夫が謝罪しないということに悩むこともあるのではないでしょうか。こちらが不満を伝えても相手が一切、謝ってくれないということだとストレスが溜まる一方です。

そこでここでは、謝らない夫の心理や謝罪を促すポイントなどについて解説します。

謝らない夫の心理

ここでは、謝らない夫の心理について解説します。相手のことをより深く理解した方が、今後の対応が的確にできるからです。

心理学的解説

様々な理由で、男性はなかなか謝罪はしません。その原因のひとつはプライドです。男性の場合、社会的に自分を強い立場にキープしておきたいという心理が働くため、謝罪することをできる限り避けようとします。例えば、過剰にペコペコするというのは、社会的な立場が低いと見なされることが多いからです。その他、自分の気持ちを表現することが女性と比べて苦手などの原因もあります。その他、考えられる原因は複数ありますが、謝罪が得意ではないという認識を持っておきましょう。
参考:Why Won’t Men Apologize?

自己防衛心が強い

自己防衛心強く、結果として謝らないことがあります。夫が自分の過ちを認めてしまうと、自己評価が下がってしまうと考え拒絶します。例えば、自分が失敗をしたとき、謝罪すれば自分の能力が低いと思われるのではないか?といった心理が働きます。
防衛心のイメージ

マウントをとりたい

謝らない夫の心理の1つはマウントをとりたいというものがあります。相手よりも優位な立場に身を置きたいという気持ちです。例えば、夫婦間で意見が食い違っていて結局、夫の意見が間違っていたということがあるとします。この場合、マウントをとりたいという心理が働くと、謝罪するということに対して拒絶的になります。

感情のコントロールが苦手

感情のコントロールが苦手な人は、自分が間違っていると認めることで、感情が高ぶってしまい落胆や自信喪失などを感じることが多くなります。そういった経験をしないように謝ることを拒否します。

また、感情のコントロールが苦手だと、自分の気持ちを相手に見せることを恐れがちです。それをしてしまうと傷ついてしまう恐れがあるからです。そのため、謝罪を避けるということがあります。
コントロールを失う

トラウマがある

過去に謝罪したことで、相手から傷つけられた経験がある場合、再び同じようになることを避けるため、謝罪を避けることがあります。例えば、以前謝罪はしたけれど相手からなかなか許してもらえず、何度も責められた…などのことがあれば、それを思い出して、もう謝罪しないと考える可能性があります。

夫に謝罪を求めるべきタイミング

本来、夫に謝罪を求めた方が良いのに、そのままにしてしまっているということがあります。そこでここでは、どのようなタイミングで夫に謝罪を求めるべきなのかを取り上げ解説します。
謝罪を求めるべき場面についての図解

不適切な言動

夫が侮辱するなど不適切な言動をとった場合、謝罪を求めるのが妥当です。例えば「あなたは妻失格だ」などのような発言がある場合は、不適切な行動を夫がとったといえます。このような場合、通常夫から謝罪がなされるべきですが、本人がしない場合は、謝罪するよう促します。

約束を破った場合

夫が約束しているにもかかわらず、それを一方的に断りなく破ってしまうような場合、謝罪を求めるのが妥当です。例えば「今度の休日は、時間をとって一緒に過ごそう」ということを伝えてくれていたにもかかわらず、本人が一方的な理由でそれを実行に移してくれないなどのことが該当します。

夫が迷惑をかけたとき

夫が誰かに迷惑をかけたとき、それは夫に謝罪をしてもらうのが妥当です。例えば、自分の仕事の予定で家族の予定が反故にされてしまったなどの場合が該当します。

謝らない夫を放置するデメリット

夫が問題を起こしても、それを謝罪しない。そして、その状態を放置してしまうことは、いくつかのデメリットがあります。ここではそのデメリットを取り上げます。

謝罪しないが基本になる

夫が問題を起こしても、それを謝罪しないということを放置してしまう、その状態に本人が慣れてしまうということがあります。つまり、今後もそれが常習化してしまいます。例えば暴言を夫が言ったとき、その事について反省をする機会がなければ、今後も暴言が続くことが多くなります。また、明らかに本人が悪いときでも謝罪してくれなくなるので、妻や家族はその姿を見て残念な気持ちになってしまいます。

