夫が帰宅する時間帯になると、動悸がしてしまうことはありませんか?夫が怖いという気持ちが大きいと、そのような状態になってしまいます。
そこで今回は、具体的な対応方法や動悸がする理由、体験談などお伝えします。心身の健康を取り戻し、安心して日常生活を送るためにも、早速お読みください。
- 夫の帰宅前になると憂鬱
- 旦那に対して恐怖心がある
- 夫への恐怖心から、動悸がする
夫の帰宅による動悸とは?
夫の帰宅による動悸とは、パートナーの帰宅時や帰宅前に心臓がドキドキと速くなったり、強く感じられる現象を指します。夫に対しての緊張やストレス、あるいは不安などの感情が原因で引き起こされます。このようなことが続くと、精神的な健康状態に影響を与える可能性があり、不眠や心身のバランスを崩すなどのことに繋がります。
夫の帰宅で動悸がする理由
ここでは、夫の帰宅時に動悸がする理由についてお伝えします。基本的には夫に対する恐怖心が元になっていますが、そういう状況を招く理由をお伝えしますので、確認してみてください。
一方的に怒鳴られる
1つ目の理由は「帰宅後、一方的に怒鳴られる」というものがあります。夫が帰宅後、妻に対して頻繁に怒鳴り、様々なことに対して怒るという状況のことです。こういった怒鳴る行為は、妻に対して強い心理的ストレスや恐怖感を与え、結果的に妻が萎縮してしまいます。そして、「帰宅後また怒鳴られるのではないか」という思いが生じ、動悸を引き起こすことになります。
参考ページ:夫が怒鳴るので怖い!対応や注意点など詳しく解説
正論で問い詰められる恐怖
2つ目の理由は夫か妻のことを正論で問い詰めるというものがあります。妻が何か意見を述べた際に、夫が正論を振りかざし妻を徹底的に追い込む状況のことてず。夫の論理的な攻撃により、妻は自分の意見が無視されるだけでなく、間違っていると思わされ、場合によっては謝罪などを求められます。妻は自信を失い、夫の帰宅を恐れるようになり、心臓がドキドキと速くなったりする動悸がするようになることがあります。
参考ページ:夫が怖い!正論を振りかざし、妻を追いつめる旦那の恐怖
嫌味を言われる
夫から嫌味を言われるのも動悸に繋がります。夫が日常の些細な事柄に対して嫌味をいうため、妻がジワジワとストレスを感じてしまいます。繰り返される嫌味は、妻にとって心理的な負担になり、自己肯定感を低下させることになります。
このようなストレスが蓄積すると、妻は夫の帰宅時に動悸を感じ、慢性的な緊張状態におかれてしまいます。
参考ページ:嫌味を言う夫!対処法や旦那の心理、夫婦関係に及ぼす影響など解説
冷たくされる
帰宅後、夫が妻に対して冷たいというのも、動悸の理由になります。例えば、夫が子供には優しく接する一方で、妻に対しては明らかに冷たい態度を取り、無視したり冷ややかな言葉しかかけないということがあります。
このような夫の態度は、妻な「自分が愛されていない」と感じさせ、深く傷つけることになります。継続的な無視や冷たい言葉は、妻にとって負担となり、動悸を引き起こします。
参考ページ:夫が妻にだけ冷たい!対処方法や体験談、注意点などについて解説
露骨な嫌がらせがある
露骨な嫌がらせがある場合も、動悸につながります。夫が帰宅後に妻に対して意図的に嫌がらせをします。例えば、妻が部屋を片付けてもわざと散らかしたり、食事を出しても「おいしくない」と否定的なコメントをすることで、妻に不快な思いをさせます。
こうした行動は、妻にストレスと心理的な圧迫を感じさせ、次第に動悸がするようになります。
参考へページ:夫が嫌がらせする心理!受ける影響や対応アプローチなど解説
夫の帰宅で動悸がする場合の対応
ここでは、夫の帰宅により動悸がする場合の対応方法についてお伝えします。できることに取り組んでみてください。
夕方に瞑想をする
夫の帰宅前の夕方頃、瞑想に取り組むようにしてください。瞑想は、科学的にも脳の構造と機能を変えることが証明されており、特にストレス軽減や感情調節能力の向上に効果があります。瞑想を習慣化することで、リラックスできる状態がが促進されます。
瞑想はたいてい30分程度を使用しておこなうことが多いですが、長時間瞑想できなくても心配はいりません。最近の研究では、11分の瞑想でもストレスの低減に役立っていることが判明しています。
参考:Effectiveness of a short Yoga Nidra meditation on stress, sleep, and well-being in a large and diverse sample
視野を広げる
ストレスが強い状況では、実際の視野も狭くなりがちです。恐怖が迫ってくれば、それに対処するために、人は自然にその恐怖の対象だけに焦点を合わせてしまいます。
そこで、実際に視野を広げるように働きかけることで、心を落ち着かせることに役立ちます。例えば、夫が帰宅し視野がご主人に対してだけ向けられてしまうと、それはストレスの元になりますが、ご主人を含み、目の前の全体をみるような視点を持つようにします。
