別居解消のきっかけを掴む方法！一覧や体験談など踏まえて解説

別居は、心理的にも負担が大きいため、心身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。しかし、別居解消のきっかけを見つけることで、再び絆を取り戻し、以前のような同居生活に戻していけます。

別居解消のきっかけは人それぞれ異なりますが、ここではその代表的なパターンをとりあげます。そして、同居に戻せるようそのキッカケを活かしてください。

別居解消のキッカケを掴むには？

現在、別居になっているのなら、それを解消するキッカケを見つけることは、もっとも大事なことの1つです。実際、別居解消できるキッカケがあったとしても、それに気づかなければチャンスを逃してしまうことになります。

では、どうすれば、そのキッカケを逃さず掴むことができるのでしょうか？

それは事前に別居解消のキッカケとなりやすい出来事を把握しておくことです。「こういう出来事が別居解消につながる」と知っておけば、そのチャンスを上手くいかすことができるからです。そこで次の項目では別居解消に繋がる出来事の一覧お伝えします。

キッカケの掴み方についての図解

別居解消のきっかけ一覧

ここでは別居解消のキッカケになりやすい出来事を一覧でお伝えします。こういった出来事が解消に繋がると知っておけば、その機会を活かすことができます。

反省と許し

別居の原因となった過去のトラブルや誤解に対してお互いが反省し、許し合うことで新たなスタートが切れることがあります。例えば「子供の教育方針について意見が相違で、喧嘩になったことが原因で別居となった」という場合でも、そのことでお互いが反省すれば、同居に戻せることがあります。

「反省と許し」を同居に戻すキッカケとして活かすには、自分がまず感情的な問題を解決することが重要です。例えば、過去のトラブルで怒りに満ちているという状態でと、この機会を活かすことかできません。

家事・育児の不公平感を解消

家庭内の環境や不公平が解消できると、同居に戻ることがあります。夫婦どちらか一方が、家事や育児の負担に偏りがあるので、それを公平に分担します。このように家庭環境を改善することで、夫婦のストレスが軽減され同居に結びつきやすくなります。

子供の要望

子供が同居に戻して欲しいなどの強い要望があることで、別居解消となることがあります。子供が「戻ってきて欲しい」などのことを別居した相手につたえることで問題が解決していきやすいです。例えば父親が家を出ているという場合、子供が父親に対して顔をあわせたとき、あるいはLINEなどの連絡をするなどのことです。

一時的な同居の試み

別居解消をするかどうかでは、意見が平行線でも、一時的に同居を試してみることで問題解決することがあります。相手が同居に戻しても良いと言う考えが少しでもある場合、試す価値があります。「本格的な同居に戻すのは、まだ不安がある」などのような場合に有効です。

不貞が終わる

不貞（不倫や浮気）は、夫婦の信頼関係を揺るがす大きな問題の1つです。不貞が原因で別居することは珍しくありませんが、逆に不貞が終焉することで別居解消となるケースもあります。相手が異性とわかれたり、話し合ったりすることで、不貞を犯した側がその行為に反省し戻ってくるなどが典型的です。ただ、仮に不貞が終わったとしても、夫婦関係が完全に壊れている場合は、同居に戻るとは限らないので注意してください。

健康問題への対応

夫婦の一方が健康問題に直面した際に、サポートや看護が必要となり、別居解消を検討することがあります。例えば、夫が家を出て行ったとします。しかし、その後、体調を崩してしまうことで夫が妻に助けを求めます。その事をキッカケに同居に戻れると言うことがあります。健康問題については偶発的なことなので、意図してどうこうできるわけではありませんが、もしたまたまそのようなことがあれば、別居解消のチャンスだという意識を持ってください。

経済的な行きづまり

別居するというのは、生活費が大幅に増えることになります。その結果、これまでの収入では生活できなくなり、再び同居に戻るということがあります。また、夫や妻が離職することになり、生活費をこれまでのように維持できなくなるなどのケースも荒れます。このように経済的な問題が浮上することで、同居に戻れるキッカケとなります。

夫婦生活

普段、別々で生活していても月に何度か自宅に戻ってくることがあります。その際、夫婦生活があり2人の関係性が変わっていくことがあります。夫婦生活があることで、夫婦の結びつきが強くなることがあるからです。端的に言えば心理的距離が縮まるということです。感情的なつながりが深まり、夫婦関係全体に良い影響を及ぼし、別居解消となることがあります。