問題が改善されない

謝罪しないということは、反省もあまり見込めないということです。そのため、今後も夫が繰り返し問題行動を起こし続ける可能性が高くなります。謝罪があれば、本人は自分の問題行動に対して自覚して、今後、それを繰り返さないということにつながります。しかし、それがないので、に何度も何度も同じような問題を起こし続けます。

子供の悪い手本

父親が謝罪をしないので、子供もそれにならって謝罪しないということにつながりやすくなります。これはしつけの問題として、あまり好ましいことではありません。父親が悪い手本となってしまうことは避けたいところです。

謝らない夫に対する対応方法

ここでは謝らない夫への対処法について解説します。

補足解説

パートナーが謝罪拒否をしてくれば、非常に辛い思いをしてしまいますし、時には腹立たしい気持ちになってしまいます。しかし、このような時こそ冷静な対応が必要不可欠です。相手が謝罪を拒否する場合は、まずその理由を理解するようにしていきます。また、拒否されていると言うことについての自分の気持ちを伝えることも欠かせません。ただ、いろいろな手を尽くしたとしても相手が謝罪をしないままということもあるのまで、そこは過度に期待しないようにしてください。相手が謝罪するかどうかは、相手が決めることです。その代わりに関係改善のためにできることを1つずつ進めていきましょう。
参考:10 Ways to Cope When Your Spouse Refuses to Apologize

自分の気持ちを伝える

謝らない夫に対して、自分の気持ちを伝える事が大切です。自分がどのように感じているのか、夫の言動が自分にどうのような影響を与えたのかなどについて伝えます。例えば「あなたの失言によって、私は自尊心を失ってしまった」などのように伝えていきます。

どうして欲しいのかを明確に

自分が夫に対してどうして欲しいのかを明確に伝えます。相手に不満を伝えれば勝手に謝罪してくれるだろうとは過度に期待しないようにします。例えば「私の気持ちが傷ついたので謝罪して欲しい」のように伝えることができます。

冷静に話し合うこと

こちらが謝罪して欲しい旨を伝えても叶わない場合、話し合いが必要になります。話し合いでは相手を避難するようなことは避け、謝罪されないことに対しての不満を冷静に伝えるようにします。言葉遣いや攻撃的な態度をとらないようにしてください。

体験談『夫が謝らないので、余計に腹が立つ』

ここでは、夫が謝罪してくれないことで悩んでいた方からの体験談をご紹介します。ブログ読者さんのために参考になればということで送っていただきました。

他責にする夫

私たち夫婦は時々喧嘩になることがありました。喧嘩の際、明らかに夫が悪い時でも、絶対に夫は謝罪しません。むしろ、他人のせいにします。私は夫婦喧嘩の原因についても怒りを感じますが、謝罪しないことでさらに腹を立ていました。
他責のイメージ

どうにか謝らせたい

そんな状況に悩んでいたときに夫婦やりなおし相談室に相談しました。最初は、どうにかして夫に謝罪させたいという気持ちが強かったのです。しかし、話を聞いていくうちに、謝罪するかどうかは相手の問題であり、相手の成長を待つしかないということを理解しました。私はその考え方に納得し、対応方法などを引き続き相談し、1つずつ行動に移していきました。

解決策にエネルギーを注ぐ

私は夫に謝罪を求めることにエネルギーを注ぐよりも、夫婦喧嘩の原因に対して解決策を見つけることを優先するようにしました。それを続けていると次第に腹が立つことが減ったように思います。しかも、原因に対処する方法を一緒に考えていくうちに、夫も自分の責任を認められるようになってきたんです。私が責めることをしなくなったから?の変化なのでしょうか。どちらにしもて、このように変われたことは本当に良かったです。