アメリカの神経科学者アンドリュー・ヒューバマン(Andrew Huberman)は視野を広げることは脳を活性化させて快適な状態で過ごすための強力な方法と伝えています。
大上・箱田らは恐怖などがあるときには、視野狭窄が起こるをことを確かめています。実験では、恐怖や驚きの場面をビデオで見せたときと、情動に影響しない中性的な場面を見た場合を比較しています。結果は、恐怖・驚きを感じるようなネガティブな場面では、実際に視野が縮小していることが判明しています。
参考:不快な情動が目撃者の有効視野に及ぼす影響
体験談『夫が怖くて、帰宅前に動悸がする』
ここでは、夫に対して動悸がしていたという体験談をお伝えします。ブログ読者さんのお役に立てればという趣旨で送ってもらったのでぜひ参考にしてください。
夕方になると憂鬱
毎晩7時頃になると夫が帰宅します。その時間が近づくにつれ心は重くなり、動悸が激しくなるのがわかります。夕方の4時、5時頃から憂鬱な気持ちが大きくなり、帰宅直前には胸が締め付けられるような思いになります。夫はすぐに怒り、何かと「離婚する」と脅してくることが多いため、私は不安と緊張の中で生活してました。
ストレスに押しつぶされそう
夫の「離婚する」という言葉を頻繁に聴かされることで、私はますます夫に気を遣うようになってしまいました。夫が短気なため、少しのミスも許されないというストレスに押しつぶされそうになります。毎日の生活が恐怖と不安で支配され、心が休まることもありませんでした。
参考ページ:夫が短気で困る!特徴や問題点、気が短い旦那との関わり方など解説
手紙で気持ちや要望を伝える
このままでは結婚生活を続けることができないと感じ、私は夫婦やりなおし相談室に相談することにしました。そこで話し合い「手紙で自分の状態を伝え、夫の言動を改善してほしいことを伝える」ことを進めることにしました。また、自分のメンタルを回復させるために瞑想にも取り組むことにしたのです。
参考ページ:夫に不満をどう伝える?手紙の書き方について詳しく解説
改善のための行動をとる
瞑想やウォーキングなど、様々な方法に取り組んだ結果、少しずつ精神的な健康が回復しました。そして、夫に対して手紙を書くようにし、何度も添削を受けながら納得のいく内容に仕上げることもできたと思います。
勇気を出して夫に手紙を渡し、読んでもらいました。夫がどう感じたのかはわかりませんが、少なくとも暴言が減ったと思います。手紙に対しては何もコメントしてきません。これからも、自分のメンタルをさらに回復させつつ、夫に対して自分の心情や変えてほしい要望を伝え続けていきたいと思っています。
まとめ
今回は、夫の帰宅で動悸がするという場合の理由や改善策についてお伝えしました。その他、夫婦関係を改善するためのノウハウは専用ニュースレターで公開しています。
よくあるご質問
ここでは『夫が帰宅すると動悸がする』について、よくある質問をQ&A形式でお答えしていきます。
夫に言われた暴言で傷つく
【Question】
以前、夫から言われた暴言で傷ついています。夫が怒るとき、しばしばひどい言葉を投げかけられ、その言葉が頭から離れず、日常生活でも突然不安に襲われることがあります。夜も眠れず、夫の帰宅前は動悸がします。
私はもう傷つきたくないので、夫に対して何も言えなくなってしまいます。自分の意見を伝えることが怖くなり、夫の機嫌を損ねないように常に気を遣う日々が続いています。
【Answer】
そのような状態にあると、非常にしんどいですよね。1番は自分の精神的な健康面を回復させることです。その上で、ご主人に対して改善することを促していきましょう。ただ、直ぐにご主人に対して働きかけることは難しいと思うので、今は自分の精神的な健康面の回復に時間を割くようにしていきましょう。
参考ページ:夫に言われた暴言が忘れられない!気持ちを切り替えるには?
帰宅後、家事のことで怒る
【Question】
夫が帰宅後に家事のことで文句や時に怒鳴ったりします。家が完璧に整っていないとすぐに怒り、例えば掃除や料理が少しでも自分の思ったような形でなければ、厳しい言葉を浴びせられます。
できる限り家事を頑張っているつもりですが、夫の基準に達するとは思えず、毎日プレッシャーに押しつぶされそうです。このままでは私は疲れ果て、離婚になってしまうのではないかと不安です。
【Answer】
家事のことで、あれこれ細かく言われると、精神的にも疲れてしまいますよね。今すぐどうこうする事が難しくても、一度、手紙などで家事のことについて取り上げても良いかもしれません。夫の基準を満たすことが難しいこと、自分は全力でやっていること、お互いが納得できる点を見つけていきたいところなど、伝えることができないか検討してみてください。また、下記の内容も参考にしてもらうと良いと思います。