家族や友人のサポート

別居した話しを友人や身内が聞き、親切にもサポートをしてくれるということがあります。その場合、別居を解消して、同居に戻れるということがあります。特に、感情的になって勢いだけで別居をしてしまった場合、有効であることがあります。ただ、周囲の人が同居に戻すように説得することで、逆効果になることも多々あるので注意が必要です。

体験談『私が別居解消のきっかけを掴んだ出来事』

ここでは夫婦やりなおし相談室にご相談いただいている方が、ブログ読者の方のために紹介してあげて欲しいというエピソードを紹介します。体験談を知っておくことで、別居解消のイメージを掴んで下さい。

多忙な夫との結婚生活

夫は結婚以前から仕事熱心でした。結婚後も、その姿勢は変わらなかったので、今思い返しても家族との時間は少なかったと思います。休日も会社に行くことが月に何度かありましたし。夫は仕事を頑張り家族のために一生懸命に働いてくれているんだと、自分では頭で納得しようとしていました。

が会社同僚と不貞をしていた

私は夫が仕事で忙しいと思っていたのですがある日、偶然にも夫の携帯でハートマークが沢山つけているLINEのやりとりをみてしまいました。「だれかいるんだ」とわかり夫の不貞を知りショックでした。夫が不貞していた相手は会社の女性でした。その後、夫の携帯をじっくり開けて読んだことでそのことを知りました。

そして、夫にこのことを問いつめ大喧嘩に。。心の中では家族との幸せな時間を取り戻したいと思っていましたが、私も感情的になっていたので、話しが収集つかなくなったのです。その週末に夫は出ていきました。今でも別居先はハッキリしませんが多分、相手女性宅だと思います。

離婚問題に発展

別居が始まり、一時連絡が途絶えました。私からも特に連絡はしないようにしていました。しかし、夫は子供を大切に思っており、その後「子供に会うから」ということで月に1回は自宅に戻ってくるように。私としても、子供が不安がっていたので面会自体は特に反対しませんでした。

面会を続けていくと、少しずつ夫の自宅での滞在時間が長くなったと思います。体を求められることもありそれにも応じていました。食事が一緒にとれるようになったりなどの変化もあり、心理的な距離は縮まっていったと思います。

以前、夫婦やりなおし相談室の相談で「子供との面会は心理的距離を縮めることも多いので、別居解消のキッカケになりやすい」と聞いていたので「自分は順調に解決に向かっている」と心の中で自分を励ましたりしていました。

話し合い

相談をしていたときに「同居の話し合いはいずれする必要があるけれど、焦って進めるのは後退のキッカケになのやすい」と聞いていたので、ここは慎重に相談しながらタイミングを見計らっていました。私の場合は、夫から話をしてきてくれたので「渡りに船」だと思い、その機会に話し合いをしました。相談していた「一番理想的なタイミング」で話ができて、これが本当に功を奏したと思います。別居期間中は大変でしたが、また元の生活に戻れたことは本当に嬉しいです。もうこれから別居にならないよう、今後の対応も気をつけたいと思います。

別居解消のキッカケを見つけた時の注意点

実際に、別居解消のキッカケが自分の目の前に表れたとき、適切な対応をとることが大切です。焦ってそのチャンスをふいにすることはもったいないですよね。そこでここでは、注意点をお伝えします。

冷静な判断

感情的にならずに冷静な判断を心がけることが大切です。例えば、別居の原因が女性関係などだと怒りが大きくて、中々素直に別居解消のチャンスを受け入れることができないかもしれません。逆に、嫌味や本位とは異なることを相手に伝えてしまうこともあると思います。しかし、別居解消のキッカケは、総頻繁にあることではありません。なので、冷静対応を心がけます。

長期的な視野

別居解消のキッカケが目の前に表れたとしても、その1回だけですぐに問題解決できるとは限りません。例えば「子供が夫に自宅に戻ってくるように伝えてくれた」という機会が訪れでも、それ１回で問題解決するとはならないことも多々あります。そのときに「折角、キッカケがあったのにうまくいかなかった」と落胆する必要はないです。その１回のチャンスで問題解決とならなかったとても、プラスの影響にはなったハズです。ですので、長期的な視野を持ち、同居に向けて夫婦関係の改善に引き続き取り組んでください。