性格が合わないことで、夫婦仲が悪化するということがあります。そこで、今回はその特徴や離婚回避できるのどうか、そして回避方法などについても解説します。

相手と性格が合わないなと思っているなら早速ご確認ください。

性格が合わない夫婦の特徴

ここでは性格が合わない夫婦には、どのような特徴があるのかについて解説します。自分達夫婦が、次のような特徴のいくつかが当てはまらないか確認してみてください。

性格が合わないことの図解

専門的解説

性格が合わないと思えるサインはいくつかあります。例えば将来の目指す方向性が異なる場合や口論が絶えない、家族や夫婦関係以外のことに時間を費やすようになる、興味関心が異なるようになったなどが挙げられます。
参考:15 Signs of Incompatibility in Relationship

衝突が多い

性格が合わない場合、夫婦間で衝突が多いという特徴があります。頻繁に口論があったり、時には機嫌を損ねて口を利かないなどということもあります。衝突が頻繁なため、場合によっては相手のちょっとした言動に対しても敏感に敵対的な反応を示すことがあります。

話しがかみ合わない

例えば、一方が感情的に会話をしてしまうけれど、もう一方は理屈っぽく話しをするなどのことがあり、夫婦間で話しがかみ合わないときがあります。性格が合わない夫婦の場合、それが常態化しており、話が合わないと感じてしまいます。その他、特徴としては一方は言葉にせず、すぐに行動に移すタイプで、もう一方はしっかり話し合いをして物事を一緒に進めたいタイプなどのこともあります。

休日の過ごし方が異なる

夫婦のどちらか一方がアウトドア派で、たいてい休日は外出したいと思っています。しかしもう一方は、インドア派で休日は昼頃までゴロゴロしていたり、自宅でゲームや映画などを見て時間を過ごしたいと思っています。このように性格が合わない夫婦の場合、余暇の過ごし方も異なっています。

共感の欠如

性格が合わない夫婦の場合、共感が欠如するということが多々あります。例えば、相手が愚痴を言っているのだけれど、もう一方はそれを聞いても共感できません。相手は「周囲の人が悪い」と伝えているのですが、自分は「それは自業自得ではないか?」などのように感じてしまいます。共感が欠如しているため、会話がそれ以上弾まず、話をした相手も理解されないと思って口を閉ざしていきます。

性格の合わない夫婦が直面する離婚の兆候

ここではどのようことがあれば、離婚の兆候といえるのか?そのことについて解説します。ちなみに個々で取り上げる離婚の兆候は、性格の合わない夫婦によくあるものです。
離婚の兆候についての図解

支え合いの欠如

性格が合わず、コミュニケーションが不足したり、喧嘩が増えてしまうと、協力し合うという場面が減っていきます。支え合うと言う気持ちが減少し、それぞれが自分のことは自分でするだけで何かを手伝うことがなくなります。仮に一人ではできないことがあり、それに対して「手伝って欲しい」ということを頼んでも「自分でやってください」のように言われるか、嫌々手伝うということが増えます。

距離感の増加

離婚の兆候として、心理的距離や物理的距離が増加するということがあります。例えば、子どもの運動会を一緒に見学に行っても、夫婦間で距離ができていたりします。その他、お互いの出来事を話さなくなるなどの心理的距離ができる事もあります。物理的にでも、心理的にでも、距離ができてしまうとお互いに、今どのようなことに関心や注意が向けられているのかといったことが分からなくなります。

自室に閉じこもる

夫婦のどちらかが別々の部屋で過ごすことが多くなります。お互い相手のしていることに関心を持てなくなったり、共有時間が減っていきます。各自がそれぞれの部屋で好きなことをしているため、共有時間をとるということが減り、同居はしているけれど独身のような生活をしているということがあります。

性格が合わない夫婦でも離婚を避けられる理由

仮に性格が合わない夫婦であっても、離婚を避けることはできます。その理由として、次のようなことが挙げられます。

関係性は変えられるから

夫婦お互いの性格を変えることはできません。例えば、今日から夫の性格を変えたいと思っても、できる事はありません。しかし、夫婦2人の関係性であれば、変えることができます。関係性を変えることができれば、お互いのストレスレベルが下がり、夫婦関係を維持できる可能性が高まります。

一致点もあるから

ことごとく性格が異なっていたとしても、想いや考えなど部分的でも夫婦間で一致していることがあります。「そんなものはない」と今は思えるかも知れませんが、一致している点が一切無い夫婦というのは、ほとんど存在しません。そして不一致に注目するよりも、一致点に注目することによって、夫婦関係を続けていける可能性が出てきます。

不一致点に対しての捉え方を変えられるから

仮に性格が合わないと思っていても、その「あわない」ということに対しての捉え方を変えることができます。つまり、性格が合わない点を問題視するのではなく、歓迎することができます。相手と自分の性格が合わない、不一致であるからこそ、それぞれの特性を活かして協力し合えることができます。もしお互いの性格が全く同じなら、自分の苦手なことが相手も苦手となり、協力し合える機会がなくなります。だからこそ、性格が合わなくても離婚を回避することができます。

