理解することと賛成することは違う

夫婦関係が悪化したとき、相手の話を聴くという機会をつくることもありますよね?例えば「離婚についてどう考えているのか気持ちを聴く」などのことです。

このように相手の話を聴く場合「最大、相手の気持ちを理解しよう」と思っての臨むことは大切です。相手も「自分の気持ちを理解しようとしてくれているのだ」と実感できると、いくらかでも気持ちが良い方向に緩和しやすいからです。

しかし、ここでよく誤解されるのは「夫の言うことに賛成は出来ません!」という意見です。しかし、「相手の話を理解しようとする」というのは、賛成することではありません。

相手を理解することは賛成ではない

理解をする、というのは「賛成する」という意味ではないということです。

例えば「あなたの考えはまったく正しい」と伝えることは賛成することです。相手の話しを聴く際に、このように賛成する必要は全くないです。相手の考えや意見が必ずしも正しいわけではないですし、全部が全部、賛同できないのは当然です。

しかし、賛同できなくても、理解は示すことが出来ます。例えば「あなたの言っていることはよくわかるよ」と伝えることはできます。理解するとは、賛成するとは限らないけれど、そういいたい気持ちはよくわかる、ということです。

ご主人と離婚や別居のことなど、夫婦関係について話し合いをするときにはこの理解を示す姿勢を持って臨むということを心がけてください。賛成は必要ないですが、相手のことを理解しようと言う気持ちが大切です。

理解していることを示すには?

では、相手の話を聴きながら、「あなたの話しを理解しているよ/理解しようとしているよ」ということを示すためにはどう対応すれば良いでしょうか?

もっともストレートな方法としては、相手の言葉を繰り返すことです。例えば「あなたが言いたいことは、別居については3カ月はしたい。そして、その後のことは、3カ月後に再度考えたいということなのかな?」という具合に、相手の主張している意見や考えを再度、こちらが整理して伝え直してみることです。

このように、相手の考えや気持ちを、自分が理解した範囲で伝えてみて下さい。そうする事で、相手も「そう!自分の言いたいことはそこだ」と実感してもらいやすくなります。

記事のポイント

まとめ

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よくあるご質問

ここでは『夫の話を聴くことと、賛成することは違う?』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

意見がぶつかり合う

【Question】
夫とは基本的に仲良くやっていますが、ある点で深刻な悩みを抱えています。それは、夫の話や意見になかなか賛成できないことです。夫はとても意見がしっかりしている人で、自分の考えをしっかり持っています。それ自体は尊敬しているのですが、私自身もどちらかというと自分の意見を直球でいう方なので、時々夫の意見と真っ向からぶつかることがあります。そういう時、夫は自分の意見を押し通そうとする傾向があり、私は押し切られることが多いです。

正直なところ、私も自分の意見を尊重して欲しいと思っています。しかし、話し合いの中で私の意見が通らないことが多いので、次第に夫とのコミュニケーションを避けるようになってしまいました。

このままでは、夫婦間の溝が深まることを恐れています。夫と円滑なコミュニケーションを取るため、どのようにアプローチすれば良いか、アドバイスをいただけるとありがたいです。

【Answer】
相手が意見を押し通すと言うことで、大変辛い思いをされていると思います。

お互い自分の一件を率直に言い合うというのは、とても良い方法だと思います。ただ、それだけでは実はうまく会話が成立しないこともあります。それは「相手の話しを聴く」ということとのバランスをとる必要があるからです。

「相手の話しを聴く力」はこういった状況を乗り越える大切な手段の1つです。お互いに意見を述べる前に、まず相手の言葉を理解することに力点を置きれ、その背景や感情を理解しようとする姿勢が、関係の深まりを生むことがあります。

感情が高ぶった時、言葉を交わす前に一旦深呼吸をして、相手の話を落ち着いて聞くことが大切です。傾聴を通じて相手のことを理解することに最初は専念することで、反論するという必要性がなくなる可能性もあります。仮に意見しなければいけないと思ったとしても、それは限定的で済むこともあります。日々の中で少しだけ傾聴に力を置いて、バランスをとることを意識してみてください。

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