性格が合わないので別居に発展
相手と性格が合わないなどのことが原因で、夫婦喧嘩になると言うこともあると思います。これも繰り返されると、別居などに発展してしまうこともありますよね。
今回は、具体的にどんな性格上の問題が別居の原因になるのか?そして、対策までお伝えします。

私も夫から性格が合わないからもう出ていくと言われました。どうすれば良いでしょうか。
別居になりやすい性格不一致の種類
別居の原因になるような性格の不一致にはいくつか種類があります。そこで、ここではその内容をいくつか取り上げて解説しておきます。
1.金銭感覚の違い
夫婦間で金銭感覚が違うということが原因で、性格不一致と判断することがあります。例えば「自分としては、節約して生活したいと思っているけれど、夫は貯蓄など気にもとめず、あるだけ使う」などのことです。
このようなことがあると、慢性的なストレスになりやすく、そのまま別居などに発展してしまうことがあります。
2.教育方針が異なる
子供への教育方針の違いが、性格不一致と認識されてしまうことがあります。例えば「夫は放任主義で、ほとんど勉強のことなども言わない。だけど、自分は比較的厳しく、やるべきことを言う」などのことです。
子供への教育方針に大きな開きがあると、将来、どちらかが「もう私は子供のことには関わらない」などと、さじを投げてしまうことにもなりかねません。そして、それが別居に結びついてしまうことがあります。
3.時間感覚の違い
時間感覚というのは、あまり意識されることがないかもしれません。しかし、意外に夫婦間でストレスになりやすいものの1つです。例えば「妻は比較的のんびりしていて、マイペース。だけど、夫はせかせかしていて、いつも『はやくしろ!』が口癖になっている」などのような状態です。
これも、割と慢性的な不満につながりやすいので、別居などの大きな問題に発展してしまうことがあります。
4.親への関わり方
これも別居に発展してしまう可能性が高い、性格上の不一致です。例えば「妻はすぐに実家に頼り、夫婦で問題を解決できることが少ない」あるいは「夫に相談するよりも、先に親に相談しているようで、夫としては不満」という感じのことです。
もちろん、妻と夫の立場が逆転していて「妻にな話さないようなことを、親には話しているので、妻としては不満」というような場合も多々あります。
5.避ける話題が多い
「夫と仕事の話をすると不機嫌になるので、話題として取り上げられない」とか「夫の親の話をすると、いつも喧嘩になるのでこの話題はタブー」という感じで、夫婦間で話題として取り上げることができないものが増えていくと、通常関係性が後退していき、別居などの問題に発展しやすくなります。
これはイリノイ大学リーン・ノブロック博士が唱えたことですが、政治のこと、自分のトラウマのことなど、避ける話題の多さに反比例して人間関係が上手く築けなくなっていくと伝えています。
対処法として何に取り組む?
では次にこのような性格不一致から、別居になってしまうような場合、どう対策をとっていけば良いのか?ということについてお伝えしていきます。
1.具体的な問題は何かを確かめる
「性格不一致」と一言で言っても、具体的に何が問題となっているのかを確認していきましょう。例えば「経済的な感覚の違い」のことが問題になっているのか、それとも「子供への関わり方が一番不満な点」になっているのかなどのことです。
性格不一致というと、ぼやけているので、一体何が具体的に問題なのか?というのが見えてこないですよね。まずは、問題を明確にしないと、対処ができなくなるので、この点を確認していきます。
例えば相手(パートナー)が、「性格不一致なので別居する」と伝えてきても、それで納得してしまうのではなく「性格不一致ということなんだけど、具体的にどんな点が不満に思っているのか?」というように踏み込んで質問してみてくださぃ。
2.別居が解決策になるのか検討
性格不一致だから別居すると言われても、本当にそれが解決策になるのか検討してみてください。別居すれば、その性格不一致といっている問題が本当に解決されるのでしょうか。
別居することが問題解決に役に立たないのであれば、それはあまり意味のあることではないですよね。例えば「子供の教育方針が異なるので別居」ということであっても、それは一時的に感情的な落ち着きを取り戻すという意味では多少意味があるかもしれません。
しかし「子供によりよい教育をする」という点では、何の解決にもならないのではないでしょうか。むしろ、子供を不安にさせてしまうだけかもしれません。
3.話し合い
性格不一致と言える問題に関しては、多くの場合、解決には話し合いが欠かせないことが多いです。というのも、性格不一致というのは、多くの場合、相手への理解不足が原因になっていることが多いからです。
そのため、今すぐできるかどうかは別としても、いずれ話し合いをするという必要があります。
性格不一致が原因の別居で、修復見込みはある?