性格の合わない夫婦が離婚回避するためにできること

ここでは性格が合わない夫婦が離婚を回避するために、どのようなことに取り組むことが有効なのか。その事について解説します。

共通の目標を設定する

もし夫婦で共通の目標を設定することができれば、性格があわないという点を乗り越えることができ、離婚回避につながります。例えば「お金を貯蓄しよう」という目標や、「一緒に自営業で仕事をする」、「子どもを挨拶ができる元気な子に育てる」などのようなことです。このように目標を共有できることがあれば、性格が合わなくても、その相違点を活かして協力しあうことができます。

性格について話し合う

お互い相手の性格について理解することは、離婚回避できることにつながります。例えば、それぞれが相手に対して理解している性格を書き出し、自分の性格との違いについて意見をしてもかまいません。性格ですので、どちらが良い・悪いということもありません。ある場面では相手の性格が強みになるけれど、ある場面では自分の性格の方が強みになる。こういったことに気づくことができれば、性格が合わないで離婚危機になるということを避けることができます。

相手の弱みを助ける

万能な性格というものは存在しません。常に人には弱点があるものです。その相手の弱点を自分が補うことを意識します。例えば、相手が「人前で話しをするのが苦手」という性格があるとします。しかし、人前で話しをするということを完全に避けて生活することはできません。そこで、そのような場面があれば、自分が代わりに話しをするなどのことがあります。このように相手の性格的な弱点は、夫婦関係の絆を深めるのに役立ちます。

まとめ

今回は性格が合わない夫婦にはどのよう特徴があるのか、そして、それを乗り越えることができるのかと言ったことについてお伝えしました。その他、離婚回避や夫婦関係を改善するためのノウハウは夫婦関係修復ニュースレターで解説しています。今なら無料購読できるので、早速下記のフォームから登録してください。

よくあるご質問

ここでは『性格の合わない夫婦が離婚危機』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

離婚を考えるべき?

【Question】
性格が合わない夫婦は、離婚を考えるべきでしょうか。それとも修復できものでしょうか。

【Answer】
性格が合わなくても、離婚が唯一の解決策とはなりません。関係を改善することは、この記事でも取り上げたとおり十分可能です。ただ、個々の状況によって、対応すべきことは異なるのでし詳しくは、このページから登録できる夫婦関係修復ニュースレターを購読してください。

専門的解説

不貞などの過失がない離婚を「無過失離婚」と呼んでいます。例えば、性格が不一致で離婚になることなどが該当します。多くの場合、離婚に至るのはこの無過失離婚になります。
参考:Can I File for Divorce on the Grounds of Incompatibility?

性格が合わず、夫婦喧嘩が頻発

【Question】
性格の違いが原因で喧嘩が頻発します。どうしたら改善できますか?

【Answer】
夫婦喧嘩を避けることはできますし、夫婦間で問題が生じたとき、喧嘩するという方法以外で対処することも十分可能です。ですので、大切なのは、別の手段で問題解決しようと思うことと、それを実際にできるようにスキルを身につけることです。ここでスキルと伝えたのは、それは誰でも練習すればできるようになるという意味です。ですので、夫婦喧嘩が頻発することに対して、解決を諦める必要はありません。

価値観が合わない夫婦

【Question】
夫婦間で価値観が合いません。何を大切にするか、しないかということについて意見が衝突してしまいます。例えば、私としては子どもの教育が大切と思いますが、夫はどちらかというと放任主義立ったりします。こういった価値観の相違は乗り越えることができるのでしょうか。

【Answer】
価値観が全く一致している夫婦というのは少数派です。むしろ、大なり小なり異なっているのが自然です。そして、大切なのは、その価値観の相違を問題点として取り扱うことではなく、歓迎してそれを活かす事が大切です。例えば、相手が「子どもの教育は放任が良い」と思っているのであれば、それが正しいと思う相手なりの理由があるはずです。そういった考えや気持ちを質問して、理解することから始めてみるのはどうでしょうか。

好きだけど合わない

【Question】
夫のことは好きなのですが、考え方や価値観、性格などが合わないと思ってしまいます。行動パターンや発言など、どうしても合わないなと思ってしまいます。これは離婚した方が良いのでしょうか?それとも一緒に結婚生活を続けているでしょうか。

【Answer】
好きだけれど相手と性格などが合わないというこもあります。では、離婚した方が良いのか?というと、必ずしもそうとはいえません。性格や価値観の違いは、お互いの相違点を尊重することで、一緒にやっていけることが多いからです。大切なのは、その合わないと思っているところを尊重できるのか?それとも腹立たしく感じるのか?という点です。尊重できるのであれば、相違点はむしろ良い事ですし、腹立たしく感じるのであればその認識を改めることができるかどうか試みる必要があると思います。

関連記事

ここで『性格の合わない夫婦が離婚危機』に関して関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、より知識を深めていただけます。

性格が嫌

夫の性格が嫌と言うことについての記事
夫の性格が嫌で困っていませんか。例えば「頑固で全く言うことを聞いてくれない」などのことです。こういった場合の対象方法について解説します。

参考ページ:夫の性格が嫌だ!その原因と対処方法について解説

夫の性格に我慢?

夫との性格不一致に関する記事
夫と性格が不一致で辛い思いをしてしまうということがあります。このような場合、我慢し続けると状態が悪くなります。そこでどのような対応をすれば良いのか、下記の記事で解説します。

参考ページ:夫と性格不一致で辛い!どう夫婦関係を変えれば良い?

夫婦関係を修復するには?

夫婦関係修復の記事
ここでは、夫婦関係を修復するための方法について基本から解説します。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:夫婦関係を修復する方法