻度を確認することができます。また、電話をしている様子があれば、それも記録として残しておきましょう。

2.母親に対する過剰な承認欲求

もし夫が妻ではなく、母親から承認欲求を過剰に求めている場合、マザコンになっている可能性があります。もちろん、人は誰でも承認欲求があります。ですが、それが家族や同僚ではなく、母親だけに大きく偏っている場合、マザコンのリスクがあります。

具体的には、言動を観察することでチェックできます。例えば、夫が何かの行動をとるとき、それが母親からの承認をとるためにおこなっていると気づくことができるかもしれません。あるいは、やたら「母がこれを知れば喜んでくれるだろうな」のような母親がどう感じるか？を軸に物事を決断したり、選択している様子が見られるときも、やはりマザコンのリスクがあります。

その他、自己評価が母親軸になっていることもあります。例えば「これだけ頑張ったのだから、母親も認めてくれるはず」のようになっている場合などが挙げられます。

3.母親の言葉に対する反応

母親の言葉対して、夫がどのような反応をするのかということも、マザコンをチェックする手がかりになります。例えば、母親が「子育ては、自由奔放にさせるべきだ」と夫に伝えていて、夫がそのまま意見を受け入れて「子供は自由に育てる」のように発言していることなどが挙げられます。夫婦でどうするのかを決めるのではなく、母親の意見に基づいて決めています。このようなことが一度や二度だけでなく、複数回繰り返されているのであれば、マザコンの可能性があります。

4.母親との関係で妻や家族に支障があるか

夫が仮にマザコンの傾向があるとしても、それが妻や家族に悪影響をもたらしていないのであれば、特に問題意識を持たなくても良いかも入れません。そこで、4つ目のチェック項目として、母親との関係によって、夫と妻、あるいは家族との関係に支障が出ているかどうかを確認します。

例えば、家族とのコミュニケーションの中でいつも夫が「うちの母がこういったいた」のように、頻繁に母親が登場し、家族は呆れてしまう、嫌な気持ちになってしまうなどのことが支障の例です。あるいは、家族のイベントなのに母親が参加して、妻が窮屈な思いをするなどのことも挙げられます。もちろん、仮に家族のイベントに母親が参加しても「うちは仲良しだからむしろ大歓迎です」という場合は、夫がマザコンであったとしても問題になりません。

5.母親との関係によって自分自身が不幸になっている

4の項目と同様に、夫と母親の関係が密で、それによって自分が不幸な気持ちになっているかどうかを確認します。仮に夫と母親が密に連絡を取ったりしていても、自分は何とも思わないということであれば、特にマザコンであることを気にする必要はありません。しかし、夫と義母との関係で自分が不幸な気持ちになっているのであれば、それはマザコン度の程度によらず、問題を解決する必要があります。

具体的には、夫と義母の関係によって、日々慢性的に嫌な気持ちが続いているとか、夫に優しくできなくなったなどのことが挙げられます。こういったことがあれば、マザコン度がどうあれ改善を図る必要があります。

チェック結果でマザコンと判明したときの対応

チェックをした結果、夫がマザコンなのではないかということが判明し、実際に家族にマイナスの影響があると判断したら対応を検討する必要があります。ここでは、その場合の対応について検討します。
対応についての図解

1.改善を求める

正攻法としては、相手に率直にマザコン的なに対応をやめて欲しいということを伝えることになります。もちろん、そのように伝えても一切改善してくれないのだ、などいろいろな事情はあると思います。確かに実際に改善を要求しても直らないことも多々ありますが、それでもこのように問題提起することは、今後の布石になります。

2.家族で話したいことを伝える

何でも母親に相談するのではなく「この部分は家族/夫婦で決めたい」ということを1つでも作ることが大切です。そういった家族間で実際に物事を決めていくという経験を積むことによって、次第に夫が「家族を軸に考える」という発想に変わっていきやすいからです。

3.ルール化する

家族の内密な話しであっても、マザコン夫は勝手に母親にその内容を漏らすなどのことが頻繁にあります。このようなことがあると、不快な気持ちになってしまいますし、おちおち夫に何でも話せないということになりがちです。そこで「こういった内容は家族だけの話にして欲しい」などいくつかルールを設けることも検討してください。