別居中のNG行動が「会いたくない」と言われる原因に
別居中に自分のとる行動は、非常に大切です。
もし「してはいけない行動」を取ってしまったら、それだけ別居の解消が遅れたり、相手から「もう会いたくない」と言われてしまうこともあるからです。
もし既に、そのような行動をとってしまっている場合は早めに軌道修正もしていきましょう。そこで、今回は別居中、相手から「会いたくない」と言われないようにするために、何としても避けたいNG行動について取り上げます。

私も夫からそう言われしました。今は別居しているのでダメな行動を確認し今後、気をつけたいと思います。
相手から「会いたくない」と言われるNG行動リスト
別居中にしてはいけないことは、いくつかありますが、ここでは代表的なものをいくつか取り上げ、解説したいと思います。
1.頻繁なメール/Line連絡
別居中にしてはいけないことの1つ目は、過剰にメール/Lineを送るということです。別居中、相手の事書きにかかるからと言って、1日に何回もメール/Lineを送ってしまうと、相手は「これじゃあ、別居した意味がない!」とか「監視されているようで嫌だ」などのような思いが出てくることがあります。
どちらにしても、頻繁にメール/Lineを送ることが、夫婦関係の修復のために役立つということはほとんどないので注意してください。
2.連絡を取らない
1とは正反対に、別居後、全く連絡を取らないというのは非常に危険です。音信不通になってしまった場合、相手も「もう夫婦関係は、このまま自然に消滅していくだろう。離婚もその内、決まるだろう」などのように思われる可能性もあります。
どちらにしても、連絡をとらなければ、夫婦関係が前進するということもないので、いつまでもダラダラと別居が続いていったり、相手が弁護士などを入れて早めに離婚してしまおうと言うことになってしまいます。連絡のことについては、下記の記事も参考にしてみてください。
関連ページ: 長期間、別居した夫に連絡を取らない危険性
3.同居に戻す提案
同居に戻す提案自体が、悪いというわけではありません。それを頻繁にしてしまうことが大きな問題になります。同居に戻す提案というのは、お店で言えば「この商品を買いませんか?」というような提案と同じ事です。
繰り返し、このように言われたら「このお店は面倒だな」と思って逃げたくなりますよね。それと同じく、繰り返し「同居に戻しませんか?」という提案は、相手から圧倒しいと思われ、益々同居に戻したくないと言う気持ちが働いてしまいます。
4.浮気相手や身内の悪口を言う
例えば、夫が浮気をして、その後、別居になってしまったとします。その際、あなたは別居している夫に浮気相手のわるぐちなどを言っててしまうということがありませんか?
これは絶対に避けたいところです。というのも、これは「自発的特性転移」と呼ばれる現象で、オハイオ州立大学Skowronskiによると人は話題にしている第三者と、その事を話している人物とを無意識のうちに重ね合わせてしまうからです。

例えば「浮気相手の女は、お金に汚い人間なのだ」ということを夫に知らせた場合、夫はあなたのことをお金に汚い人間と認識しがちになってしまうと言うことです。
どんな相手であっても悪口を言えばそれが自分に返ってくることになるので注意してください。
5.過剰な謝罪
ここは誤解がないようにしておかなければいけませんが、謝罪自体が悪いということではありません、繰り返しの謝罪は控えた方が良いということです。
謝罪は、正しい方法で行えば同居に戻す効果はあるのですが、これが繰り返しになってしまうと適切ではありません。逆に夫婦関係を後退させる原因にもなるので注意してください。
別居中のNG行動を防ぐためにできること3つ
別居中のNG行動を避けるために、とるべき行動についていくつか紹介しておきたいと思います。
1.友人との会話を増やす
別居中は、どうしても気持ちが落ち込みがちになってしまいまうことが多いと思います「いつまでこの生活が続くのだろうか」と思うと、しんどいですよね。
ストレスがたまってしまうと、衝動的な行動を取ってしまうということも起こり得ます。そのため、が抜きの機会をいつもより多めにとっておきましょう。特に他人と会話をするというのは、気分も変えやすいので、意識して友人と会話をする機会を増やしてみてください。
2.新しい行動をとる
自分の精神的、肉体的に健康になるような行動を取り入れていきましょう。これも別居中、自分の気持ちが落ち込まないようにするための工夫です。できれば新しい事が望ましいです。新しい行動の方が、意識をそちらに向けやすくなるからです。
慣れたことだと、それをしている時も、つい別居した相手のことを考えてしまいますよね?しかし、新しい事であれば、より注意をそれに向けられるので、その間、夫婦関係のことを考えないで済むからです。
3.お酒を飲み過ぎない
普段、冷静なときにはやらない行動も、お酒を飲み過ぎてしまうとついNG行動を取ってしまうということがあります。実際に夫婦カウンセリングで相談を受けるときも、時々、お酒で失敗したというエピソードが出てきます。
別居中はストレスから飲み過ぎてしまう可能性があるので「たしなむ程度」にすると心がけておきましょう。
ケンタッキー大学、C. NathanDeWal博士らは新聞広告で募集した21-35歳までの553名を対象に「お酒を飲むグループ」と「飲まないグループ」に分け、競争をしてもらい、勝てば相手に電気ショックを与える事が出来るという実験を行いました。(もちろん、実際には電気ショックは与えられない)

その電気ショックの大きさは度合いを調整できるのですが、やはりアルコールを摂取したグループの方が、相手に強い電気ショックを与えるということが判明しました。
アルコールを摂取していると、普段とらないような攻撃的な対応をしてしまうことがあるので注意してください。
まとめ
今回は別居中にしてはいけないことについて解説してきました。やってはいけない事を5種類。その行動をととらないようにするための対策3つです。
別居中は、精神的にも不安定になりやすいこともあるので、注意点をよく読んでおいてください。
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さて、今回の『別居中してはいけない事について解説』についての記事はどうでしたか?
別居中にNG行動をたくさんとってしまうと、それだけ夫婦関係が後退することにつながってしまいます。ここで挙げた注意点をよく読んで、失敗しないようにしていきましょう。
また、別居に関して関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、より適切な対応をとれると思います。
別居解消のための方法
別居を解消するために、どんな方法をとればいいのか?その全体像を整理しました。基礎的なことをまとめていますのでぜひ参考にしてください。
参考ページ:別居解消に役立つ5つの方法
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無事、別居を解消することができても、注意すべき点があります。それを怠ってしまうと、また別居が再発すると言うこともあるので気を付けてください。詳細は下記よりどうぞ。
参考ページ:別居解消後にしてはいけないことは?
解消までの期間
別居を解消できるまで、通常、どれくらいの期間がかかる者なのでしょうか。そのことについて詳しく解説します。
参考ページ:別居を解消できるまでの期間はどれくらいかかる?