「0か?100か?」といった言動をと極端な性格な夫だと、関わり方も大変悩ましいものです。そこで、ここでは極端な性格を持つ夫の特徴を詳しく解説し、日常生活での上手な関わり方について解説します。

あまりにも相手に振り回されてしまうと、結婚生活は非常に辛いものになります。そのため、今回お伝えする対応などを参考に、極端な夫との結婚生活を少しでも改善してください。

こんな人にお勧め
  1. 夫に振り回されている
  2. 極端なことばかり言われるので話ができない
  3. 夫との会話に疲れた

極端な性格の夫とは?

極端な性格の夫とは、行動や発言が過剰で、物事を白か黒かの二分法でしか考えられない人物のことです。柔軟な考えをしないのが特徴で、中間の立場やグレーゾーンを認めることができません。全てを絶対的な善か悪か、あるいは0か100かのどちらかに分類してしまう傾向があります。

結果として、妻や家族、身内はその極端な考え方や行動に振り回され、大きなストレスを抱えることになります。
無茶を言う夫

極端な夫の特徴

ここでは、極端な夫がよくとる行動や特徴について取り上げ解説します。例えば、過度な批判や支出、男尊女卑などが挙げられますが、その詳細を確認しておくことで、今後の対策もとりやすくなります。

過剰にストイック

1つ目の特徴として、過剰にストイックな行動をとることがあります。何か物事に取り組む際に、その取り組みに生活の多くのエネルギーを集中させ、その極端ぶりに家族や妻は苦労します。

例えば、ジョギングなどのトレーニングに取り組む夫は、毎日何時間も走る時間を確保し、食事や睡眠、家族との時間を犠牲にするなどの行動が見受けられます。

このような極端な取り組み方は、本人の目標達成には有利です。しかし、それは家族の犠牲の下に成り立っていることが多いため、日常生活や夫婦関係に支障をきたします。

好きな物事に大金をかける

2つ目の特徴としては、好きな物事に大金をかけることが挙げられます。例えば、趣味がゴルフなら、高級なクラブセットや会員制のゴルフ場の年会費などに多額のお金をかけることがあります。

このような行動は、夫自身にとっては大きな満足感を得られるかもしれません。しかし、家計に大きな負担をかけることになり、妻はこのことに悩まされます。
大金をかける夫

過度なクレーム

過度なクレームを付けるということもあります。例えば、レストランで料理に少しでも不満があれば、店員に対して酷い言葉や態度で文句をつけるなどのことです。

妻としては、『そこまで言わなくても良いのでは?』と思うような些細な問題であっても、夫はそれを許すことができず、執拗にクレームを言い続けます。このような行動は、時に周囲を騒然とさせることもあり、妻は恥ずかしいという思いをしたり、お店のスタッフにとっても大変なストレスとなります。

男尊女卑的な扱い

男性であることを過度に重んじ、女性を徹底的に下に見ることもあります。例えば、夫は妻に対して、男性の前を歩いてはいけないとか、食事は自分のあとに取るべきだといった過度な要求を押しつけます。

このような行動は、妻に対して精神的な負担を強いるだけでなく、夫婦間の平等な関係を損なうことにも繋がるでしょう。

参考ページ:夫が男尊女卑的な考えをする!特徴やアプローチ方法体験談などお伝えします

批判で応酬する

極端な夫がとる行動の一つに『文句に対して、何倍にもして返す』があります。これは、夫が批判された際、その批判を何倍にもして返すという特徴的な行動です。例えば、妻が夫に『もっと家事を手伝ってほしい』と不満を伝えると、夫は『君こそ家事のやり方が悪い』『君は何もできていない』といった具合に、元の批判の何倍にもなる激しい批判を返してきます。

このような行動は、妻の正当な不満や意見を押しつぶし、対話の機会を奪い、夫婦間の信頼関係を損ないます。結果として、妻は自分の意見を言い出しにくくなり、家庭内でのコミュニケーションが一層難しくなることがあります。

極端な夫との関わり方

ここでは、極端な言動をとる夫と、どう関われば良いのかについて解説します。関わり方を工夫することで、極端な行動をとる夫に、ある程度、自然な行動を促すことができます。早速、お読みください。

