話し合いを成功させるには何が必要?
別居したご主人との話し合いは何となく憂鬱という人も多いと思いますが、あなたはどうですか?
今回は「話し合いが苦手だ」という人のために、別居中の話し合いを上手くまとめるための2つのコツをお伝えします。話し合いが苦手という人は、この2つのコツだけでも意識してみてくださいね。きっと、今までよりはずっと、話し合いを進めやすくなると思います。

確かに私も話し合いは苦手です。途中で頭が真っ白になって何を言えば良いのか分からなくなるんですよね…。そんな私でも出来ることはありますか?

大丈夫です。この2つのコツだけでも、意識して臨んでみてください。
話し合いにはコツがある?
多くの人が、ご主人と話し合いをするという時、ただ漠然と「夫婦問題のことについて話そうかな?」などのように考えて、話し合いに臨んでいます。
しかし、話し合いには、必ず目的が必要です。「どのような目的を持って話し合いに臨むか?」ということを事前にきちんと考えておく必要があります。これが重要なコツの1つです。
例えば別居中の話し合いであれば「婚姻費用をきちんと決める」「子供との面会時間を決める」「今後の話し合いの日程を決める」などのことを目的にして、話し合いに臨むことが多いと思います。「夫婦問題のことについて話しをしようかな?」とだけ考えているよりも、ずっと具体的ですよね?
このように、具体的かつ明確な目的を持ってはじめなければ、折角話し合いをしても、内容があっちこっちに飛んでしまいます。別居解消の話をしていたと思えば、いつの間にか過去の子育ての仕方について議論になっていた。その後は生活費の事についての話になった…など、テーマがバラバラになってしまいます。
これでは苦労して話し合いをしても、ほぼ何も前進することなく、成果を得られることなく話し合いが終結してしまいます。さらに悪いことに、そのような目的もなく話し合いをしていると、いずれ夫から「もう話し合いをしても意味がないので辞めよう」などのよに言われることにもつながってしまいます。
例えば、飛行機に乗ったとき、目的地が分からなければどこを飛んで良いのかサッパリ分かりません。目的地が決まっていないのであれば、エンジンの性能を10倍良くしても意味はないですよね。同じように、話し合いも明確な目的を決めなければ、話し合いのテクニックをいくら磨いても仕方がないということになります。
このように、コツの1つ目は「的を持ってはじめる」ということです。では2つ目についてお伝えします。
結論を意識する!2つ目の重要なコツとは?
先ほどお伝えした通り1つ目のコツは「目的を持ってはじめる」ことです。そして、今回お伝えする2つ目のコツは「ある程度結論を意識しておく」ということです。
例えば「婚姻費用を決める」という目的の話し合いをするのであれば「婚姻費用を月●円くらいで決めることに話がまとまれば良いな」という具合です。このように、「話し合った結果、こういう結論になれば良いな」ということを意識しておきます。
また、場合によっては、2つの結論を意識しておきましょう。
1つは「最も理想的な結論はコレ」というものです。そして2つ目は「最低限、これくらいでは合意したい」というものです。
話し合いの結論について、「理想的な結論」と「最低限の結論」の2つを決めておきます。例えば、「婚姻費用を決める」という話し合いをするのであれば、「最大月に●円くらい」という理想的な結論と、「最低月に●円くらい」という最低限の結論を意識して話し合いに臨むことになります。
このように2つの結論を意識しておけば万全です。しかし、なぜ2つの結論を意識する必要があるのか?次に、その詳細について補足説明しておきます。
2つの結論を意識するメリットは?
このように上限と下限を決めて、話し合いに臨むことのメリットの1つは、「話しの内容を保留に出来る」という点です。
例えば、万が一「最低限の結論」さえも合意に至りそうにないという場合は、「急いで話し合いの結論を出すのではなく、一旦、結論は保留にしよう」などのことを話し合い中に判断することが出来ます。もし、事前に結論の上限と下限を決めずに臨んでしまうと、何となく相手の言い分に押されてしまい「まぁ、相手がそこまで強く主張するのならそれでもいいかな…」と、自分が望まない結論を出してしまうこともあるからです。
上限と下限を決めて、その下限を下回るようならば、一旦話し合いは中断し、次回までに再度、お互いが今のテーマについて考え直すという宿題として出して、次回仕切り直しをしましょう。このように、上限と下限を決めておくことはとても効果的です。
まとめ
別居している時には、ご主人と話し合いをすることもあると思います。その際、漠然と臨んでも良い成果を得られることはありません。そこで、もしあなたが話し合いに初めて臨む、あるいは苦手だ…という場合は、次の2つのコツを実践してください。
- コツその1.話し合いの目的を考える
- コツその2.話し合いの結論を上限と下限で決める
たったこの2つだけでも意識して臨むと、話し合いは随分、進めやすくなります。また、さらに別居中の話し合いのコツをお知りになりたい場合は、下記の夫婦関係修復ニュースレターを無料登録してください。こちらで、詳しい内容を紹介しています。
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