夫がひねくれ者だと、どう関わろうかと悩んでしまいます。物事に対して批判的な態度や真意と正反対のことを言うので、妻としては、精神的な疲労やストレスを感じます。
そこで、ひねくれ者の夫が夫婦関係に及ぼす影響や、そのような夫とどう関われば良いのかについて、具体的な対策などお伝えします。
- 夫がひねくれ者で困っている
- 夫と関わることで精神疲労がある
- どう接すれば良いのか分からない
ひねくれ者の夫とは?
ひねくれ者の夫とは、物事や他人の意見に対して本当は正しいと思っていても、素直に「そうだ」とは言わず、反対の態度を示したりする性格を持つ人を指します。多くの場合、夫は妻や周囲の人の期待を察したら、その期待とは正反対の行動をとろうとします。
また、皮肉を交えて自分の立場や意見を表現する事も多いので、周囲の人は一筋縄では関われない相手と感じてしまいます。
ひねくれ者の夫が妻に及ぼす影響
ここでは、ひねくれ者の夫が妻や夫婦関係に及ぼす影響についてお伝えします。どのような影響があるのかを知る事で、問題解決のヒントになることがあるので、早速、ご確認ください。
物事がスムーズに進まない
そもそも、夫はひねくれ者なので、物事がスムーズに進みません。仮に妻が夫に意見しても、簡単に賛成せず、わざと異なる態度や意見を表明することが多いです。
妻としては、合理的に考えて「こうすればいいじゃないの!」と思うのですが、夫は「いや、こういうマイナスの要因があるかも知れない」と、怒る可能性の低いリスクなどを指摘して、合意しようとしません。このように、言いがかりのような問題点を伝えて、簡単に合意しないので、結果として物事が進みません。
家庭内のことを相談できない
夫に家庭内のことを相談できないという点も、ひねくれ者の夫が夫婦関係に及ぼす影響としてあれます。妻が家庭内の問題や悩みを夫に相談しても、夫がひねくれ者なので、適切な回答や建設的なアドバイスを期待できないのです。
わざと、とっぴょうしもない返答や批判的な意見が返ってくるので、「相談するんじゃなかった」と思ってしまいます。
夫の性格が嫌になる
夫の性格が嫌になることもあります。夫がひねくれ者なので、妻は夫の反抗的な態度や嫌がらせのような発言にウンザリし、次第に夫の性格そのものが嫌になってしまうことがあります。
夫が常に、物事に対してわざと異なる意見を持ち出したり、素直にならないことで、妻は疲弊しフラストレーションが溜まっていきます。
参考ページ:夫の性格が嫌だ!体験談や理由、対処方法など解説します
夫を褒められない
夫を褒められないという影響も出ます。これは、夫婦間のポジティブなコミュニケーションを阻害することになります。妻が褒め言葉を伝えても、夫はその言葉を素直に受け取らず、皮肉や疑念を交えた返答をすることが多くなります。
例えば、妻が夫の努力や成果を称賛しても、夫はそれを素直に受け止めず、「そんなのは誰でも出来る」とか「俺には他にいよい点がないのかね?」など、自分の欠点を指摘されているかのように返答したりします。
どちらにしても、素直に褒め言葉を受け取らないので、妻としては次第に褒めることができなくなります。
参考しページ:夫を褒められない!体験談や原因、方法などについて解説します
共感してもらえないので寂しい
共感してもらえないので寂しいというのも、ひねくれ者の夫が夫婦関係に及ぼす影響として挙げられます。例えば、妻が日常の出来事や感情を夫に話しても、夫がひねくれ者なので素直に「すごいね」や「それは大変だったね」といった共感の言葉をかけてくれません。
代わりに、夫は「そんなのは大したことない」といった否定的な反応を示すことが多く、妻の気持ちを軽んじる態度を取ります。妻は理解されていないと感じ、寂しさや孤独感が増していきます。
参考ページ:共感しない夫との夫婦関係を改善する!そうなる理由や改善法など解説
ひねくれ者夫との関わり方
ここでは、ひねくれ者の夫と、どのように関われば良いのかについて解説します。正しい関わり方をしないと、精神的な疲労が大きくなったり、夫婦関係が後退することもあります。下記の内容を踏まえて、接するようにしてください。
関わる時間を限定する
夫の曽根くれた性格がある程度、緩和されるまでは、関わる時間を限定する方が妥当です。なぜなら、夫と長時間一緒にいると、その態度や発言により、精神的な疲労が蓄積しやすくなるからです。夫のことは大切ですが、それでも自分が精神疲労でダウンしてしまってはよくありません。
そのため、ある程度、夫と関わる時間やタイミングをあらかじめ決めておき、適度な距離を保つことが重要です。例えば、一日の中で夫と過ごす時間を夕食の時のみと制限し、それ以外の時間は自分自身の時間を確保するようにしてください。
参考ページ:夫婦でずっと一緒は疲れる!対処方法や注意点などについて解説
表現を工夫して、夫を肯定する
