話し合いで対応しても対立が深まる

別居になるまで夫婦問題が発展すると、話し合いで夫婦関係をどうにかしよう…とか、あるいは「何か離婚をしないように説得できる言葉を見つけて伝えよう」と言う具合に考えてしまいがちです。そして、実際に話し合いに臨んで、説得しようと試みてしまいます。

しかし、ご主人にそのような「離婚をしない方が良いまっとうな理由」、例えば「子供がいるので」など、ろいろ意見を言うと、結局、対立は深まっていきます。「説得されたいと思っている人はいない」ので、反発が起ってしまうのです。

考えには2つある

人の考えというのは、2種類あります。

1つは理屈として、頭の問題です。例えば、「子供がいるので、今は離婚は適切ではない」のようなことを伝えるのは、理屈、あるいは頭の問題です。合理的に考えて、離婚をしない方が良いのか?それとも離婚した方が良いのか?ということを考えることが出来る、ということです。

しかし、相手が離婚したいと思っている理由の多くは心の問題ですよね。

合理的に考えて、離婚しない方が良いと考えているのではなく、心の問題、あるいは気持ちの問題として「離婚したい」となっています。このように心の問題があるのにもかかわらず、相手の頭に働きかけてもほとんど意味はないです。「離婚しない方が良いと頭では分かっていても、心はついていかない。気持ちがついていかない」ということです。

心の問題に働きかけるには?

では、相手が離婚したいと思っているのが理屈の問題ではなく、心の問題にある場合、どうすれば良いのでしょうか?つまり、「相手の心の問題に働きかけるにはどうするか?」ということです。

心の問題は日常生活の中で感じてもらう必要があるのです。一緒に日常の中で時間を共有し、ご主人が「これなら結婚生活を続けていけるかもしない」など感じる必要があります。ここで、希望を感じていないと(感情の問題がある程度解消されないと)頭に働きかけても、ほとんど効果がないのです。

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感情的反応


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