謝らない夫に対応する際の注意点

謝らない夫に対応する際、いくつか重要ポイントがあります。ここでいくつか取り上げて解説します。

冷静に促す

相手に謝罪を促す際には、冷静なトーンで声をかける必要があります。こちらが感情的に対応してしまうと、相手は自己防衛的な態度をとるなどのことで、余計謝罪がしてもらえないことにつながります。

相手の感情を理解

夫に謝罪を求めるとしても、その立場や感情に理解を示すことも同時に必要です。一方的に相手のことを断罪するのような形にはならないように注意してください。当時の相手の状況を察して、失敗や間違いは誰にでもあるものだと言うことを伝えることも大切です。

具体的な理由を伝える

場合によっては、謝らない夫に対してどうして問題なのかを明確に伝える必要があります。そうすることで相手が自分のした言動について客観的に見ることができるからです。そして、客観視できるようになると謝罪の言葉を引き出せることがあります。

まとめ

今回は謝らない夫への対処法法について解説しました。その他、具体的な方法については夫婦関係修復ニュースレターで公開しています。今なら無料購読できるので早速かきのフォームからご登録ください。

よくあるご質問

ここでは『謝らない夫への対応』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。

謝罪を促すポイントは?

【Question】
謝らない夫に、謝罪を求める際に重要なポイントはありますか?

【Answer】
ポイントは2つあります。1つは相手の置かれた立場や感情に対して理解を示すことです。一方的に「謝罪しないあなたが悪い」という形でメッセージを伝えてしまうと、余計頑なな態度を招くことになります。もう1つはこちらの気持ちをできる限り理解してもらうことです。自分がどう傷ついたのかを相手に想像してもらうことで、謝罪という行動に結びつきやすくなります。

どう謝罪求めるべき?

【Question】
どうしても謝罪しない夫に対して、どのように謝罪を求めれば良いでしょうか。

【Answer】
口頭で謝罪してもらうと言うのが難しい場合、最初はLINEなどでも良いのでその気持ちを伝えて欲しいなどのように促すことも1つの方法です。そうすることによって、意外に自分の気持ちを表明してくれることがあります。

関連記事

ここで『謝らない夫への対応』に関して関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、より知識を深めていただけます。

長期間の無視

半年以上無視する夫についての記事
夫婦喧嘩をして、その後、夫が半年以上の長期にわたる無視をしてくると言うことがあります。このような場合、どう対応すれば良いのでしょうか。詳細は下記よりどうぞ。

参考ページ:夫婦喧嘩をして無視が半年以上続いてしまう

八つ当たりと離婚危機

八つ当たりについての記事
イライラする事があり、旦那に対して八つ当たりしてしまうということがあります。そして、これがきっかけで離婚危機になることも。このような場合の対処方法は?

参考ページ:旦那に八つ当たりして離婚の危機

迎えに来ない夫

迎えに来ない夫についての記事
自分が勢いで家出をしてしまうが、その後、夫が迎えに来ないということがあります。このような場合、どう対応すればいいのでしょうか。

参考ページ:家出したけど夫が迎えに来ない!仲直りして自宅に戻るには?

自分が正しいと思う旦那

自分を正しいと思う夫についての記事
自分が正しいと思っている夫にどう関わっていけば良いのか。対応が難しいこのタイプの男性への対処方法を解説。詳細は下記の記事でどうぞ。

参考ページ:自分が正しいと思っている夫

言いたいことを我慢

言いたいことを我慢する事についての記事
どうしても夫に言いたいことがあるけれど、なかなかいえないということはありませんか?そのような場合の対処方法などについて解説します。

参考ページ:夫に言いたいことが言えない!我慢を重ねてしまう自分を変える方法