効果的な引き留め方

ご主人が「もう出て行く!別居だ」と伝えてきたとき、どうしても「いいや、出て行ってはいけない」と引き留めて、もめてしまうことがあります。

しかし、このような別居を引き留める行為が、あまり上手くいくことはないですよね?引き留めても、余計、対立が激しくなってしまうことが多いものです。そこで、今回は、上手な別居の引き留め方についてお伝えします。

別居を阻止する鍵はリアクタンス

このような場合、通常、例えば、「あなたは出て行ってはいけない」、「別居してはいけない」という具合に、相手の行動について伝えることはあまり適切ではありません。ご主人に対して、ああしなければいけない、あなたはこうするのが良い、という具合に、伝えていくと反発の対象になるからです。

このことを「リアクタンス」と呼んでいます。これはSharon S. BrehmとJack W. Brehmが唱えた理論で、例えば分かりやすい例としては子供が親から「勉強しなさい」などと言われる場面で発生します。「勉強しなさい」といわれると「勉強しない」という行動に出ることが多くなってしまいますよね。自分の自由を制限されることで、その自由を取り戻すための作用がリアクタンスです。

詳しくは下記の書籍などを参考にしてください。

書籍「Psychological Reactance」の画像
出典:Amazon『Psychological Reactance』

強制は別居以外の問題にも悪影響

リアクタンスについては「不倫相手と別れさせる」などの時にも非常に重要な概念です。強制的な方法でやればやるほど、状況は悪化するからです。もし、不倫相手と別れさせる際の注意点も確認しておきたいと思ったら、下記の記事もお役に立てると思います。

参考:リアクタンスと不倫について

効果的に「引き留めるメッセージ」

別居する/しないということで、夫と揉める場合、リアクタンスから考えると「別居してはいけない」のように伝える事は適切とは言えません。

そこで、ワンダウン、メッセージのトーンを落としましょう。例えば「私は出て行かれると辛い」という具合に、自分の気持ちを伝える、と言うようにまずはシフトさせてみてはどうでしょうか?「あなたがこうしてほしい」「あなたはこうするべきだ」のように伝わるよりは、「私はこう思う」「私はこのままいて欲しいと思う」というように、自分の希望や気持ちを伝えていく方が、強制性がないので適切です。

逆に別居の意思を尊重する

ワンダウンだけトーンを落として「私は同居を続けて欲しいと思っている」と伝えるのも悪くはありません。

しかし、さらにトーンを落とす場合は「あなたの別居したいと言う気持ちももっともだし、最終的にはあなたが決断することだと思う。だけど別居する事で、生活費が2倍かかることなどをデメリットも大いにあるので、よく考えて決めて欲しい」のように、相手の意思を尊重するという姿勢でメッセージを伝えるのも良い方法です。

このように「あなたの意思を尊重するよ」と伝えると、相手は意外に冷静に判断してくれることが多いからです。

相手の意思を尊重するという注釈
もちろん、状況によっては、そうも言っていられないと言うときもあります。しかし、強制的な発言が多くなると、夫婦関係は次第に「どちらが上か?下か?」という争いに発展しかねないですし、相手の反発を安易に導く結果にもなってしまいます。簡単にチェックできることなので、自分の発言に心当たりがないか確認してみてくださいね。

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