結婚指輪は単なる装飾品ではなく、夫婦の絆を象徴するものだと思います。しかし、単身赴任後、夫が指輪を外してしまうことはありませんか?こういったことがあると、様々な心配が浮かんでくるものです。そこでここでは、指輪をしないことの問題点や対策、体験談など解説します。

単身赴任後に指輪をしない夫とは?

単身赴任後に指輪をしない夫とは「単身先で結婚指輪を身につけなくなった旦那」のことを指します。こういった行動があると、妻としては不安になりますが、指輪を外した理由はさまざまです。例えば、指輪をしていることで、自分が既婚者であることを知られたくないなどの事情があるかも知れません。指輪をはずすことは些細な変化だと思うかも知れませんが、大きな問題の予兆である可能性もあるため、早めの対処が肝心です。
指輪をしない夫のイメージ

指輪をしないことの問題点

前述したとおり、結婚指輪はただの飾りではありません。夫婦の絆を象徴するものです。そのため、これを外すというのは、何らかの問題が生じている可能性があります。そこでここでは、指輪をしないことの問題点を取り上げ解説します。

単身赴任先で未婚と誤解される

もっとも典型的な問題としては「単身赴任先で、夫が第三者から未婚と思われる」という点です。単身赴任では、当然、周囲の人々との関係が浅いため、夫が結婚しているか、していないか知られていないことになります。そのため、指輪をしていなければ、単身分に先の人々は「この人は未婚なんだ」と誤解されてしまいます。このような誤解から、浮気の問題などを招く可能性もあります。
未婚と誤解されるイメージ

既婚の意識が薄らぐ

結婚指輪は周囲に与える影響だけではありません。夫本人の心理にも影響します。単身赴任後に指輪をしないことにより夫が「既婚の意識が薄れる」ことがあるからです。単身赴任によって物理的に家族から離れて暮らすことになり、日常生活では独身のような状況に近くなります。更に加えて、指輪をつけないとことで、自身の既婚者としての自覚を失いがちになります。こういった意識の欠如は、夫婦関係を後退させる要因になります。

指輪をしてもらうための対策

前述したとおり、単身赴任先で結婚指輪を外してしまうことは、いくつかの問題を生じさせます。そこでここでは、夫に指輪をしてもらうための対策について解説します。

補足解説

相手が結婚指輪を外していることに気づくと、落ち込んでしまうものです。しかし、この出来事を通して夫婦関係の絆を再びとり戻すこともできます。まずは落ち着いて状況を整理していきましょう。相手に事情を尋ねることも時には必要です。お互いの感情を共有し、問題解決に向けて話し合いをするなどの対応を進めてください。
参考:What to do When a Spouse Takes Off Their Wedding Ring

単身赴任先での様子を聞く

対策としてまず最初にとりたいことが「単身赴任先の様子を聞く」ことです。「指輪を付けないこと=悪いコト」のように即断してしまうのではなく、まずは相手の状況を確認しましょう。まだ自分が知らない単身赴任先での状況があり、仕方なく結婚指輪を外しているということもあります。指輪を外すことが悪いコトか、そうでないかは、その状況を知ってから判断するのでも遅くはありません。

理由や気持ちを尋ねる

2つ目の対策としておこないことは、指輪をしない理由を尋ねることです。例えば夫に直接「なぜ単身赴任になってから指輪をしないのか」と質問するようにします。ただし、この方法は尋ねるタイミングや表現などに注意しなければいけません。聞き方が悪かったりすると、喧嘩に発展する可能性があるからです。相手のことを問題行動をとっている人と見なすのではなく、ニュートラルな気持ちで尋ねることが肝心です。

参考ページ:単身赴任になって夫の気持ちはどう変化する?寂しさ感じることも

指輪の意味を確認する

様々な事情や理由から指輪を外すということを決めている相手には、一度、結婚指輪の意味をお互いで確認しあうことも必要です。例えば、指輪が夫婦の絆やお互いへの思いやりを象徴することや、遠く離れていてもお互いを思いやる心を持ち続ける意味があるなどのことです。このような話し合いを通じて、指輪をすることの大切さを相手が理解してくれるかもしれません。結婚指輪は、自分達夫婦にとって、どのような象徴なのか?ということを再確認しあいましょう。

参考ページ:結婚指輪を外すのは不仲の象徴?改善できる見込みや方法などを解説

体験談『頑なに指輪をしない夫』

ここでは、夫婦やりなおし相談室にご相談いただいた方から、ブログ読者さんのお役に立てればということで体験談を送ってもらいました。ここで、ご紹介させていただきます。

単身赴任が決定する

夫の単身赴任が決まった当初、私自身はそれほど心配していませんでした。単身赴任先は新幹線で2時間ほどの距離ですが、ビデオ通話で話すこともできますし、月に1回は夫が家に戻ってくる予定になっていたからです。しかし、赴任が始まって数ヶ月が経過した頃、夫が指輪をしていないことに気づきました!単身赴任先では女性の同僚も多いので、夫が独身と誤解されるのではないかと心配で。。私は夫にこのことを正直に伝え、話し合うことにしました。

話が平行線

夫は話し合いでは「考えすぎだ」と言いましたが、私は「心配だからずっと付けておいてほしい」と伝えました。夫は仕事が忙しく、指輪を付け忘れたり、面倒に感じたりすることもあると言いました。結局、私たちの話し合いは平行線で、感情的になってしまい、その後、夫が無視。単身赴任先に帰っても連絡の返信さえしてこなくなりました。

連絡しても電話にでない

その後、私は何度か夫に電話をしましたが、出てもらえませんでした。ゆいいつ、返信があるのは用件的なことだけです。想定外に関係が悪化してしまい、私は夫婦やりなおし相談室に相談し、どうすべきかを相談させてもらいました。そこでは、夫が次に帰省したときに話し合いをすることを決め、まだ時間もあったのでその間に一緒に準備を手伝ってもらいました。

夫婦の意味を感じられないという

夫が帰省したとき、私たちは再び話し合いをしました。夫は、単身赴任後、夫婦でいることの意味を実感できなくなったこと。そして、女性関係があったことを認めました。ショックも大きかったですが、私が話し合いの準備をしていた段階で、想定していたことでもあったので、ある程度落ち着いて話を聴くことができたと思います。浮気のことについては、極力話を後回しにして、私は準備していたとおり、夫婦でいることの意味について話を進めました。まずはこの根っこが大事だと、教わっていたからです。

参考ページ:単身赴任後、夫婦でいることの意味を感じられない!理由や対処法など解説

浮気相手とは別れることになる

単身赴任先に帰った夫とはビデオ通話で話をしたり、夫婦でいることの意味を実感してもらうために帰省したときの対応など、変えられることを積極的に変えていきました。何度目かの話し合い後、夫は女性と別れることを約束し、最初の行動として指輪を再び付けることを約束してくれました。女性とは別れたようですが、夫婦関係はまだギクシャクしているところも残っています。これからも関係改善のために努力を続けたいと思います。

参考ページ:単身赴任している夫が浮気!原因や対策、注意点などを解説

まとめ

今回は、単身赴任後、相手が指輪をしない場合間の対応などを中心に話してきました。指輪が自分達夫婦にとってどのような象徴になるのかをしっかり話し合い、慎重に問題解決に向けて取り組んでください。その他、夫婦関係修復のためのノウハウは、専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームよりご登録ください。

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