要望を正確に伝える

夫に対して、要望を正確に伝えることをまずは心がけてください。例えば、妻が夫に子供を迎えに行ってほしいとお願いする場合、『学校に3時に行って、正門前で待っていてね。迎えたら直接家に帰ってきて』といった具体的な指示を与えます。

そして、極端な行動を避けるために、『遅れた場合は怒らないで欲しい』『1-2時間前など、あまりにも早い時間に迎えに行くと不審者のように見られるから、それは控えて欲しい』といった、極端な夫にありがちなNG例も合わせて伝えます。

このように、具体的な要望とNG例を同時に伝えることで、夫の極端な行動を抑え、より自然な行動を促すことができます。

進捗を確認し、調整する

依頼やお願い事をしたら、進捗を確認し、調整することも大切です。任せっきりにするのではなく、途中で状況を確認することで、夫が極端なやり方をしている場合に早期に調整できます。

例えば、妻が夫に家の掃除を頼んだ場合、そのまま任せっきりにしておくと、部屋中の何もかもを総じて、大がかりなことになるかも知れません。そこで、10分後など時間をおいたあと、途中で観察したり、状況を尋ねたりします。

このように途中で一手間加えることで、夫の行動を調整することができます
進捗を確認する様子

落ち着くのを待つ

相手が拗ねるなどの理由で極端な行動をとっている場合もあります。この場合は、相手の気持ちが落ち着くのを待つことが重要です。感情が高ぶった状態では冷静な話し合いが難しく、極端な行動をとって事態がさらに悪化することがあるからです。

例えば、夫が拗ねているときに、すぐに対話を試みても、夫は極端なことばかり言ってくるので建設的な解決策を得るのは難しいでしょう。一度時間を置き、夫が冷静さを取り戻すまで待つことで、あとから穏やかに話し合う機会をつくることができます。

参考ページ:夫が拗ねるので、めんどくさい!関わり方や理由、リフレッシュ法など解説

まとめ

今回は、極端な夫の特徴や上手な関わり方などについてお伝えしました。極端な行動をとられると、自分が振り回される結果になるため、メッセージの伝え方やタイミングなど考慮してみてください。その他、具体的なノウハウについては、専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームよりご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『夫が極端な性格』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

「離婚する」など極端なことを言う

【Question】
些細な夫婦喧嘩があると、その度に夫が「離婚する!」と極端なことを言い出します。しかし、その喧嘩の元になることは、どれもつまらないことばかりです。例えば、食事のメニューについて意見が合わなかったり、家事の分担について話し合おうとしたりすると、感情的になり「もう我慢できない、離婚する!」と言い出すのです。

何か会話をする度に、地雷を踏んでしまうのではないか?といった気持ちになり、どう関わって良いのか分かりません。

【Answer】
あまりにも極端なことを言われると、困惑してしまいますよね。どっうせっすればいいのか分からないものがあると思います。離婚するという発言が、夫の瞬間になっているような感じであれば、こちらもある程度その言葉をスルーする事も大事かも知れません。一言ひとことに振り回されてしまうからです。なので、「離婚」と言われたとき、そのことを言葉のまま解釈するというよりは、「反発の1つ」などのように受け取っても良いのかなと思います。

参考ページ:夫婦喧嘩で離婚と言われた!理由や対処法、注意点などについて解説

極端な夫と性格が合わない

【Question】
夫は物事を白黒はっきりさせたがる性格で、柔軟な考え方ができません。例えば、些細な問題でも「絶対にこうしなければならない」と強く主張したり、私の意見や提案を受け入れようとしません。

最近では、家事のやり方や育児の方針についても、夫の極端な意見に従わざるを得ない状況になり、非常にストレスを感じています。性格が合わないと思うのですが、どうすればいいでしょうか?

【Answer】
あまりにも極端な言動をとられると、ついていけないものもありますよね。こういった極端な言動に嫌気がさしてしまい、今後どうすればいいのだろうか?と思ってしまうと思います。そのため、何か相談するときは「こういう対応はいやだ」というように、相手が極端な結論を導くのを事前に防ぐように話を進めてみてください。

例えば「明日は10時から一緒に外出する」ということがあったとき、「10分前に準備をして、外出しようね。9時とか極端に早い時間だと、逆に早すぎて困ると思うから」などのようなイメージです。

参考ページ:性格の合わない夫婦が離婚危機!特徴や回避するための方法など解説