夫は褒められても、その言葉を素直には受け取りません。しかし、ひねくれ者の夫であったとしても、他人から認められ、肯定されることが嫌なわけではありません。そのため、表現を工夫して、肯定できることを伝えるようにします。
例えば「あなたのここが好きだ」と伝えるよりも、「こういうところ、嫌いじゃないよ」といった間接的な表現を使うことが効果的です。こうした言い回しにより、夫は自分が批判されていると感じにくくなり、肯定的なメッセージを受け入れやすくなります。
時には自分も対極の意見を伝える
時には、自分も対極の意見を伝えてみることもできます。例えば、反抗期の子供に「早く寝なさい」というと「寝ない」と返されるように、夫に対しても同様に、こちらが要望していることの反対のことを伝えます。毎回上手く行くわけではないですし、何度も繰り返すわけにはいきませんが、時にはこのように対極の意見を伝えることで、物事がスムーズに進むことがあります。
例えば、子供の学校行事に参加してほしいのであれば「きて欲しい」と伝えるよりは「無理してこなくて良い」と伝えた方が、結果として「参加する」ということになりやすいです。
夫があまのじゃくな態度をとる時の注意点
ここでは、夫があまのじゃくな態度をとる時の注意点をお伝えします。この注意点を守って対応するようにしてください。
結論を急がない
結論を急がないようにしてください。夫に提案をしてもと、反対の意見をわざと言ってくることがありますが、時間をおいて再度同じ事を尋ねると、返答が変わることが多いからです。
例えば、参観日に参加するかどうかを尋ねた際に、最初は「興味がないから行かない」と否定的な反応を示すかもしれません。しかし、時間をおいてもう一度伝えると、「考えても良い」といった柔軟な返答に変わることがあります。
このように、夫があまのじゃくな態度を取る場合には即座に結論を決めず、時間をおいてから再度話題にすることで、より良い結果を引き出せる可能性が高まります。
冷静さを保つ
冷静さを保つ事にも注意してください。正直、夫のあまのじゃくな態度に対して苛立ちを感じることもあるでしょう。しかし、こちらが感情的になると、夫はさらに、あまのじゃくな態度を強めてしまいます。
例えば、感情的に反応してしまうと、夫はそれを察知し、こちらの意図や期待に反する姿勢を続けることが多くなります。これだと状況が悪化するので注意が必要です。
まとめ
今回は、ひねくれ者の夫が及ぼす影響や対処方法などについて解説しました。関わるのは大変難しいものもあると思いますが、今回の内容を参考に対応してください。その他、具体的なノウハウは専用ニュースレターで公開しています。下記のフォームより無料登録してください。
よくあるご質問
ここでは『夫がひねくれ者で困る』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
夫に頼み事をしても、承諾してくれない
【Question】
夫はひねくれ者で、私が頼み事をすると、なかなか素直に「うん」と言ってくれません。例えば、簡単な家事の手伝いや、子どもの送り迎えをお願いしても、すぐには引き受けてくれず、いつも何かしら理由をつけて反対のことを言います。暇なくせに、OKしてくれないのです。
このような態度が続くと、頼むのも億劫になり、ストレスが溜まってしまいます。全部自分でやった方が早いと思ってしまいますが、何だか結婚して意味があったのかな?と思ってしまいます。
【Answer】
すぐに承諾してくれず、物事が進まないので困ってしまいますよね。出来る方法は色々ありますが、まずは頼み事をする際に、理由を伝えてみてください。例えば「息子があなたと一緒に帰りたがっているので、迎えに行って挙げて欲しい」などのような感じです。理由があるのとないのとでは、相手の反応が変わってくる可能性があります。
参考ページ:夫に頼みごとを承諾してもらう方法!どうすればOKしてくれる?
夫がひねくれ者で、離婚を考えてしまう
【Question】
今、離婚を考えています。夫はひねくれ者で、何か頼んでも素直に受け入れず、常に嫌な態度を取ります。例えば、家事の分担や子どもの教育について話し合おうとしても、合理的に考えて、私の意見が正しいはずなのにすぐに反対のことを言います。
毎日のコミュニケーションが困難で、精神的に疲れ果てしまいました。夫の性格が合わないと感じることが多く、愛情や信頼感が薄れているのを実感します。離婚を真剣に考え始めました。しかし、今後の生活や子どものことを考えると不安が募ります。
【Answer】
一緒にいると時には離婚した方がいいのではないかと思ってしまいますよね。当然だと思います。ただ、離婚まで考えなくても、まずは関わる時間を制限してみるなどのことで、自身の疲労を回復させてみてください。それが夫婦として理想的とは言えませんが、適度な距離を保つことによって、それなりに上手くやっていけることも多々あります。