もし性格不一致が原因で別居になってしまった場合「もう同居に戻すことや修復は難しいのではないか」と思ってしまうかも知れません。
しかし、性格不一致だから特別に修復が難しいということはありません。そこで下記に修復できる見込みを高めるためのポイントをお伝えします。
1.段階的な別居解消
話し合いなどを通して、別居の解消をしようと思ったけれど、相手がそれを渋るということもあります。これは、相手が「性格不一致の度合いが大きくて、とても埋められそうにない」などのように判断していることが多いからです。こ
これに対しての適切な対応の1つは「段階的な別居の解除」です。つまり一気に同居に戻そうとするのではなく「週末だけは自宅で過ごす」などのように段階的に同居に戻していくことを考えてみてください。
2.同居は相手の意思も尊重
自分の意思だけで同居に強引に戻すというのは、逆効果になります。そのため、相手の意思を確認しながら同居に戻すということを進めてください。
これは、結果として別居の再発を防ぐなどのことにつながります。
3.手紙やLINEの活用
別居をしている場合、同居と比較して相手と会話をする機会が少なくなってしまいます。そのため、手紙やLINE、メールなどは最大限活用することを考えてください。特に同居に戻すまでの間は、これらをどう利用するかということがとても重要な要素になります。
まとめ
今回は、性格不一致で別居になってしまう場合の対処方法についてお伝えしてきました。その他、別居の解消に役立つ具体的な方法については、下記のフオームから無料ニュースレターをご登録ください。
よくあるご質問
ここでは『 別居になったのは性格不一致が原因。この場合の対処法は?』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
別居か同居か迷う
【Question】
夫とは性格が会わず喧嘩ばかりになっていします。このまま喧嘩ばかり続くのではと思い、別居を考えていますが、それは正しい選択でしょうか。
【Answer】
別居することがそもそも喧嘩をなくしていくために必要なことかどうか?ということから考えてみてください。別居することによって、その問題解決にいくらかでも役立つということがあるのであれは、そうすれば良いと思いますし、あまり役に立たないのではないかと思えるのであれば、控えておいた方がいいと思います。
別居することは悪いと言うことではないのですが、簡単に同居に戻すこともできなくなることもあるので、慎重に検討してみてください。
関連記事
ここで別居に関して関連記事をご紹介します。併せて読んで頂くことで、より知識を深めていただけます。
不安が大きくて精神的に負担
別居期間が長くなると、どうしても不安が大きくなります。その時、同感情をコントロールしていけば良いのでしょうか。その詳細は下記よりどうぞ。
参考ページ:別居した時のストレス。あなたはどう対処している?
別居中のNG
別居になったら、基本的にはしてはいけない事柄があります。自分がこのNGな行動をとってしまう前に、知っておいた方が良いことなので、下記の記事よりご確認ください。
参考ページ:別居中に相手から「会いたくない」と言われてしまうNG行動
同居に戻す
別居を解消し、同居に戻したい場合、どういう方法をとれば良いのでしょぅか。ここでは5つの具体的な方法についてお伝えします。詳細は下記よりどうぞ。
参考ページ:別居解消に役立つ5つの方法
連絡はどうする?
別居している際、相手にどの程度の頻度で連絡をすれば良いのか?などのことを疑問に思ったりしませんか。その事について下記に詳しく解説しています。
参考ページ:別居中に、どれくらい連絡を取らない?
別居のことを友達に言っても良い?
別居になった後、そのことを友人や近所の友達に伝えるのはどう?と疑問を持っていませんか。そのリスクなどについて詳しく下記の記事で解説します。